【編集長 滝沢カレン】初めての歌舞伎体験でタイムスリップ!?
滝沢カレンさん「実は… 歌舞伎を観劇した翌日、頭の中が江戸時代にタイムスリップしちゃって。ラジオでふと『お伝えいたしやす』って言葉が出ちゃったんですよ。そういうことってあるでしょうか?」
松本幸四郎さん「(笑)… 日常生活で『そうでござる』みたいな? それはないよ」
初めての歌舞伎に聞きたいことが次々とあふれ出し、思わずこんな質問も…。
Oggi専属モデルの滝沢カレンさんが対談するお相手は、歌舞伎俳優の松本幸四郎さん。歌舞伎初体験の滝沢さんが魅力を伝えるべく、体当たり取材をしてきました!
編集長としてカルチャーページ企画
実はこれ、企画・出演・取材のすべてを彼女が担ったOggi4月号の特集「編集長 滝沢カレン」の一部。ファッション、カルチャーなどのページを、カレン編集長が斬新な発想とユニークなカレン語満載で責任編集しています。思わずクスっと笑えるカレンワールドが人気となり「編集長 滝沢カレン」企画は、2021年10月号、2022年7月号に続いて、第3号目となりました。
今回、カルチャーページで取り上げた歌舞伎は、カレン編集長が最近気になって仕方がなかったことのひとつだそう。
「去年ごろから“いま”をつくる“過去”に興味がでてきてしまったんですよね。これは誰がつくって、最初はどんな形をしていたのだろう…。なぜ? なぜ? って」
歌舞伎座で幸四郎さん主演の『通し狂言 十六夜清心(いざよいせいしん)』を観劇後、その想いがいっそう増すことに。
取材では、カレン編集長が「歌舞伎の演目って実話なんですか?」「白髪を振り乱す(獅子の毛振り)人や、隈取りした人が必ず出てくると思っていました」… と、ちょっと恥ずかしくて気が引けるような質問や感想を素直にぶつけますが、幸四郎さんは丁寧に応えてくださり、また歌舞伎の面白さを分かりやすく解説してくださいました。編集長はその魅力にハマっていきます。
「おっ、気づいていただきましたか」(松本幸四郎さん)
特にカレン編集長が、一番びっくりしたというのが、「声」。幸四郎さんが同じ役柄でも場面ごとに声のトーンがガラっと変化したことを聞かれると、「お! 気づいていただきましたか」と、驚いた様子に。
「今回演じた清心は、簡単に言うと悲劇の男が汚いことに手を染めて悪人になっていくというものなので、その演じ分けを『声』でも楽しんでいただくというのが特徴のお芝居なんです」
歌舞伎の特徴的な「声」については…
「歌舞伎は『歌』という漢字が入っているだけあって、音楽的な要素が強い演劇。そういう意味では台詞もただただリアルにしゃべるというよりはひとつの“楽器”として使い、演じる人の気持ちを表現しているんです」
歌舞伎の奥深さを少し知ることができたカレン編集長。取材の最後には、幸四郎さん自ら、立廻りのお稽古をつけてくれるというサービスも!
編集後記には、「歌舞伎のことをあまりに知らな過ぎて幸四郎さんに甘えた質問をいっぱい投げてしまった…」と少し反省気味の編集長でしたが、果たして歌舞伎の魅力を上手く読者に伝えることはできたのか?
体当たり取材 の様子は、Oggi4月号で。2月28日(火)発売です。