結婚祝い贈るなら何がベスト? 喜ばれるお祝いと正直困ってしまうお祝いが判明
仲の良い友人や職場の同僚からの結婚報告。何が欲しいか聞けるほど仲が良い友達ならいいけど、サプライズで贈りたいときや、お相手のことまで知らないときはお祝いに何か贈りたけど何が良いだろう…? と悩むことも多いですよね。
今回株式会社ウェブギフトが運営する「オフィスギフト」が、結婚祝いについてのアンケート調査を実施。実際にもらった結婚祝いの中でもらって嬉しかったお祝い、反対に困ってしまったお祝いについてのランキングを発表しました。実は贈りがちなあのお祝いは困るという声も…? そんな時はどういうギフトが良いかについても一緒に見ていきましょう。
もらって嬉しい結婚祝いTOP5は!?
「結婚祝いにもらって一番嬉しかったものは何ですか?」という質問に対して、155票という圧倒的な票を集め「お金」が1位に。次いで「家電」「カタログギフト」と続く結果に。意外と皆さん現金なんですね…。TOP5のそれぞれの意見についても見てみましょう。
第1位:お金
・自分たちに必要なものを購入できて無駄がないため。(30代・女性)
・金額がわかるのでお返しもしやすい。必要な物に使える(30代・女性)
・皆さんから頂いたお祝い金から返礼品を選ぶ事ができるため。(40代・女性)
多くの人が選んだ「お金」は、「必要なものを選んで買える」「内祝いの金額にも迷うことがない」といった理由から票を多く集めました。自分たちが欲しいものや実用的なものでないと、使うに使えないケースもあるよう…。そのため、「お金」の結婚祝いは本当に必要なものを購入できるほか、内祝いの金額に悩む手間も省けるというところから喜ばれやすいようです。
第2位:家電
・欲しかったブレンダーをもらいました。ブレンダーがあれば日々の料理に役立つと思いました。(40代・女性)
・自分で買うには後回しにしてしまいそうな優先順位の低い家電だけど生活が豊かになる家電をもらったので嬉しかったです。(20代・女性)
「家電」に関しては、「ホットプレート」「フライヤー」「ブレンダー」など、調理家電を中心にもらうと嬉しいという声が多数。特に「ブレンダー」は子どもが産まれた際に離乳食でも役立つため、喜ばれることが多いよう。また、何が欲しいか先に確認してくれることに好感を持っているといった意見も。
第3位:カタログギフト
・好みは人それぞれだと思うので、自分で選ぶことができて良かった。(40代・女性)
・惣菜やお酒、お菓子や日用品、調理器具などがあって、見ているだけでも楽しかったし、必要な物が選べた。(50代・女性)
「カタログギフト」は、お金と似た意見が多く「自分の好みのものを選ぶことができる」「カタログを見ているだけでも楽しい」といった理由でランクイン。また、最近のカタログギフトは旅行などの体験型のものを選べたり、Web版のものであれば手軽に注文できたりと、お金とは違って“選ぶ楽しみ”も喜ばれる要素のようです。
第4位:ペア食器・カップ
・毎日使うものだし、ペアなので夫婦で使えるから(30代・女性)
・友人が、縁起がいいと言われる富士山に見立てた夫婦茶碗を贈ってくれたから(30代・女性)
・ペア食器やマグの贈り物は、結婚初日からどうせ自分達で揃える必要のあるものなので、センスが合う人からの物だとすぐに使えるし記念になるし嬉しかったです。(30代・女性)
ペア食器・カップは、「毎日夫婦で使用できる」「毎日使う物なので見るたびに結婚式を思い出せる」といった理由でランクイン。センスのよいものや相手の好みのブランドであれば、大変喜ばれるギフトですね。
第5位:商品券
・必要なものを自分で選んで買うこともできて、お祝いのご飯などにも使えましたし、とにかく自由度が高く便利でした。(30代・女性)
・現金でもらうよりも商品券のほうがいやらしくない。欲しいものや揃えたい物など必要なものがたくさんあるので商品券は便利。(30代・女性)
「商品券」もお金やカタログギフトと同様「自分に必要なものを選べる」という意見が多数でしたが、なかには「現金よりもいやらしく感じない」といった意見も。
正直もらって困った結婚祝いは?
反対に「もらって正直困ってしまったもの」ランキングでは、なんと結婚祝いの定番ともいえる「ペア食器・カップ」が104票で1位に。次いで、「フォトフレーム」「フラワーギフト」となりました。
この3つは、結婚祝いの贈り物として選択肢に入る定番のものであるにもかかわらず、なぜもらうと困ってしまうのか? 実際の意見を見ていきましょう。
第1位:ペア食器・カップ
・自分の好みではないデザインの食器を頂いても使い道がなく困ったため(30代・女性)
・食器やカップは結婚式の引き出物などでも貰うことが多いし、たくさんあっても結局使う食器やカップは決まっているので、使うタイミングがないからです。(30代・女性)
ペア食器・カップは、もらって嬉しい結婚祝いの4位にランクインしていましたが、正直もらって困る結婚祝いとしては、意外にも最も多くの票数を集める結果に。理由としては「自分の好みではないものをもらっても困る」「食器棚に入らない」などが…。相手の趣味がしっかりと分かっているならいいけど、あまりよく知らないのであればペア食器・カップは避けたほうが良さそうですね。
第2位:フォトフレーム
・近頃は写真を現像したり印刷して、フレームに入れることは少ないからです。物をあまり持たない暮らしの傾向も強いので、写真を家に飾ることも家ではありません。(30代・女性)
・手作りのフォトフレーム(写真入り):飾る場所がなく、手作りだと年数が経っても処分し辛い。(40代・女性)
スマホが主流の今、そもそも写真を現像する機会が減少していることから、フォトフレームをもらっても飾る習慣がないと困るよう。また、デジタルフォトフレームを贈る場合も、電気代を考えると長い期間飾れないなど負担に感じる方もいるようでした。
第3位:フラワーギフト
・花瓶を持っていない。いつかは枯れてしまうと思うと悲しい。(20代・女性)
・生花を頂きました。生花はとても嬉しいのですが、家には花瓶も少なく置き場に困ったりと、管理することが難しかったからです。(20代・男性)
・飾るところもあまりないし、部屋のイメージに合っているものでないと少し困りました。(30代・女性)
フラワーギフトは「いつかは枯れてしまうもので悲しい」といった意見や、普段から花を飾る習慣がなかったり部屋のデザインに合わないとの声も。フラワーギフトを贈る際も相手を選ぶ必要がありますね。
第4位:お酒・紅茶等の飲み物
・夫はお酒を飲まず、わたしもそこまで飲まないので、消費が遅かったです。(20代・女性)
・飲まない種類のお酒をもらっても、自分たちでは飲まないので結局人に譲ってしまった。(30代・女性)
お酒・紅茶等の飲み物は、「お酒は飲まないのでもらっても困る」「自分たちは飲まないので他の人にあげた」など好みではないことを理由とするものが大半。飲み物についても、相手の趣味を分かったうえで贈るのがベストですね。
第5位:家電
・家電は自分の好きなメーカーや種類など、こだわりがあると思いますので、決められて買われるのは困る。(30代・女性)
・使わず置き場所や処分に困ってしまいました。(20代・女性)
もらって嬉しかったもので2位にランクインしていた家電。しかし、「既に持っていた」「必要性がない」などの場合は、相手を困らせる結婚祝いになってしまいます。
相手の好みがわからない場合のベストな結婚祝いは?
上記2つのランキングを見ていくと、相手の好みを分かっていたり、事前にヒアリングをした上でギフトとして贈るなら喜ばれるのに、特に相手の好みを分からない場合に贈ってしまうと反対に相手を困らせることにもなってしまう結婚祝い。
せっかくお祝いの気持ちを贈っているのに、お互いに悲しい気持ちにならないためには何が良いでしょうか? とはいえ、一番喜ばれるとされる「お金」を贈るのは場合によっては失礼なときもあるし、そもそも現金だとなんだか直接的すぎるし味気ないという人もいますよね…。そんなときは「相手が選べる」ギフトにするのが良いかも。
■結婚祝いにカタログギフトは7割の人が嬉しいという結果に
「結婚祝いにカタログギフトをもらうことをどう思いますか?」という質問では、7割以上の方が嬉しいと回答しました。その理由については、やはり「自分で必要なものを厳選できるから」と、自分たちで必要なものを選択できることが大事という結果に。中には「夫婦で一緒にカタログを見るのが純粋に楽しい」という意見もありました。
そのため、関係性がそこまで深くない知り合いへ結婚祝いの品物を悩んでいる場合は、お金程直接でなく相手が選べる「カタログギフト」が万能な結婚祝いといえるかも。
今ははがきに記入して送る必要のない、Webでのカタログギフトなども多数でてきているようなので相手に合わせてベストなカタログギフトを探してみると良いかもしれませんね。せっかくお祝いの気持ちで贈るギフト。贈る側も贈られる側もハッピーになるギフトをプレゼントできると良いですね♡
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アンケートの詳細についてはこちら
■記事監修/ギフトコンシェルジュ:冨田仁【Mr.Gift】
喜ばれるギフトを提案する専門ECサイトを5店舗経営。「お祝い」「感謝」「応援」「お礼」… さまざまな心と心の繋がりを代弁する贈り物文化に魅了され、カタログギフトのプロデュースを行う。“自己満足に終わらないプレゼントの選定を得意とし、これまで10,000件以上のギフトの依頼を受けている。
調査主体:オフィスギフト(株式会社ウェブギフト)
調査期間:2022年10月6日~2022年10月11日
調査機関:クラウドワークス
調査方法:インターネットでのアンケート調査
調査対象:20~60代の男女
有効回答人数:300名