【目次】
・フォルムが可愛い顎ラインボブのヘアカタログ
・【前髪あり】小顔効果抜群のミニボブ3選
・【前髪なし】丸みのあるシルエットが可愛い5選
・【カラー別】色味で作る美しいニュアンス
・【パーマ】軽やかなカールで洒落感をプラス
・最後に
フォルムが可愛い顎ラインボブのヘアカタログ
ボブと一口に言っても、いろんな形のスタイルがあるけれど、あまりに短いのは挑戦するのが難しいという方は、顎ラインボブでコンパクトに可愛く仕上げてみませんか。
フォルムが可愛いだけでなく、リップライン周辺を丸く覆う顎ラインボブは、女性に嬉しい小顔効果も抜群です。今回は、お洒落にこなれて見えるおすすめヘアカタログを集めました。
〈POINT〉
・顎ラインボブは小顔効果抜群!
・可愛いフォルムで面長さんもトライしやすい
・カラーによって抜け感が加わる
【前髪あり】小顔効果抜群のミニボブ3選
まずはじめに紹介するのは、「前髪あり」さんの顎ラインボブ3選。するんと丸いフォルムに、おでこを隠す前髪があればさらに小顔効果がアップ! また、ころんとした見た目になるので、面長さんも挑戦しやすいのがこのスタイルです。早速お手本カタログを見ていきましょう。
こなれ感抜群! 横顔美人のミニボブ
【Cut point】
カットは、あごラインのボブに。えり足は首の長さの真ん中より短めにします。インナーにグラデーションをつけ、切りっぱなしとは違ったおさまりのいい内巻きに。耳後ろをタイトにすることで、ひし形美シルエットをつくりコンパクト感を強調。前髪は、ややワイドなシースルーにカット。
【Styling point】
ストレートアイロンでカール感をつけずにさらっと通すのがポイント。また、アイロン前に軽めのオイルをつけると、ツヤ感+こなれ感のある上品なフォルムをつくります。最後に束感をつくりやすいオイルを全体に塗布。特に、顔まわりにしっかりめに。
なじむインナーカラーでお洒落感UP! 横顔美人のミニボブ〈プロ直伝ヘア〉
ウルフショートボブ
【Cut point】
今っぽ顔のウルフヘアは、ボブの重さを残しながら、顔まわりで軽さを表現するのが特徴。カットベースは、あご下1cmのフラットラインのボブに。顔まわりとトップにレイヤーを入れて、今っぽい軽さとくびれを出します。前髪は、目の上の長さでラウンド状にカットします。
【Styling point】
ストレートアイロン、もしくは26mmのコテを使います。毛先を外ハネにしてから、顔まわりとトップは、毛先を緩めの内巻きに。モード感のある仕上がりにする時は、顔まわりの髪を前側に引き出し内巻きにします。セミウェットな質感となるオイルか、バームを手に取り、中間〜毛先になじませたらフィニッシュ。
今っぽさNo.1! 大人のあか抜けヘアは、ウルフボブ×アッシュブラウンで!〈プロ直伝ヘア〉
クールなダークカラーの切りっぱなしボブ
【Cut point】
カットは顎ラインのボブ。レイヤーを入れないことで“ぱつん”とした固い毛先のイメージに。前髪はやや厚めにカットしますが、シースルーにすることで抜け感のある表情をつくります。目の上ギリギリの長さで強い印象のまなざしにも。
【Styling point】
根元が立ち上がるようにしたいので、ドライヤーの風を下から当てながら乾かします。毛先のみストレートアイロンをワンカールさらっと通します。やや多めのオイルを手に取り、髪を結ぶように手ぐしを通しウェットな質感に。手に残っているオイルを前髪に塗布して束間をメイク。スタイルを1日キープさせるため、ワックスではなくオイルを選んで。
【前髪なし】丸みのあるシルエットが可愛い5選
次に紹介するのは、「前髪なし」さんの顎ラインボブ。前髪なしさんは、前髪と後ろ髪の長さの差がほとんどないので、センター分けやかきあげのようにかっこよくウェットに後ろ髪となじませればクールでエレガントな印象を作ることができます。
丸みのあるシルエットがかわいい大人ショート
【Cut point】
丸みのあるシルエット。表面の髪のみレイヤーカットで削るように整え、軽やかな動きのあるスタイル。
【Styling point】
ストレートアイロンで毛先を外ハネに巻く。前髪は中間あたりから挟み、外側に滑らせるようにしてカールをつける。オイルを500円玉大とり、全体になじませる。前髪は少し立ち上げるようにしてセンターで分け、片側サイドの髪を軽く耳にかけて完成。
透け感ボブ
【Cut point】
ベースはあごラインでカットした、ゆるやかな前下がりのショートボブ。女性らしいボブスタイルのポイントは、ふんわりとした丸みのあるシルエット!
【Styling point】
髪全体をシャワーや水スプレーなどで濡らした後、オイルを2プッシュ程度とり、全体に塗布。根元から立ち上げながら、ドライヤーで乾かす。バサバサ乾かしながら乾かすのがコツ。32mmのコテを使用。顔まわり、表面から細く毛束をとり、リバース巻きにする。巻いた毛束を手ぐしで軽くほぐす。オイルを1プッシュとり、髪の内側からムラなくなじませて完成。
ワンレングスの切りっぱなしボブ
【Cut point】
ほどよく軽さのあるワンレングスの切りっぱなしボブ。顎ラインに合わせてぱつんと切り、レイヤーは入れていない。
【Styling point】
コテは使用せず、ウェットな質感のバームを手ぐしでもみ込むだけ。ストレートとカールがミックスされた絶妙な動きを与えて簡単に抜け感のあるスタイルに仕上がります。片サイドだけ耳かけしてタイトに。アシンメトリーシルエットでメリハリづけ。逆サイドはほんのり顔にかかる髪で、大人っぽい雰囲気をアップ。
【大人ボブ】巻かずにおしゃれを叶える【バームのつけ方】|髪のプロが伝授! お仕事ヘアアレンジ
モードなショートボブ
【Cut point】
肩上5cmのショートボブ。顔まわりは少し前下がりにして女っぽく。毛先は切りっぱなしのカットラインながら、レザーカットで仕上げることでやわらかさのあるシルエットに。
【Styling point】
スタイリングは、へアアイロンで全体を軽く外ハネにし、オイルをなじませてからワックスを揉み込めば終了。程よくウェットな質感と動きのある毛先のおかげで、絶妙なモード感と女らしさを兼ね備えた今っぽいショートボブに。
エレガントなスウィングボブ
【Cut point】
基本的には顎~肩くらいの長さでグラデーションにカット。ひし形シルエットをつくり、ふんわり丸みのある後頭部にも。また、かき上げバングによる毛流れが、エレガントさをプラス。ボリュームが出にくい人は短めに、膨らみやすい人は長めに調整することで、バランスもよくなりセットも楽に。
【Styling point】
ドライ時、こめかみ、もみあげ、耳後ろ、この3つの根元を起こすようにドライヤーの風を当てながら乾かすと、フォルムを整えつつ、毛先のしなやかな動きを出しやすくなります。乾いたら、柔らかい質感のワックスなどを内側から手ぐしを通すように塗布します。サイドのボリューム感がふんわりキープさせながら、毛先の動きを整えたら完成。
【カラー別】色味で作る美しいニュアンス
ここでは、カラー別に顎ラインボブスタイルの印象を見ていきましょう。黒×切りっぱなしボブでは、かなりかっこよく大人の色気があるスタイルになりますが、ベージュのようなまろやかトーンでは柔らかく優しい印象に。同じような長さや形でも、色味によってイメージが変わってきます。
【黒髪】かっこよく&色っぽく
【Cut point】
えり足ギリギリのあごラインにカットすることで、首からのラインを美しく見せてくれるボブ。前髪を同じ長さにして、切りっぱなし感を強調。フェイスラインをカバーして、エラ張りさんや丸顔さんをシュッと小顔に。自立した印象のかっこよさの中にも、色っぽさを感じさせるデザインに。
【Color】
地毛のままの黒髪でもOK! モデルのカラーはアメジストをイメージしたラベンダーアッシュグレー。計算ずくのダークカラーは、明るい髪色からのトーンダウンにもおすすめ。
【Styling point】
髪がストレートの場合は、ブロー後にヘアオイルをたっぷりつけて完成。ボリュームが出やすい人は、ストレートアイロンで仕上げてからヘアオイルを。スタイリング剤は、しっとりタイプでウェットな質感をキープできるものを選んで。さらに、ダメージでパサつく、まとまらないといった人は、オイルをつけた後に、さらにアイロンを通すと◎。
【ナチュラルブラウン】顔色アップのブラウンカラーがツヤ感もプラス
【Cut point】
重め印象となるボブに軽いニュアンスを加え、シースルーバングで今どきの抜け感を演出。カットは、あご下のボブにカット。トップと顔まわりにレイヤーを入れ、軽さを出しながらフェイスラインを補整します。後頭部のふんわり効果も。前髪は、ベースの重さとのコントラストでシースルーにカットします。
【Color】
やや暖色系のナチュラルブラウンを9レベルで。ほんのり赤みがあり、ツヤ感を与え、肌色をキレイに見せる色味です。色持ち抜群で、太陽の光に当たっても退色しにくいメリットも。
【Styling point】
根元はふわっと立ち上がるように乾かし、ストレートもしくは、26mmのアイロンで通すくらいにワンカール。アイロンを使った方が、柔らかく可愛く仕上がります。ツヤ感の出るオイルを表面に軽くつけ、えり足、内側、耳まわりに塗布します。指でつまんで束感メイクするとよりお洒落に。
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【ベージュブラウン】グラデカラーで色っぽく
【Cut point】
ベースを後ろ下がりのグラデーションでカットしますが、伸びた時を考えて肩より指1〜2本分短くすることで長持ちスタイルに。
【Color】
根元を7レベル、毛先を10レベルのベージュブラウンをグラデーション。毛先につれて明るくすることで軽い印象でありながら、伸びても気にならないスタイル。
【Styling point】
全体のシルエットがひし形になるようドライヤーの風で前髪、もみあげ、こめかみの髪を立ち上げながら乾かします。顔の輪郭にコンプレックスのある人こそ、顔まわりの髪を肌から離してあげた方がスッキリします。また、髪のボリュームを程よく出すことで小顔効果にも。
ヘアドライ後、32mmのアイロンで毛先を内巻きにワンカール。ナチュラルに仕上がるヘアクリームか、ヘアオイルを塗布します。髪がなびくことが重要なので、つけ過ぎずに素髪っぽい仕上がりを目指して。エイジング毛や産後抜け毛などで髪型が決まらない人は、前髪、もみあげ、こめかみにスタイリング剤をつけるのが◎
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【ベージュ】透明感のある柔らかい印象に
【Cut point】
サイドに丸さがあるのが特徴のボブ。切りっぱなしのボブとは違い、レイヤーを入れることで女性らしさを引き出すひし形シルエットに。カットはベースを前下がりにすることで大人っぽい印象に。ベースを短めにすることでボリュームが出しやすくなり、サイドの丸みを強調します。
【Color】
カラーは10レベルのベージュをチョイス。ベージュは透明感を与えながら柔らかい印象をもたらす人気色。肌写りもよく、女っぽさを引き上げてくれる色味。
【Styling point】
ドライ時、トップ・もみあげ・耳周りの根元に立ち上がりがつくよう気をつけることがスタイルをキメるポイントに。そうすることで前髪や顔まわりに動きやハネ感が出しやすくなり、丸いシルエットを形成。毛先を多少湿らせてから、セミウェットに仕上がるワックスなどを毛先のみに揉み込みます。ワックスが根元につかないよう、頭を傾けてから塗布するのが◎
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【ピンクアッシュ】肌色を明るく健康的に
【Cut point】
カットは、アゴ下の長さでボブに。トップに入れたレイヤーが、顔まわりの動きをつくりつつ、絶壁もカバー。前髪は長めのシースルーにすることで、下ろしも流しも楽しめます。
【Color】
カラーリングはピンクアッシュをセレクト。ピンクといえども、アッシュの絶妙なくすみ感をMIXされることで、肌色を明るく健康的に見せる効果あり!
【Styling point】
ストレートアイロンで、ベースの毛先を外ハネにし、顔まわりの短い髪はゆるく内巻きにします。トップのレイヤー部分は、髪を頭皮に対して90°に引き出し内巻きに。アイロン前にオイルをつけると、柔らかいカールでナチュラルな動きとなり失敗知らずにも。前髪の毛先にはカール感がない方が今っぽい抜け感をつくるので、巻きすぎ注意。髪の乾燥が気になる場合はオイルを足しても。
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【パーマ】軽やかなカールで洒落感をプラス
最後に紹介するのは、顎ラインボブ×パーマスタイルです。まるっとしたフォルムが可愛いミニボブですが、ちょっとアクセントを効かせたいという時には、カールを取り入れてみるのがおすすめ! パーマの細かさによって程よいニュアンスをつけることができます。お気に入りのパーマスタイルを見つけてみて。
ナチュラル+モードのMIX加減がちょうどいいボブヘア
【Cut point】
カットは前上がりベースのグラデーションで、アウトラインに厚みを残したスタイル。えり足を短めにすることで全体的なシルエットをボリュームアップ。大きめのロッドで顔まわりとトップにデジタルパーマをかけ、柔らかいウェーブに。
【Styling point】
ハーフウェットな状態にしたら、スタイリング剤を手に取ります。右サイドに塗布するときは頭を右側に倒して。左側も同様に。前髪はお辞儀をするように。こうすることで根元にはスタイリング剤がつくことなく、毛先のみに塗布できるので、重みが出ることなくスタイルが簡単にキマる! 前髪の分け目はセンターパートがおすすめですが、なりゆきに任せて◎。
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大きめカールで柔らかく上品なパーマボブ
【Cut point】
王道ボブに軽さと大きめカールを加えた大人可愛いスタイル。大きめカールはデジタルパーマをチョイス。髪の手触りもよく、軽やかに。カットは肩につかないくらいの長さにカットし、レイヤーを入れます。前髪は鼻先くらいの長さで設定し、サイドにかけてなだらかにつなげます。
【Styling point】
ドライ時、前髪の分け目がつかないように根元を立ち上げ、ふんわり乾かします。その後、少量のオイルを揉み込んだら完成です。毛量の多い人は、毛先を少し濡らしてからオイルを塗布して。ボリュームを出したい場合は、軽めのヘアクリームかツヤ出しスプレーを。
やわらかく動くパーマボブ
【Cut point】
あご下ラインのボブスタイルは、髪の表面に入れたレイヤーとパーマで軽やかな動きをプラスし、やわらかな手触りに。ウェットな質感の細い束感で今っぽくおしゃれな雰囲気を演出。
【Styling point】
髪全体をシャワーや水スプレーなどで濡らした後、根元から毛先までオイルをもみ込む。内側からかきあげるようにしてまんべんなくなじませて。クッションブラシで下→上に向かって、髪の根元を起こすイメージでブラッシングを。このひと手間でふんわりとしたシルエットに仕上がる。前髪を6:4くらいで分け、台形シルエットに手ぐしで整える。ワックスを1円玉大とり、手のひらに伸ばしてから毛先を持ち上げて軽く握るようにしてなじませて。根元のみドライヤーで乾かしたら、残りは自然乾燥でOK。
大人ナチュラルな抜け感ボブ
【Cut point】
カットベースは、あごラインのボブに。顔まわりのレイヤーと量感調整により、抜け感を出します。パーマは、毛先から中間までデジタルパーマをかけます。
【Styling point】
ウェット状態の髪に、オイルを塗布。その後、シャンプーをするように振りながら髪を乾かします。デジタルパーマは、髪が硬くなりやすいため、最後にトリートメントオイルを毛先につけるのが○。抜け感もアップします。
お洒落感抜群! ナチュラルブラウン&ゆるっとパーマのこなれ感ボブ〈プロ直伝ヘア〉
最後に
今回は、キュートな見た目に仕上がる顎ラインボブのヘアカタログを紹介してきました。顎ラインボブは、ショートカットよりも若干長く、また顔周りを覆ってくれるボブスタイルなら小顔効果もあるので、大人の女性もチャレンジしやすい髪型です。
カラーやカールによっても印象を変えることができるので、あなたがなりたいスタイルもきっと見つかるはず。ぜひフォルムが可愛い顎ラインボブに挑戦してみてください。