真冬の寒さを乗り切るコーデポイントは?
凍てつくような真冬の寒さをしのぐには、完全防寒が必要。でも、寒いからといっていろいろ着こみすぎると、まるいシルエットで洒落感ゼロ…なんてことに。
着膨れしがちなコートコーデをおしゃれに着こなすには、以下のようなポイントを意識してみましょう。
1|カシミヤやウールなど、コート自体を保温性に優れた素材のものを選ぶ
2|ストールやタートルネック、アームウォーマーなどあたたかアイテムを上手に使う
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3|重く見えるときは色やシルエットでコーデを軽やかに見せる
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真冬のコートはどんな素材を選ぶべき?
まずはどんな素材が使われているコートがあたたかいのかチェックしてみましょう。真冬の非常に寒い日を乗り切るためのコートをお探しの方は、ここご紹介する素材がコートに使用されているかどうか見てみるとGood!
カシミヤ
「カシミアの原料は、中国やモンゴル、イランなど気候が厳しい環境で生息している、カシミア山羊の毛。カシミア山羊は全身を剛毛で覆われていますが、その下にある、細かくてやわらかい産毛のみを刈り取ります」(スタイリスト・城長さくらさん 以下「」同)
「繊維がとても細く、多くの繊維を束ねてできあがるカシミアの生地は空気を多く含むため、保温性や保湿性に優れています。また、外気を遮断し、放熱を抑えてくれるという特性も」
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ウール
「ウールの一般的な原料は羊毛です。羊の毛を刈り取り紡いだものがウール糸。中でも『メリノ種』と言う羊の品種からつくられた『メリノウール』はとても上質で、ジャケットやコートなどに好んで使われています」(スタイリスト・城長さくらさん 以下「」同)
「ウールは毛と毛の間に空気を多く含むので暖かく、アウターやニットなど寒い時期のアイテムに使われることが多いですね」
「ウールは吸湿性にとても優れています。ウールというと冬の衣料を思い浮かべると思いますが、空気中の湿気を吸収し水分が蒸発するときに気化熱を奪うため、実は夏に着ても涼しく感じる素材なんですよ」
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アンゴラ
少しマイナーですが、アンゴラもあたたかい素材として知られています。アンゴラとはアンゴラウサギの毛で、繊維がとても細くなめらかな光沢を持つのが特徴です。ウールのような繊維に混ぜて使用されることが多く、あまり単体では使われないと言われています。アンゴラはとても軽く、保温性に優れています。
真冬に着たいあったかコートのコーデ例
どんなに寒くても、ただあたたかいコートを着るだけでなくおしゃれも楽しみたいのが乙女心。ここでは真冬に着たいあったかコートを使ったおしゃれコーデ例を紹介します。今季は、ボアコートやファーコートがトレンドです!
- キャメルボアコート×ブラウス×デニムパンツ
- ネイビーのファー付きコート×赤ニット×デニム
- モヘアシャギーコート×ニットパーカ×黒スキニーパンツ
- イエローのロングボアコート×グレーパンツ×ブルゾン
- ニュアンスカラーのロングコート×チュール素材スカート×タートルニット
- アイシーグレーのロングコート×グリーンニット×淡グリーンパンツ
- 淡パープルのコート×ニット×ブラウンのパンツ
- オレンジのノーカラーコート×黒ワンピース×ボウタイブラウス
- ブラウンコート×黒ブラウス×デニムパンツ
- グレーファーコート×黒ショートパンツ
- ブラウンコート×モヘアウールストール×白パンツ
- ブラウンロングコート×白パンツ×ブラウンプルオーバー
- グレンチェックコート×黒ニット×白プルオーバー
キャメルボアコート×ブラウス×デニムパンツ
リラクシーなゆったりスタイル。トレンドのビッグシルエットのボアコートは、はおるだけで抜群の洒落感が。キュッと目が詰まった上質なボアが大人のアウターとしてのリュクスさを後押ししてくれる。
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ネイビーのファー付きコート×赤ニット×デニム
ファー付きコートにデニムを合わせてトラッドに仕上げたコーディネート。幅広いシーンで大活躍なネイビーのミディコートには、赤のニットやブローチ使いで遊び心たっぷりにアレンジを。
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モヘアシャギーコート×ニットパーカ×黒スキニーパンツ
モヘアシャギーコートに、ニットパーカ、タートルカットソーを。たっぷりレイヤードした上半身に対し、ボトムは黒のスキニーパンツですっきりと。モノトーンはグレーを少量効かせるとマイルドに仕上がる。
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イエローのロングボアコート×グレーパンツ×ブルゾン
プードルみたいなふわふわボアのイエローコート。派手めかわいいアイテムは、ほかを辛くまとめるのがお約束。パンツとインをグレーでつなげてスマートに。
ニュアンスカラーのロングコート×チュール素材スカート×タートルニット
アイボリーなロングコートがあたたかく柔らかなムードを高める冬の着こなし。ボトムスにはあえてのチュール素材を選ぶことで、素材感のギャップがメリハリを生み、おしゃれ見えを約束。冬の街で埋もれがちなコート姿も、明るく軽やかな印象に。
冬こそチュールスカート!素材感のギャップがあるほど、おしゃれ見え
アイシーグレーのロングコート×グリーンニット×淡グリーンパンツ
品のあるアイシーグレーなら、ヘルシーなグリーンコーデもしっかり受け止めて大人顔に。白のタートルニットで抜け感を演出。
淡パープルのコート×ニット×ブラウンのパンツ
ニットやコート、ストールと、少しずつ色味をずらしたパープルを重ね、品のいいグラデーションを作成。ボトムはライトブラウンのワイドパンツを選び、自然なコントラストをつけて。
オレンジのノーカラーコート×黒ワンピース×ボウタイブラウス
モノトーンな着こなしにキャップやボウタイで遊び心を加え、コートにはオレンジカラーをオン。フレッシュさとエネルギッシュさを感じられる大人コーデの完成。
ブラウンコート×黒ブラウス×デニムパンツ
大きなボウタイブラウスをコートの下に着ると、モードな雰囲気がプラスされる! ボトムは黒のタックパンツでもいいけれど、カジュアルなデニムを選んで愛嬌をアップさせて。
グレーファーコート×黒ショートパンツ
ショートパンツとファーコートのコーデを、ニット帽ひとつで小粋に仕上げて。帽子の色はベーシックを選ぶのが◎。
きれいめ派もニット帽で着こなしをチャーミングに盛り上げたい♡
ブラウンコート×モヘアウールストール×白パンツ
ブラウンコートと白パンツの組み合わせには、巻くだけで洒落て見えるモヘアウールのストールを主役にオン。バッグと靴はイエローを投入し、こなれ感をアップさせて。
巻くだけで洒落て見える“スロー”のストールをコーデの主役に♡
ブラウンロングコート×白パンツ×ブラウンプルオーバー
重くなりがちなロングコートをコーデに採用するときは、ボトムとスニーカーを白でつなげて抜け感を作るのがコツ。色のトーンをつなげることで真冬のコーデが軽やかに。
グレンチェックコート×黒ニット×白プルオーバー
グレンチェックコートのインは黒のタートルニットを。カチューシャを合わせればトラッドな雰囲気で「大人可愛い」が楽しめる。
バッグもふわもこ素材を選んで冬気分を盛り上げて。
防寒最強のレディース真冬コートスタイル
おしゃれを諦めたくなるくらい寒い日もありますよね。そんなとき、おしゃれ上級者はどんなコートスタイルを楽しんでいるのでしょうか? ここでは防寒レベル最強ながら、冬のコートコーデをしっかり楽しむためのコーデ例とそのポイントを解説します。
- ダウンコート×ニットジレ×パンツ
- キャメル色のボアコート×白ニット×サックスブルーのサテンスカート
- 淡グレーのロングコート×淡いピンクニット×ダークブラウンのサテンスカート
- ライトブラウンコート×ニットカーディガン×ニットスカート
- 白コート×白ニットベージュスカート
- 黒コート×カシミアストール
- ダークグレーコート×グリーンストール×白デニム
- ベージュロングコート×白パンツ×黒プルオーバー
- グレーコート×大判ストール×アームウォーマー
- 白コート×白ニット×キャメルロングスカート
ダウンコート×ニットジレ×パンツ
ステッチレスのオーバーサイズダウンは、大人コーデに合わせやすいアウター。ダウンがあれば防寒力も格段にあがるはず! ニットのジレ・とろみパンツ・キャメル小物… 上品な冬のオールホワイト。アウターをあえてダウンにしてハズすのが今っぽい。
キャメル色のボアコート×白ニット×サックスブルーのサテンスカート
今季トレンドのボアコート。もこもこコートが導く暖かな着こなしを、サックスブルーのサテンスカートで切れ味よく! ネックレスでもブルーをリフレインすると、全体の完成度がぐっと高まる。
淡グレーのロングコート×淡いピンクニット×ダークブラウンのサテンスカート
オーバーサイズのニット×ナローフレアのサテンスカートの好バランスコーデには、Iラインがきれいに見えるノーカラーのロングコートが◎ タートルネック×ウールコートの2段重ねなら防寒力も◎
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ライトブラウンコート×ニットカーディガン×ニットスカート
ナチュラルなウォームさを感じる、穏やかなライトブラウン。大きめの襟がマフラーが割になるので、真冬にも大活躍。優し気のあるやわらかな色味がコーデ全体を包み込んでくれる。
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白コート×白ニットベージュスカート
暖かいのに華やかで大人可愛いホワイトコーデ。コートとローゲージニットを白、ボトムとバッグをベージュでまとめて。
黒コート×カシミアストール
シンプルなコーデにはリッチなストールを合わせるのがおすすめ。あたたかい上うっとりするほど極上の肌触りであるカシミアストールはブラウンを選んで。その他の服はいつもどおりシンプルベーシックに徹するのがポイント。
ダークグレーコート×グリーンストール×白デニム
ストールはちょっとくすんだ色出しのグリーンをチョイス。ダークトーンのコートに映えるようにオンして。アルパカ100%の素材だから、驚くほど軽くて暖かい。
“アソース メレ”のグリーンストールで冬のおしゃれにときめきを!
ベージュロングコート×白パンツ×黒プルオーバー
ロングコートと太めボトムのボリュームある組み合わせは、スニーカーでシルエットを変えて。いつものベーシックコーデが新鮮でおしゃれに早変わり。
グレーコート×大判ストール×アームウォーマー
真冬に向け、上質な大判ストールをプラスするのも一興。きれい色を選べば品よく大人っぽい雰囲気を壊さない。他にもアームウォーマーなどニット小物を加えて、真冬のおしゃれをあたたかく。
白コート×白ニット×キャメルロングスカート
真冬は白とキャメルの穏やかな配色の装いに。そこへあえてスポーティな靴をぶつけるのが簡単かつ高度なテクニック。ヘルシーさをキープしつつ、大人っぽいコーディネートを完成させて。
最後に
真冬に楽しみたいコートコーデ例を紹介しました。防寒とおしゃれの両立なんて無理! と思っていた方も、小洒落て見えるコートコーデのコツがわかってもらえたのではないでしょうか。
セレクトする色やアイテムの重ね方、小物の使い方次第で、冬もあたたかさをキープしたままおしゃれは可能です。寒くておしゃれを諦めたくなる日に、ぜひ参考にしてみてくださいね。