見え方に変化をもたらすトレンドのデザインカラーをチェック!
ヘアカラーをすることが当然になっている時代。サロンに行ったら、カットとカラーをする人がほとんどではないでしょうか。
ハイライトやインナーカラーなど、きれいめ派には難易度が高いイメージのデザインカラーも、ポイントさえ押さえれば大人っぽく上品に仕上がります。
カラーに定評のある人気サロン『kakimoto arms』のカラーリストの松原和成さんに、この秋トレンドの「デザインカラー」についてお話をうかがいました。
「デザインカラーは若い世代では当たり前でしたが、大人層では「知る人がやる」という感じでした。でもコロナによるステイホームでSNSを見る人が急増し、「こんなカラー方法があるんだ」と認知が広がって注目を集めるように。また、マスクで顔の半分が隠れてしまう今、おしゃれに力を入れたいのが髪なんですよね。雰囲気を変えたい、明るい印象にしたいという人にはブリーチを使ったデザインカラーを薦めています。リモート勤務が増えたこともデザインカラーを後押ししているようです。派手めなカラーは会社にはしていきにくいですよね」(松原さん)
それでは、大人でも取り入れやすく洒落見えする、さりげないデザインカラーをさっそく紹介していきます。
白髪が気になり始めた人にも便利な【ハイライトカラー】
細かく取った毛束を、ベースのカラーより明るくして髪に陰影をもたらす方法。もし白髪がチラホラと気になってきてもハイライトを入れるとなじむので、大人世代にも取り入れてほしいテクニックです。ハイライトは普通にトーンアップするだけでなく、ブリーチで色を抜いてからカラー剤を重ねることも。さりげなくしたい場合は、ベースとハイライトのトーン差を小さくするといいでしょう。
ウェーブヘア+ハイライトはたっぷりの華やかさ。髪の動きがよりくっきり見えるようになります。
ストレートヘア+ハイライトは、髪を立体的に見せる効果を存分に生かせます。ツヤツヤに見えるのもうれしい。
表面と内側の色を変える【インナーカラー】
髪の生えぎわから耳の後ろ、襟足など内側部分を、表面とは違う色で染めてバイカラーにする方法。サイドを耳にかけたり髪を結んだときに内側のカラーが顔をのぞかせ、普通に髪を下ろしている時とはまったく違う表情に。髪が風になびいたときもインナーのカラーが効いて、スタイリッシュなイメージです。
表面は暗めで内側を明るいベージュにしたインナーカラー。なにか変えたい、垢抜けたいという人からオーダーが多いそう。(画像提供:@kazuki_sand)
生えぎわをブリーチで明るくしてからアッシュベージュをプラスしたインナーカラー。サイドを耳にかけると顔周りの毛束が明るくなり、マスクをしていてもおしゃれを楽しんでいる雰囲気です。
カラー後のお手入れはへアサロンでカラーケア&ダメージケアもおすすめ
傷んだ髪はキューティクルが乱れていたり開いている状態なので、そこからカラーの色素が流出して色落ちが速くなることも。プロの手を借りて、ダメージをケアしながらカラーの状態を高めるのもいいかも!
▲「kakimoto arms」(銀座店・銀座二丁目店・新宿店のみ)で展開している「アフターカラー&パーマスパコース」。カラーやパーマ後の色の安定とツヤを与えるアフタートリートメントで、ヘッドスパ専用のセラピストが施術を行います。地肌と髪のpHを整えるケアもできるため、地肌ストレスを緩和し髪を育む環境を整えます。
※カラーまたはパーマの施術をされた人のみ利用できるセットメニュー。25分¥7,300、50分¥15,800、75分¥23,000(カットorブロー料金別)
構成/斉藤裕子
kakimoto arms 銀座店 カラーリストチーフ 松原和成さん
トレンドを取り入れた女性らしい柔らかな質感を出すことが得意。20代〜60代と幅広い客層から支持され、再現性が高く、おしゃれなヘアカラーデザインに定評がある。
Instagram:@matsu_color
kakimoto arms:HP