きださおりさんってどんな人?
新宿・歌舞伎町にある「東京ミステリーサーカス」。これは謎解きに挑戦しながらクリアを目指す“リアル脱出ゲーム”が楽しめるテーマパーク。
このテーマパークを運営しているのが、謎解きブームをけん引してきたSCRAP。2007年ごろから徐々に人気を集め、いまでは全国15ヶ所に常設店舗を持つまでになった。
そのSCRAPで執行役員を務めるとともに、コンテンツディレクターとしてゲームやイベントを制作しているのが、きださおりさん。
SCRAP執行役員になった理由とは–?
福井県に生まれた彼女は、大学でデザインを学んでいる頃に当時フリーペーパーを発行していた“SCRAP”と出合った。
スタッフ募集の広告を見てSCRAPに参加すると、新しい企画を次々と立案。大学卒業後はSCRAPに入社し、謎解きイベントの事業に加わった。
実は、数学もパズルも不得意だという彼女。はじめは謎解きの作り方はもちろん、思いつき方すらわからなかったが、試作を重ね謎解き作りに打ち込んだ。
いまでは彼女が作る“リアル脱出ゲーム”は単なる謎解きだけではなく、物語性を重視した内容で人気を博している。
きださおりさんの「7つのルール」
さて、そんな彼女が「いつもしている7つのこと」=「セブンルール」とは…?
■1. 謎解きのアイテムは自分で配置する
謎解きに使われるアイテムは、自分で配置するのが彼女流。物語の進捗や参加者の気持ちを考慮して、どこに置くのかを決める。
■2. 積極的に回り道する
日々、謎解きゲームに使えそうなアイデアを求めている彼女。日頃から地図通りに歩かず、あえず回り道をするのも、おもしろいものに出合えるから。
■3. 「精神と時の部屋」を持つ
彼女には、「精神と時の部屋」(※漫画『ドラゴンボール』に登場する外界から隔絶された修行部屋)と呼ぶ場所が。そこで謎を考えることもあるそう。
■4. 疲れているときこそ美味しいものを作る
イベントや会議、謎の制作と息つく暇もなく働く彼女。疲れているときには、おいしいものを作ってリフレッシュ。
■5. 夫婦のやりとりはタスク管理アプリで
夫婦のやりとりは、普段仕事で使用しているタスク管理アプリで行う。テーマごとにトーク画面を分けられ、話した内容が後で見返しやすいのが便利なのだとか。
■6. 誰にも気づかれない謎も仕込む
解決に必要な謎を公演前に仕込む彼女。そのすべてが見つけられるわけではないが、それでも誰にも気づかれないような謎も仕込む。
■7. 謎解きは「解けた時の気持ち」から考える
これまで、10年に渡って数々の謎解きイベントを世に送り出してきた彼女。世界観に浸って一生忘れられない体験をしてほしいという思いから、謎解きは「解けた時の気持ち」から考えている。
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次回の放送は、2月8日(火)よる11時00分〜。予約の取れない「幻のケーキ」を生み出すシェフパティシエ・庄司夏子さんを紹介!
日本女性として初めてアジアのベストパティシエ賞を獲得。世界からも認められ、シェフとしての名声を確立した彼女のルールとは?
Oggi.jpでは、番組を振り返りながら働く女性たちへのヒントを見つけていきます! ぜひチェックしていただけるとうれしいです♡