【Oggi10月号】編集長・滝沢カレンが選んだテーマは「絵画」
テーマは、頭に浮かんだことなら何でもOK。そんな自由すぎるページを任されたのは、モデルでタレントの滝沢カレンさん。Oggi専属モデルも務める滝沢さんが編集長に就任し、新企画「編集長・滝沢カレン」で16ページ丸ごと、企画から構成、取材、執筆までを担当してくれました。
滝沢さんといえば、そのユーモラスな「言葉選び」でバラエティ番組などに引っ張りだこですが、Oggi誌面でも、これまで短歌連載や料理レシピ解説で、その唯一無二の世界観を披露してきました。そんな滝沢さんが、新編集長となって選んだテーマは、「絵画」。知識はほぼ素人と本人が言うテーマですが、なぜ?
「名前は知っていたり、好きな気持ちはあるのに、実は知らない… 私にとって“アート”はまさにそんな世界でした。人は、知らないことをそのままにしても生きていけます。でも、この歳になって知ることって楽しい。それを伝えたかったんです」(滝沢さん)
世界の名だたる絵画が次々と…
企画は、滝沢編集長が以前から気になっていた世界の名画6点を選び、一枚の絵から縦横無尽に妄想をふくらませ、独自の物語を作り上げていくというもの。
例えば、冒頭のクロード・モネの名画『散歩、日傘をさす女性』は、こんな感じ。
<タイトル:いつだって方向音痴>
「お母ちゃん、ここどこ? 今日は新しくできたお菓子屋さんに連れていってくれるんでしょ」「きっともう着くわよ」。
自信満々に久しぶりに顔を上げるとお菓子屋さんを目指して自宅を出たものの、気がつくと聞いたことのない小丘な原っぱにいた。そして振り向くと、町はだいぶ下にみえている。子は、またか、という唖然さを隠しきれずに町を眺めている。
<中略>おっちょこちょいながらも、優しい母を見守る坊やが癒やしの僕とも名が高い絵。地図ができたのはこの時代のもっともっと後のことだった」
モネの名画も滝沢編集長の手にかかると衝撃! の物語に様変わり。これだけでない、世界の名だたる名画が次々と奇想天外なカレンワールドに変わっていきます。こんな絵画体験、初めてかもしれません。
だれも予測不能! 想像の斜め上行く16ページ
「編集長・滝沢カレン」にはほかにも、本人が撮影した空の写真で物語を作ったり、大好きな海苔でいろいろな具材を巻いてみたり、クロワッサンの食べ比べ企画だったりと、こちらも予測不可能な展開に。そのすべてが想像の斜め上を勢いよく飛んでいくセンスに、編集部も圧倒される16ページに仕上がっています!
「やりたい企画が山のようにある」という滝沢編集長。巻末には(しっかり?)次号予告まで作っていましたから、まさかの連載化があるかも。めくるめくカレンワールドは『Oggi10月号』をチェック! 8月27日(金)発売です。