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FASHION

2023.09.29

トップスやボトムの「裾幅」って何? 正しい測り方やトレンドをスタイリストが紐解きます

スタイリングの印象を大きく左右する裾幅(すそはば)。トップス、ボトム、ワンピースなどの裾幅は、どこをさし、どのように測るのでしょうか? アイテムごとの正しい測り方や裾幅のトレンドについて、スタイリストが解説します!

【スタイリストが解説】裾幅とは?

ワイドパンツとスキニーパンツの違いからもわかるように、裾幅はシルエット全体に影響を及ぼし、印象を大きく左右するサイズ。そんな裾幅の正しい位置や測り方、トレンドについて、スタイリスト・城長さくらさんに聞きました。

裾幅の読み方と場所

裾幅の場所
(c)Adobe Stock

「裾幅とは『すそはば』と読み、平置きした衣類の下端の横幅をさします。パンツの場合は片足で測ります」(スタイリスト・城長さくらさん 以下「」同)

裾幅と裾まわりの違い

裾幅と裾まわりの違い
(c)Adobe Stock

「裾幅は衣類を平置きにして測った下端の横幅のこと。一方、裾まわりは裾をぐるりと一周測った長さをさします」

【アイテム別】裾幅の測り方

正しい裾幅の測り方を、パンツ、スカート、ワンピースといったアイテムごとにご紹介します。

パンツの測り方

「パンツを平置きにした状態で、裾の端から端までを一直線にメジャーや定規で測ります」

スカートの測り方

「スカートを平置きし、縦半分に折ります。シワをピンッと伸ばし、裾の横の長さを測り、その数値を2倍にします」

ワンピースの測り方

「スカート同様、平置きで縦に半分に折りった状態で裾の横の長さを測り、2倍にします」

ジャケットの測り方

「ジャケットを平置きし、前ボタンをすべて閉めた状態で裾の横の長さを測ります」

裾幅にもトレンドがある!

裾幅にもトレンドがある
(c)Adobe Stock

「パンツで裾幅が広いものはワイドパンツ、狭いものはスキニーパンツ。スカートの場合、裾幅が広いものはフレアスカート、狭いものはタイトスカートとなり、トレンドによって裾幅も大きく変わります。

トップス、パンツ、スカート、ワンピースいずれも裾幅が広くなればシルエットにゆとりが生まれ、リラックスしたカジュアルめな装いに。裾幅が狭いとタイトな服になるため、きちんとした印象になることが多いです。ただし、ハリのあるスカートやワンピースの場合は、裾幅が広いと構築的でドラマティックなシルエットが生まれます」

トップスは裾幅広めがトレンド

トップスは裾幅広めがトレンド

「ここ数年のトップスは、ピタッと体にフィットするものより、バスト付近から裾にかけて緩やかに広がるワイドシルエットがトレンドです」

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ワイドパンツは「太すぎない」ものをセレクト

ワイドパンツは「太すぎない」ものをセレクト

「人気継続中のワイドパンツもシーズンごとにシルエットが微妙に変わっています。最近は数年前に比べると裾幅がやや狭いタイプが増えてきました。裾幅が広すぎるとシルエットがもたついたり、歩きずらかったりすることもあるので、自分にとって程よい太さを探してください」

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最後に

トップス、ボトム、アウターなどすべての衣類に関係する裾幅。裾幅の違いによって印象や着心地も変わってくるので、正しい位置や測り方を理解し、コーディネートに役立てましょう。

城長さくら

監修者:スタイリスト 城長さくら

スタイリスト・望月律子氏に師事し、独立。シンプルなアイテムを色やシルエットの組み合わせでおしゃれに味つけするスタイリングで人気上昇中! 現在は『Oggi』などの女性誌や広告、カタログなどで活躍の場を広げている。Instagram(@shiroosa)では日々のスタイリングを公開中。おしゃれのヒントが詰まった投稿はどれも見逃せない。

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