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2022.12.19

【天気の雑談力】トークのプロ×天気のプロが語る、“天気”が会話に生きる理由

出勤コーデやヘアスタイルの参考になるのはもちろん、ビジネスの場でのトークのきっかけにもなる「天気」。働く私たちにとって、今や「天気」は切っても切れない、毎日の関心事。いつでも、だれとでも、会話のきっかけがつかめる魔法のトピックス「天気の雑談力」を、トークのプロ、音楽連載でもおなじみのラジオDJ・サッシャさん(気象予報士“見習い”)がナビゲート!

トークのプロ×天気のプロによる、「天気の雑談力」対談!

数年にわたり、日本テレビ系『ズームイン!!サタデー』で共演していたおふたり。サッシャさんが気象予報士の資格試験を本格的に勉強するきっかけをつくったのは、実は杉江さんだったそう。

そんな実は師弟コンビ!? トークのプロ・サッシャさん&天気のプロ・杉江さんが語ります!

傘を持つ男性2人

気象予報士“見習い”!? ラジオDJ・サッシャさん(写真:左)
1976年生まれ、ドイツ・フランクフルト出身。日本語・ドイツ語・英語のトライリンガル。J-WAVE『STEP ONE』のナビゲーターをはじめとしたMC業のみならず、各種スポーツ実況などでも活躍。気象予報士になるべく、現在勉強中!

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気象予報士・杉江勇次さん(写真:右)
すぎえ・ゆうじ/1968年生まれ、千葉県出身。1995年に気象予報士の資格を取得し、1996年にウェザーマップに所属。主な出演番組に、日本テレビ系『ズームイン!!サタデー』『news every.サタデー』など。

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毎日の会話に“天気”が生きる理由とは?

サッシャさん(以下、サ):お久しぶりです! 今日はありがとうございます。

杉江さん(以下、杉):まさか天気の企画で再び共演できるとは! とてもうれしいです。

サ:杉江さんは僕の天気の師匠ですから! 『ズムサタ』の杉江さんのお天気コーナーがすごく面白くて、生放送の前後や合間にいつも天気の話を教えていただいて…。

杉:そんなに興味があるなら、気象予報士の試験を受けてみたら? って、声をかけたんですよね。

サ:ラジオやスポーツ実況で天気の話を扱うことは多いのに、僕は気象予報士ではないから受け売りの情報を伝えることしかできない。リスナーや視聴者のみなさんによりよいものを届けるために、気象予報士の資格に挑戦したいと、僕自身もずっと思っていたんです。だって、天気に一切関わりなく生きられる人なんていませんから。

天気が会話に生きるのは日本ならでは!

杉:特に日本は天気との関わりが密接。四季があって、さまざまな現象が起きて、北海道から沖縄まで多彩な気候の地域があって…。だから、天気の話を毎日の挨拶代わりにできるんだと思います。

「急に寒くなりましたね」とか「今日はいい天気ですね」なんて言葉から会話を始められるのって、日本ならではなんじゃないでしょうか?

サ:年中ずっと暑い土地だと「今日も暑いですね」という会話は成り立たない。天気のバリエーションが豊かだから、会話もナチュラルにふくらんでいくんですよね。

杉:同じ季節の中でも天候が決してフラットではなく、気温差が大きかったり、天気が日々コロコロと変わったりする… それも日本の特性。毎日、天気によって服装や持ち物が左右されるわけですから、だれしも興味を持ちますよね。

天気の話は聞きたくなるし自分も話したくなる

サ:僕、10歳でドイツから日本に来たとき、「日本のテレビ番組は、どうしてこんなに天気ニュースを何度も放送するんだろう」って子供ながら不思議だったんですよ。

杉:やっぱりドイツと日本では、天気ニュースは違いますか?

サ:日本のように地域ごと・時間ごとに細かく予報されないですし、そもそも天気ニュースをこんなに頻繁に流しませんね。でもそれはやっぱり日本とドイツで天気に対する意識がまったく違うから。家を出るときに傘が必要か、半袖にすべきか長袖にすべきか… 日本ではその小さな判断が健康管理、仕事でのパフォーマンスに直結してくる。だから、天気という存在を理解して知識をつけて、自分の味方にしたいと思うのでは。

杉:天気にまつわる昔ながらの知恵や観天望気が多いのも、そういった理由なんでしょうね。天気を知りたい、理解したいと思っている人がすごく多い。

サ:話を聞きたくなるし、自分もつい伝えたくなる。それが天気。天気の話を知っておくって、日常のコミュニケーションで大きな武器になりますよね!

※掲載した商品の価格は、1月号掲載時点(税込)のものです。

2023年Oggi1月号「天気の雑談力」より
構成/旧井菜月
再構成/Oggi.jp編集部

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