滝沢カレンが誘う、私たちの“クワイエットラグジュアリー”
名乗らなくても、ひと目でわかり、ブランドロゴに頼らず、普遍かつ不変の品格を備えた「静かな贅沢」……それが、話題の「クワイエットラグジュエリー」。これから目指す、おしゃれのありかたや姿勢、モノを選び身に纏うときの理念。最新ワードローブに託して、改めて考えていきます。
1|日常と特別な時間の境目をシームレスに。心と時間を自由にすること
〝THE ROW〟のフィロソフィーは、昼と夜の境を軽やかに超える服。シンプルなシャツワンピースに、シルクの襟が艶めくタキシードコートをはおるだけで、特別な夜の装いに。一日のどの時間もどの予定も自信が持てる、美しい服。あらゆる壁や制約から解き放ち、忙しい私たちを満たし豊かにしてくれるのは、きっとこんなワードローブ。
コート¥1,008,700・ワンピース¥262,900・バッグ[23.5×31.5×19]¥625,900・靴[0.5]¥215,600(ザ・ロウ・ジャパン〈THE ROW〉) ピアス¥26,400・リング[3連]¥33,000(ブランイリス トーキョー〈ブランイリス〉)
2|見極める目、選ぶ感覚、身に纏う思考。知性こそがセンス
シンプル美の追求をうたうブランドの筆頭は〝ジル サンダー〟。なかでも「ワードローブ」コレクションは、完成度が高いクリーンでモダンな服を提案し続けるこのブランドの真髄。タイムレスなシグネチャーアイテムのみで構成され、季節を問わず常に展開。繊細でニュートラルなカラーリングに彩られた、消費されない永久の美意識。パーフェクトなラインナップのなかで何を選ぶか、どう着るかは自分に委ねられている。知性と感性を育んでくれる服がここにある。
ニット¥247,500・シャツ¥148,500・パンツ¥140,800・バッグ[8.5×22×8.5]¥206,800・ピアス¥75,900(ジルサンダージャパン〈ジル サンダー バイ ルーシー アンドルーク・メイヤー〉)
3|これさえあれば、と信じられる静かで強い美しさを究めていること
あえて異なる素材のピースを組み合わせて、ブラックジャケットの着こなしを饒舌で奥行きのある印象に。丁寧なものづくりと高い技術で、究極のクリーンさと快適な着心地を両立している点も秀逸。シンプルゆえに着る人の内面の豊かさが問われる、研ぎ澄まされたデザイン。特別な日のためではなく、日常のための上質な服。それが私たちの「クワイエットラグジュアリー」。
ジャケット¥360,800・カットソー¥77,000・パンツ¥140,800・バッグ[10×29×9]¥217,800・ピアス¥125,400(ジルサンダージャパン〈ジル サンダーバイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー〉)
ザ・ロウ・ジャパン〈THE ROW〉 TEL:03-4400-2656
ジルサンダージャパン〈JIL SANDER〉 TEL:0120-919-256
●この特集で使用した商品の価格はすべて、税込価格です。
●文中の[ ]内の数字はバッグのサイズ[縦×横×マチ]、靴の[ヒールの高さ]を表し、単位はcmです。
2024年Oggi3月号「かっこいいお姉さんのネオベーシック考」より
撮影/生田昌士(hannah) スタイリスト/川上さやか ヘア&メイク/笹本恭平(ilumini.) モデル/滝沢カレン(Oggi専属) 撮影協力/バックグラウンズファクトリー 構成/須藤由美
再構成/Oggi.jp編集部