肌はどうしてくすむの? まずは原因を知ることから!
肌の悩みを解決するには、まず原因を知ることが大切。自分のくすみの原因が思い当たれば、お手入れで重視すべきポイントも見えてきます。
生活習慣やストレスでくすみの原因が発生
子供時代や学生のころ、たくさん遊んだりテスト前に集中して頑張った後に〝疲れた顔をしている〟と言われたことは、だれにでもあると思います。その疲れとは〝肌のくすみ〟で、体が疲れて血行が悪くなったサイン。たっぷり寝て元気になれば、あっという間に戻るものです。
ところが大人になると、多忙で睡眠時間が減ったり仕事でストレスを感じたりして、慢性的に血行が悪くなりがち。さらに代謝も下がるので、肌表面に不要な角質が残ったり、紫外線を浴びてできるメラニンが代謝されにくくなったりします。日々のスキンケアやメイクで肌をこすることが重なって摩擦による炎症や色素沈着が起こったり、バランスの悪い食事で肌が黄色くくすむ〝糖化〟が起こったりも。
単に年齢を重ねたから、だけが理由でなく、生活習慣のさまざまなことが原因で肌のくすみは起こっています。とはいえ、お手入れや心がけでくすみを防ぐことは可能です! まずは原因を知って、日頃から注意してみましょう。
肌のくすみ5大原因
1. 乾燥・古い角質
加齢や保湿ケア不足などで肌のバリア機能が乱れると、乾燥してくすんで見えます。さらに、くすみの原因となる古い角質が蓄積しやすくなることも…。
2. メラニン
紫外線が強くなるこの時期は、肌の中でメラニン色素が増えてくすみやすくなるので要注意。摩擦などによる炎症でもメラニンは増えます。
3. 血行不良
疲れやストレスを溜め込みがちな働く世代は、それによって慢性的に血行が悪くなり、くすみがち。冷えや運動不足などでも血行不良は悪化します。
4. 炎症
スキンケアで無意識に手に力を入れてしまい、摩擦による炎症で肌に赤みが起きている人が多数。また、酸化皮脂によって小鼻が赤くなることも。
5. 糖化
甘いものをつい食べてしまう、炭水化物を必要以上にとる… などの食習慣は、肌のたんぱく質を黄色く変性させる〝糖化〟の原因となります。
メイン画像/ブラウス¥36,300(ANAYI)・イヤリング¥18,700・リング¥12,100(ジュエッテ)
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2022年Oggi5月号「さあ、ブライトニングの春がやってきた!」より
撮影/長谷川 梓(人物) ヘア&メイク/岡田知子(TRON) スタイリスト/槇 佳菜絵 モデル/若月佑美(Oggi専属) 構成/大塚真里
再構成/Oggi.jp編集部
美容エディター 大塚真里
20年以上スキンケアの取材を重ねるうち、肌について詳しくなる。Oggi世代のライフスタイルに合うお手入れを提案します。