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2022.09.28

東日本大震災が発生した2011年。ファッションもライフスタイルも“ミニマム”な思考へとシフト

1992年、グローバルに活躍するキャリア女性を目ざす、働く女性のためのファッション誌『Oggi』が創刊しました! 創刊30周年を記念して、創刊号から最新号までの軌跡を時代背景と共に1年ごとに振り返っていきます。東日本大震災で日本中が混乱に陥った2011年。少しでも日常を取り戻してほしいという思いから、『Oggi』ではパワフルな企画が続々登場!

東日本大震災が発生した2011年、『Oggi』はパワフルな企画が満載!

3月11日に東日本大震災が発生したとき、『Oggi』では6月号の準備を進めていた最中。

会議や撮影が延期になるなど、さまざまな困難に合いながらも無事に入稿。

そこまでたどり着くことができたのは、読者のみなさんにいつも通り『Oggi』が発行されることで、少しでも日常を取り戻してほしいという思いからでした。

6月号の内容はというと、初代オッジェンヌの誕生や第2次韓流ブームの最中での韓国人俳優へのインタビュー、222日コーディネートなど、いつも以上にパワーを感じる企画が多かったのが印象的。

両A面の表紙が斬新だった2011年9月号

9月号では表紙に面白い仕掛けも。いつもの表紙からは「黒」の特集、裏表紙からは「白」の特集が始まるという斬新な作りが話題になりました。

2011年の注目記事をピックアップ!

1月号「この冬、ONE LOVEにめぐり合う! 〜私が輝くベストアイテムの見つけ方〜」

おしゃれを心から楽しいと思えるものに出合えると気分が上がるし、それを人から「いいね」と褒めてもらえるとさらに気分もよくなる!

そんな自分にとっての最愛アイテムを「ONE LOVE」と命名し、この冬のベストアイテムを探る企画。

ネイビーを使った新鮮なカラーコーディネートやおしゃれプロたちのONE LOVEアイテム、スタイリスト高橋リタさん的なONE LOVEでつくる1ヵ月コーディネート、プリティプライスで見つけるONE LOVEなど、さまざまなアプローチで提案しました。

いかに自分の心をフラットにご機嫌に保てるか。

それは相手や環境によって変わるのではなく、自分自身で変えていこうという強い意志を感じさせて、それがやがて知性をまとったおしゃれに変わる。

そんな新しい時代の働く女性像を感じさせる企画でした。

2月号「私たち『絶対、産みたい!!』世代です」

シングルやディンクス(共働きで子どもをもたない夫婦)の人が高めなOggi読者。webアンケート&面接で200人ほど(平均32.5歳)に「子どもを産むこと」について徹底取材。

調査をした結果、「将来、子どもを産みたい」と答えた人は82%。

ところが、その心の内は微妙で、パートナーがいない、子育ての経済負担が大きそう、年齢的に自信がないといった不安要素も同時に抱えていました。

出産後も仕事を続けたい人は77%もいて、どのタイミングでの出産がベストなのか、果たして自分はその機会に巡り合えるのかといった複雑な心境が読み取れます。

働く女性にとって永遠の問題とも言える「仕事と出産、そして子育て」。

同年5月号では「先輩ワーキングマザーのリアルな毎日拝見すます」というタイトルで第2弾も特集されました。

ワーキングマザー予備軍でもあるOggi世代の環境は整いつつあるとはいえ、まだまだ課題が多いのも現実。引き続き、考えていきたい問題ですね。

5月号「初代オッジェンヌ、ついに決定!!」

Oggi読者を代表する女性たち「オッジェンヌ」がついに誕生!

初めての募集にもかかわらず1,500人もの応募書類が届き、書類審査、テスト撮影、面接などを経て専属の読者モデルとして5名が選ばれました。

オッジェンヌは、旅の特集に参加したり、ファッションページに登場したり、さまざまな企画を通して、読者に近い存在だからこその魅力で大活躍してくれています。さらに最近では、企業とコラボレーションをしてアイテムを作ったり、インスタライブに参加したり、その活動範囲も多岐にわたっています。

6月号「Oggi読者も、ハマってる人急増中! 韓流イケメンときめきFILE」

第2次韓流ブームとして少女時代やKARAなどのK-POPが盛り上がっていた当時、韓国ドラマも名作ぞろい。

チャン・グンソクさん主演の『美男〈イケメン〉ですね』、ペ・スジさん、キム・スヒョンさん、テギョンさん(2PM)。

そしてペ・ヨンジュンさんやJ.Y.Parkさんも出演していた『ドリームハイ』。

入隊直前だったヒョンビンさんと視聴率女王のハ・ジウォンさんの出演作『シークレット・ガーデン』などが大ヒットした年でもありました。

『Oggi』では俳優にスポットを当てて、ときめきFILEとして大特集!

誌面では『タムナ〜Love the island』に出演していたイム・ジュファンさん、『恋愛マニュアル〜まだ結婚したい女』に出演していたキム・ボムさんにインタビュー!

7月号「金子 綾流“エルメス”一点投入の極意」

私服スタイルが「おしゃれ」と編集部内でも評判だったスタイリストの金子 綾さん。

特に“エルメス”を気負いなく、カジュアルに使うスタイルが新鮮で素敵ということで、その極意を大特集した企画。

シルクスカーフをあえてボーダーと合わせて柄on柄を楽しんだり、クリーンな白ベルトをこなれ感のあるグレーグラデーションにミックスさせたり、ラグジュアリーブランドを自分スタイルに落とし込んでいます。

そんな金子さんの私服スタイルは今後もますます注目され、今も続く連載へと繋がるのでした。

8月号「なにがなんでも! “ひざ美人”BOOK」

特集の扉で突如、誰の「ひざ」かを当てるクイズからスタート!

ショートパンツやミニ丈スカートなど短めボトムがトレンドだった当時、足首やふくらはぎより実は「ひざ」が見られていることに注目した画期的な特集でした。

確かに…、ひざはついついケアを怠りがちな部位で、そんな盲点を突いた特集では、ひざのケアをすることで着こなしをワンランク上げる提案。

ちなみに、扉のクイズの正解はOggiモデルズたちのひざ。そんな「ひざ美人」なモデルたちのケアも紹介された実用的な企画でした。

11月号 別冊付録「おしゃれに国境はない♪ 世界3都市222日コーディネート!!!」

なんと、あの伝説の「The 200日コーディネート」を上回る「222日コーディネート」が別冊付録に!

しかもNY、パリ、東京の3都市でロケを決行したスペシャルな着回しバトルを実施。

ヨンアさんは総合商社のニューヨーク支社に転勤してきた“凛々フェミニン”な女性。LIZAさんは建築会社勤務後にパリ支店にインターンとして配属中の“知的ハンサム”な女性。トミーさんは映画配給会社で広報担当をする“大人トラッド”な女性をそれぞれ演じています。

各74日間ずつの着回しが展開され、恋に仕事に全力投球な3人の物語もまたドラマチックで読み応えたっぷりでした。

12月号「『主役はニット!』な1ヵ月コーディネート」

着回し企画といえばの1ヵ月コーディネートですが、こちらも222日コーディネートに負けず劣らず進化しています。

’09年3月号ではヨンアさんが「スパイ」に扮して話題となりましたが、今回はなんとトミーさんが双子を演じるという斬新な設定に!

きれいめTOMMYとカジュアルめCONNYという異なるテイストの双子を演じ分けました。

1ヵ月コーディネートの着回しテクニックはもちろん、その設定にも注目が集まるようになったのでした。

12月号「今、“ミニマムな生活”が美しい!!」

この年の3月11日に東日本大震災を経験した私たちは、今まで当然のようにあった日常が一瞬にして失われてしまうことを知りました。

そこで改めて考えさせられたことは「本当に必要なもの、大切にしたいもの」は何かということです。

考え抜いた先にある“ミニマムな生活”こそが、これからの私たちを支える上で大切な指針になると『Oggi』は考えました。

そんな決意表明のような思いが詰まった企画で、激動の’11年を締めくくったのでした。

東日本大震災で日本中が混乱する中、「なでしこJAPAN」がサッカー女子ワールド杯で初の世界一に!

3月11日午後2時46分、宮城県沖で国内観測史上最大のマグニチュード9.0、最大震度7の巨大地震が発生。東北地方では大津波が沿岸部を直撃し、海沿いの街は壊滅状態に。

首都圏では交通機関が不通となり、帰宅困難者で街に人があふれかえったのでした。

そんな中、日本中に希望を与えてくれたのがサッカー女子ワールド杯で初の世界一に輝いた「なでしこJAPAN」。

未曾有の被害に襲われるも、復興しようと力強い一歩を踏み出したのでした。

2011年の時事トピックまとめ

ニュージーランドで地震発生(M6.1)/東日本大震災発生(M9.0)/福岡第一原発事故発生/脱ゆとり教育/小学校の英語必修化/英国・ウィリアム王子がキャサリン・ミドルトン氏と結婚/LINEのサービス開始/テレビ地上波がデジタル放送に完全移行/サッカー女子ワールド杯ドイツ大会で日本代表(なでしこJAPAN)が初優勝/野田佳彦内閣発足(9月2日〜)/地上デジタル放送に完全移行/アップル社元CEOのスティーブ・ジョブズが死去/北朝鮮の金正日総書記が死去/落語家の立川談志が死去/AKB48『フライングゲット』『Everyday、カチューシャ』、KARA『GO GO サマー!』リリース/ドラマ『家政婦のミタ』、『マルモのおきて』放送

※本記事では当時の誌面を使用しています。無断転載はお控えください。

文/HATSU

Oggiが歩んだ30年を振り返ろう!


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