セットの仕方が変わるパーマの種類から確認
パーマは主に2種類ある
パーマは大きく分けると、熱を使用しない「コールドパーマ」と、熱を使用する「ホットパーマ」に分類することができます。
熱を使用しないコールドパーマは、髪が濡れているとき一番ウェーブ感が強くなり、髪が乾くとウェーブ感は弱まります。
一方、熱を使用するホットパーマはコールドパーマと逆で、濡れている状態よりも乾かした後のほうがカール感が強く出るのが特徴。
あなたがどちらのパーマを当てているかでおすすめのセット方法が変わるため、まずは自分がコールドパーマなのかホットパーマなのかを確認しておきましょう。
パーマを長持ちさせる重要な3つのコツ! 取れかけたパーマを復活させるテクニックも
【熱を使わないパーマ】基本的なセット手順
髪を濡らしてウェーブを出す
コールドパーマは先述した通り、濡れている状態がもっともウェーブ感が出ます。そのため、セットする際はウェーブ感を復活させるため一度髪を霧吹きなどで濡らしましょう。
スタイリング剤をカール部分につける
次にスタイリング剤を濡れた髪になじませます。
おすすめはパーマ用のムース。髪が濡れている状態のウェーブに、ムースをもみ込んでいきます。この状態のカール感がちょうどよければ、そのまま自然乾燥でOKです。
毛先を丸めながら乾かす
カールをもう少しふんわりさせたい場合は最後、ドライヤーで髪を乾かしていきます。
乾かし方は、毛先を内側に丸めるようにすること。強風ではなく弱風にし、徐々に髪が乾いてきたら毛先を揉み込むように持ち上げながら形を整えていきましょう。
【熱を使うパーマ】基本的なセット手順
髪を濡らしてクセを取る
ホットパーマの場合も、髪のクセを取るために一度霧吹きなどで濡らすのをおすすめします。
髪の内側中心に水を吹きかけて、内側全体がしっとりするくらいにしましょう。
髪をねじりながら乾かす
次に髪を乾かしていきます。
このときのポイントは、髪を指に巻き付けるようにしながらくるくるとねじって乾かすこと。ねじりながら乾かす→熱を冷ますという手順で、ウェーブがきれいに再現します。
スタイリング剤をつけてバランスを整える
ウェーブ感が復活してきたら、ワックスやヘアクリームを使いスタイリングしていきます。
スタイリング剤のつけ方ポイントは、髪の内側からウェーブを崩すイメージで塗布すること。髪表面につけすぎると、重みでウェーブが伸びてしまう可能性があります。
くしゅくしゅと内側から揉み込むようにして付け、カール感を調整してみて。
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柔らかパーマのセット方法
こちらはヘアアイロンで巻いたような質感が特徴の、低温デジタルパーマ。リバースとフォワードを交互に施した縦巻きのミックスです。
スタイリングは簡単。
まずパーマのかかっている髪の中間〜毛先を濡らしたら、ゴルフボールほどの大きさのトリートメントムースを髪全体に揉み込みます。
そのまま自然乾燥させて、最後は少量のオイルを重ねパサつきを抑えるだけ。
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束感あるS字パーマのセット方法
こちらは、中間くらいのロッドでS字になるよう角度調整しながら巻いたパーマ。ツヤ感と束感のある仕上がりにセットし、華やかさを出していきます。
まずは根元を中心に8割ほど髪を乾かします。乾かす際は毛先を外側にねじりながら。上中下と3つに分けてねじることで、程よく束感のある仕上がりになり洒落感が出ます。
最後はしっとりタイプのオイルを塗布。手に伸ばしたら毛先〜中間〜顔まわり〜耳後ろ〜根元〜表面の順に付けてツヤ感を出しましょう。
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トレンド感ある強めパーマのセット方法
こちらは13mmのロッドをメインに強めの平巻きでかけたパーマ。動きが出にくい硬毛さんや広がりやすい多毛さんにおすすめのデザインです。
セット方法はまず毛先を水で濡らすところから。その後、ワックスとオイルを混ぜたものを毛先にクシュッと揉み込むように塗布します。
ワックスだけではまとまりにくくなるので、オイルをミックスするのがポイント。毛量が多い人やツヤ感がほしい人は、さらにオイルをプラスしましょう。
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レトロな雰囲気の強めパーマのセット方法
こちらはセミロングヘアの強めカール。顔まわりを10mmのロッドで横巻き、全体を14〜15mmで毛先から3回巻き、前髪を12mmで強めのカールを出しています。
スタイリングはまず髪を濡らしてウェーブを復活させます。その後顔まわりを中心に、毛先を包み込むようにしてオイルを塗布し乾かしましょう。乾いたらブラシで軽くほぐし、軽めのワックスをパーマに揉み込んで完成です。