意外と知らない! 美容医療と美容整形の違い… 詳しく解説します【美容外科医 塩満恵子】 | Oggi.jp
Oggi.jp

おしゃれもキャリアも。働く女性のWebメディア

line instagram TikTok X facebook search

フリーワードで検索

人気のキーワード

  1. トップ
  2. ビューティ
  3. feature(beauty)
  4. ビューティニュース
  5. 意外と知らない! 美容医療と美容整形の違い… 詳しく解説します【美容外科医 塩満恵子】

BEAUTY

2022.12.27

意外と知らない! 美容医療と美容整形の違い… 詳しく解説します【美容外科医 塩満恵子】

美容医療と美容整形はどのように違うの? と疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。今回は気になっているものの、意外と知らなかった美容医療と美容整形の違いや、それぞれの人気の施術、初心者におすすめの施術などについてもお伝えします。

美容外科医 塩満恵子

美容医療と美容整形の違いとは?

◆美容整形

美容整形は形を整えることで、主に美容外科で施術を行います。例えばヒアルロン酸で鼻筋を整える、顎をつくる、埋没で目を二重にする、たるみに対して糸リフトを入れて形を整えるなどの施術です。より身近なもので言うとボトックスやヒアルロン酸注入なども美容整形に当たります。

◆美容医療

そして美容医療は美容皮膚科系になります。例えば肌をキレイに整えるためのシミ消しレーザー、肌のトーンアップの施術、脱毛などが当たります。美容医療は一般皮膚科の治療とは異なり保険診療ではないので、使える薬の幅が広がり世界最先端の治療も可能です。そのため悩みに合わせた攻めの治療により結果が出やすいという利点も。ニキビ治療など含めて最初は勇気も必要、またコストもかかりますが、結果的に改善に向かい長い目でのコストが抑えられたという経験談も聞きます。

最近は美容医療を上手に取り入れて肌管理をしている人も多いですね。また、美容整形としてはYouTubeやSNSなどでクマとりや糸リフトなどを実際に行った人が赤裸々にレポートしているのを見てハードルが下がり、チャレンジする人も増えました。予防医療という言葉があるように、エイジングを見越して先に手を打っておくための施術やメンテナンスとして半年に1回のペースでボトックスやヒアルロン酸注入を受けにくる方も増えています。

カウンセリングする先生
(c)Shutterstock.com

美容医療の施術とは? クリニック専売品の化粧品も美容医療にあたる

先にもお伝えした通り、現在の美容医療での人気は肌管理。美容整形に少し抵抗がある方でも肌をキレイにすることには抵抗はないと思うので気軽に受けやすい分野です。今人気なのはダーマペンやリフトアップ目的のハイフです。

また、クリニック専売品の化粧品も美容医療の一つ。ドクターの診察後に販売するものなので、しっかりと悩みに対してアプローチできる処方になっており、自宅でも肌ケアができます。せっかく美容医療を受けたならば、ホームケア大切にしてほしいですね。クリニック専売品の化粧品でケアする人も増えています。

クリニック専売品の化粧品には様々なコースがあり、例えばゼオスキンなどの攻めのコースを選ぶと顔の皮むけなどのダウンタイムがあるものもあります。ただし、結果にも繋がりやすく、ニキビやシミ、毛穴などにアプローチしてくれます。そのため診察ではお悩みやダウンタイムについてもしっかりヒアリングします。ご自身が納得できるまで質問をし、しっかりと医師と話すことは大切です。

ほかにも、クリスタルトマトという原材料がトマトだけでつくられた美白成分が凝縮されたサプリなど内服に関する処方も美容医療に当たります。

美容整形の施術とは? 糸リフトはたるむ前に予防医療として行う人も多い

鼻を高くする、目を二重にするなどの美容整形はよく耳にされると思います。若い世代が行う方が多い施術は目元の埋没。医学的な観点で言うと美容整形の埋没は皮膚を伸ばす施術ではないのでアイプチをずっとしている方がまぶたがかぶれる、皮膚が伸びるなど悪影響を及ぼしてしまいます。そのため、目元を二重にする埋没施術の方が安全性が高くなります。

また、最近人気が出ているのは糸リフト。これはコラーゲンの糸をいれることで顔周りのたるみを引き上げつつ、コラーゲン生成の手助けするというもの。現状では、たるみがなくてもその状態をキープするため、肌の内部にコラーゲンを届けるためなどの予防医療目的として受ける人も多いです。この治療はみなさんが想像されるよりはダウンタイムが長くないのと、その後の肌治療の制限もほとんどないので、1回受けた方が1〜2年に1回、継続的に行うパターンが多い印象です。

皮膚は一回たるむと、どんどん重力に引っ張られてたるんできてしまい、シワも一度できると深くなる一方なのでボトックスや糸リフトで予防してあげるのも大切だと私は思います。まだ予防の段階でこれらの施術を行うと、軽めで済むのでナチュラルに仕上がる、緩やかなエイジングが叶う利点があります。そのため美容医療のみを行っているクリニックよりも美容整形含めた多数の施術メニューを行っているクリニックの方が患者さんに合わせた幅広い提案ができ、選択肢も増えるのでおすすめです。

カウンセリングする先生
(c)Shutterstock.com

初心者にとって、それぞれチャレンジしやすい施術は?

初めての美容医療にはハイフはチャレンジしやすい施術です。超音波で肌を引き上げる施術でダウンタイムもありません。施術中の痛みもほとんどなく、価格的にも負担が軽めで人気があります。クリニックのハイフはドクター、またはドクターの指示のもと看護師が当てていくため、エステのハイフとは温度の出力も異なりますし、施術中、術後のケアも安心できます。ただし美容医療は医療行為になるので多少のリスクも伴います。そのためちゃんとした医療機関でドクターに施術してもらうことをおすすめしています。

美容整形で初心者にとって受けやすい施術はボトックス。シワや小顔にアプローチするだけでなく、くいしばりや歯ぎしりをする人にとっても改善に繋がるので歯医者にすすめられて受ける方もいます。またボトックスは筋緊張をほぐす作用もあるので、肩こりで悩む方にも人気です。半年くらいで元に戻るので、効果を感じると継続される方も多いですね。

美容医療や美容外科のクリニックはたくさんあり、価格帯もさまざま。だた、初心者は値段だけで選ばないことをおすすめします。最初が肝心で初めての体験で結果がでないと、美容医療や美容整形のイメージが下がってしまう方もいます。最初は値段が少し高くても自分が納得でき、信じられるドクターに施術をしてもらいましょう。納得できなければカウンセリングだけで施術を受けずに帰ってもいいんです。そのためにも疑問や質問は遠慮なく医師に相談してください。また一度、施術を受けると、自分にあった施術がわかってくるので価格なども含めてご自身で検討できるようになっていくと思います。

塩満恵子さん

TOP画像/(c)Shutterstock.com

塩満先生

美容外科医 塩満恵子(しおみつ・けいこ)

大手美容外科院長を歴任し、2022年8月より渋谷に美容クリニックを開院。形成外科出身の確かな技術力と丁寧なカウンセリングに定評がある。日本語・中国語・英語の3ヶ国語を操り、プライベートでは2人のお子さんを育てるエレママ。

あわせて読みたい

Today’s Access Ranking

ランキング

2024.11.24

編集部のおすすめ Recommended

Follow Us!

Oggiの公式SNSで最新情報をゲット!

メールマガジン登録はこちら

最新記事のお知らせ、イベント、読者企画、豪華プレゼントなどへの応募情報をお届けします。

Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
【消費税の価格表記について】 記事内の価格は基本的に総額(税込)表記です。2021年4月以前の記事に関しては税抜表記の場合もあります。

Feature

スマートフォンプレビュー

LINE公式アカウント 友だち募集中

働くすべての女性に向けて、
今すぐ役立つ「ファッション」「ビューティ」「ライフスタイル」
情報をお届けします。