川上さやかさんのプライベートライフをチェック!
人気スタイリスト 川上さやかさんの、日々大切にしていること&お気に入りアイテムが気になる! 近況を詳しく教えてもらいました。
1|小物だけはキュン♡ とする感覚を頼りに選んでいます
編集部:川上さんのおしゃれって本当に明快で理論が一貫していますよね。「これはビビっときた!」みたいな、感覚的に選んじゃうものってないんですか?
川上さん:あんまり服でそわそわしたくないから、面積が大きい服ではないかも。その点小物に関してはほとんど感覚! 見た瞬間に「これ、かわいい~♡」って思ったものだけしか手に取りませんね。服が極めてベーシックだから、唯一盛り上げ役を務めてくれる存在でもあって。
編集部:そういえば、プレーンなバッグとかスキンジュエリーを身につけている印象がまったくないです!
川上さん:そうですよね(笑)。「コレどこで買ったの?」と各所からツッコまれる、変わったデザインのものが多いかも。それもこれも、昔〝セリーヌ〟のクリエイティブ・ディレクターを務めていたフィービー・ファイロの影響が大きくて。シンプルな服に小物でハズすというのは、彼女のコレクションを見て学んだ気がします。
▲登場回数も多い〝セリーヌ〟のバングル。
▲「これいったい何が入るの?」って自分でもツッコみたくなる〝PALOMA WOOL〟のビーズバッグ。
▲最近きゅん♡ とした〝ジル サンダー〟のモコモコブーツ。
大きな影響を受けた、フィービー・ファイロ
2008年から2018年の約10年間にわたり、〝セリーヌ〟のクリエイティブ・ディレクターを務めたフィービー・ファイロ。自らの名前を冠したブランドを立ち上げ予定。
2|ストック癖があるもので… サイズが合うものは迷わず色違いで購入
編集部:私は6年前から川上さんとご一緒させていただいていますが、本当に体形がお変わりないですよね。
川上さん:いやいや、変わってる! 変わってる!(笑) 自分の体形に合って「これは一生ものの名品だ!」と思って着ていたものも、急に合わなくなる日がくるんだなって、ここ数年ですごく実感するようになってきましたよ。だから、常にベストサイズのベーシック服は探し続けているかなぁ。
編集部:そういえば、よく川上さん「一生ものの服はない」っておっしゃいますもんね。
川上さん:154cmと身長が低いということもあって、スタイルがきれいに見える服と出合えたら、それはもう運命! もう二度と出合えないかも… と思ったら、ベーシックなカラーに限り一気に色違いで数枚購入することもありますね。
▲愛用している〝アパルトモン〟のニットは、定番カラーを買い揃え。
▲丈を詰めるとシルエットが変わってしまうパンツ。身長154cmの私にとってちょうどいい長さだった〝ロエフ〟のパンツは、カーキとホワイトの2色買いしました。
3|インプットはミラノのファッションスナップ。ひとり旅で頭の中をリセット
編集部:川上さんのスタイルを築くうえで参考にしている方はいるんですか?
川上さん:そうですね、スタイリストのJulie Pelipasとか、クリエイターのElnaz Tanaz Golnaz Hakkakとか。あとは世界の4大ファッションコレクションの中でもミラノをよくチェックしています。あのドライで女っぽい感じがすごく好みで、ピンタレストを見ながらコーディネートイメージを考えることもしょっちゅう!
編集部:なるほど。さっそくインスタフォローしておきます! 話は全然変わるんですが、そういえばこの前もまたひとり旅されてましたね(笑)。どうやって行き先を決めてるんですか?
川上さん:旅で頭の中をリセットしてリフレッシュしないとパンクしちゃいそうで(笑)。行き先は泊まってみたい宿をベースに選んでますね! 金沢とか京都に行くことが多いかも。
▲自然体なのにおしゃれなセシリー&アマリー・ムスガード姉妹
▲スタイリストでもあり編集者でもあるジュリー・ペリパスは抜け感づくりの名手。
▲イメージソース探しに愛用しているピンタレスト。ホームフィードにでてくるものはベーシックな色の服を着た海外スナップばかり。
▲ひとり旅ではあまり写真を撮らなくて…。何をするでもなく、本当にのんびり過ごしています。年に4回ほど行けるのが理想ですね。
●この特集で使用した商品の価格はすべて、税込み価格です。価格表記のないアイテムは本人私物です。
●掲載した本人の私物は現在、取り扱いのない商品もありますので、ご了承ください。また、各ブランド・店舗への直接のお問い合わせはご遠慮ください。
2023年Oggi2月号「Oggiスタイリストの冬のおしゃれワザ、見せて!」より
撮影/須藤敬一(人物)、魚地武大(TENT/静物) ヘア&メイク/YUMBOU(ilumini.) 構成/大椙麻未
再構成/Oggi.jp編集部
スタイリスト 川上さやか(かわかみ・さやか)
大手都市銀行に7年間勤めた後スタイリストに転身。シンプルでベーシックなアイテムを基本に知的で品のよいファッションを得意とする。リアルな視点と着こなしのポイントが明快なファッション理論の持ち主。Oggiではたびたび自らの名を冠する特集が組まれるほど。