今、Oggi世代が気になる〝キャラ立ち〟インフルエンサーはこの人!
埋もれたくない、なんならちょっぴり目立っても! が、今の時代に生きる私たちの本音。ますます多様性が顕著になる時代、働き方やおしゃれ、そして生き方も、人と同じじゃつまらない! センスよく自己プロデュースするためのあれこれ、公開します。
俳優から起業家に転身と、華やかで異色の経歴! 山賀琴子さん
山賀琴子(やまが・ことこ)
1995年、北海道生まれ。2015年ミス青山グランプリに選ばれると、たちまち話題に。女優を経て、現在はモデルとして活動する傍ら、会社を設立しアクセサリーブランド〝エネルシア〟のディレクターを務める。
KOTOKO’s History
1995:北海道にて誕生!
1月の北海道というとーっても寒い環境で、3人きょうだいの末っ子として生まれました。めちゃくちゃ活発な兄と姉の影響からか、小さいころからおてんばもいいところ! (笑)
2005:イギリスでサマースクールを体験
小学生のときに初めてひとりで海外へ。オーストラリアに行ったのですが、子供ながらに文化の違いに感動して。それから中学3年生までは毎年夏休みはイギリスで過ごしていました。そんな経験もあり小学生のときにイギリスの中学受験をしたんですが、結果は不合格…! ここで人生最初の挫折を味わうことに。
2007:中学時代は寮生活
家から離れたところにある中高一貫の女子校に入学、寮生活をしていました。ですが… ルールや上下関係がとっても厳しく、多感な時期だったこともあり、高校で別の学校に再受験をし、地元に戻ることに。
2010:高校では勉強漬け!
特進コースに入学したので、朝から夜まで勉強する日々…。楽しみがあまりなかった中で、ギャルに憧れていた私は身だしなみを少しずつ崩していきやんちゃガールに… (笑)。
2013:大学進学を機に東京へ上京
行きたかった大学が別にあったんですけど、落ちてしまいここで第二の挫折。でも結果として、青山学院大学で大正解! 勉強をしながらも、息抜きに海外旅行に行きまくっていました!
2015:日本最大級のミスコンテストでグランプリに
大学時代に何かやり遂げたいと思い、ミスコンに参加。イベントに出たり、毎日SNSに投稿したり、地道な活動をコツコツと続けていました。グランプリを獲得してからは、環境がガラリと変わり、私にとっての大きなターニングポイントに! 出場者のみんなとは今も大の仲良し。
2016:俳優デビュー
ミスコンをきっかけに大手プロダクションから声をかけていただき、俳優の道に進むことに。デビュー作はなんと、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』。その後、月9にも出演。
2018:事務所を退所し、北海道に帰る
2年半がむしゃらに俳優業を頑張ってきたのですが、どうも体がなじめず…。気持ちが落ち込む前にすぱっと「やめよう!」と思い退社を決意。地元・北海道で休養をすることに。
2020:再び東京へ! 起業家・モデルとして活躍
北海道で「自分の好きなもの」を見つめ直したのちに、ジュエリーの道に進むことを決意。自己表現をする場所もつくりたいという想いから、自分の会社を設立し東京へカムバック!
Oggi専属アンバサダーに就任! 山賀琴子さんインタビュー
自分の心が躍ることに素直に従っているだけ
一度俳優の道を選んだときから、自分はこれから何かを通して自己表現していく人生を歩んでいくんだなと、覚悟したのを覚えています。そのルーツを辿ると、やっぱり中学生までの多感な時期に経験した海外生活にあるんじゃないかなと思うんです。
いろんな国の人たちと関わる中で、ありのままの自分を隠さず出すことが「かっこいい」と思ったし、すごく楽しかった。今の性格を形成するうえでとても重要な経験でしたね。
その経験をフルで活かせたなと感じたのが大学のミスコン。周りは清楚な見た目の子ばかりだった中、こんがり焼けた肌と強めのアイメイクで参加をし、今でも「あれは浮いてたよね」って言われることもあるくらい異色だったようですが(笑)、自分を貫くことで人の記憶に残るんだということを知ったんです。
自分のことが大好き。だからこそキャラが立つんだと思う
それらの経験を経て、今私は自分が大好き。というより、自分を貫くためにも好きでいなくては!と思っています。そのためには〝好きでいる努力〟も惜しみなくしているつもり。
小さな目標を達成し続けて成功体験を積み重ねていったり、心が躍ることに飛び込んで自分を伸び伸びさせてあげたり。最近よくSNSで「琴子さんはどうやって自信をつけているんですか?」と聞かれるのですが、これが答えです。
あとは、人に見られるということもすごく大事な気がしていて。人に会うために街に出て、いろんな刺激を受けて、自分をシャキッとさせるようにしています。
〝人生は短い〟と思えば、決断に躊躇してられない
人生って長いようですごく短いと思っています。なので「これちょっと違うな…」と思うことは早めに見切って、自分の〝好き〟がどこにあるかを探りたいんです。
ジュエリーが好きだから自分でつくりたい、と気づけたのも役者をやめたから。好きを貫き通した先に自分のスタイルが見つかると思うので、興味があることにはとりあえずトライする精神を、今でも大切にしています。
自分のスタイルが確立してからは、怖いものもなくなって、変化もどんと来い!って感じ(笑)。ドキドキワクワクしながら、これからも前に進んでいきたいなと思います。
気品のあるオーラと抜群のスタイルが持ち味!
山賀琴子の〝キャラ〟をつくる3つのキーワード
1. ヘルシー
見た目はもちろん、中身も健康でありたいと常に思っています。最近は薄れてきましたが、「細ければ細いほど美しい!」みたいな考えが好きじゃないので体づくりをすごく大切にしています。また太陽も大好きで、日焼けも恐れません!
2. シンプル
常に頭の中は超シンプル。自分がやりたいか、やりたくないかの二択で生きています。自分のことがすごく好きなので、甘やかすという意味ではなく、自分に正直でいたいんです。思えば、ファッションもシンプルが好き!
3. 海外
小さいころから海外の文化に触れてきたこともあって、ファッションもマインドも大きな影響を受けていると思います。どの国に行っても、新しい刺激を受けられるのが好き。今でも年に5回以上は海外旅行をしています。
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衣装/本人私物
2024年Oggi2月号「きれいめシンプル派だって『キャラ立ち』が必要です♡」より
撮影/三瓶康友 ヘア&メイク/岡田知子(TRON) 構成/大椙麻未
再構成/Oggi.jp編集部