和食だけじゃない! 食に合わせて選べる日本酒の魅力を紹介
今の時期にぴったりな「日本酒ペアリング」の試食会にいってきました。お酒選びの参考になったので紹介したいと思います。
食の多様化や世代交代で日本酒の味が変化
今や世界各国の料理をいつでもどこでも食べられる時代。毎日の食事も、和食だったり、洋食だったり、様々なものがいただける。例えば、お正月のおせちも和のものだけではなくなってきたと思います。
日本酒=和食に合うお酒、というだけでは日本酒を楽しむ機会が減ってしまう、日本酒を世界で楽しまれるお酒にという考えから、日本酒の味わいも変わってきているんだそう。私は普段から日本酒をいただきますが、たくさんの味わいがあるなと実感しています。これまでは、「甘くまったりした味わい」が主流に感じていた日本酒ですが、ワインのような「さっぱり切れのある味わい」のものも好むように。
また、酒造・杜氏の世代交代による女性や若者の進出で、若者にも日本酒を好きになってもらえるよう、スパークリングやフルーツフレーバーなど飲みやすいもの、それかおしゃれなラベルも増えていますよね!
これらのことから、現在様々な国で日本酒ブームが起きているそうで、12年連続で輸出金額も増えていると試飲会で教えていただきました。日本人ですもの、日本酒が世界中で人気なんて、嬉しい。
おせち風おつまみと日本酒をペアリング♡
今回は虎ノ門にある日本酒造組合中央会が運営する、全国の日本酒を1杯100円から試飲でき気に入ったものは購入もできる「日本の酒情報館」にて、おせち料理に合う日本酒を学んできました。
5種類の日本酒を和洋折衷のおせち風のおつまみと。
1. 山口県 酒井酒造「発泡純米酒 ねね」
2. 秋田県 小玉醸造「純米大吟醸 天功」
3. 神奈川県 川西屋酒造店「丹澤山 麗峰」
4. 新潟県 麒麟山酒造「麒麟 超辛口」
5. 岐阜県 三輪酒造「白川郷 純米にごり酒」
おせち料理の内容は、昆布巻き、ローストビーフ、銀ダラの西京漬け、いぶりがっこのポテトサラダ、メンチカツ、海老や銀杏、酢の物。
ペアリングさせていただきましたが、[2]の「純米大吟醸 天功」には海老がマッチ! 海老の甘味とお酒の甘味がとてもマッチ。このペアリングは中国でも人気なのだそう。
[3]の純米酒「丹澤山 麗峰」には、ローストビーフなどの洋食が、[4]の「麒麟 超辛口」には、西京漬けがマッチしてとっても美味しかったです。
そして意外だったのが、[5]の「白川郷 純米にごり酒」とメンチカツのペアリング! 普通は食事の余韻が残っているところにお酒を飲むのが美味しいとされていますが、このペアリングではお酒を先に飲んでからが良いと伺い実践。お酒をいただいてからメンチカツを一口食べると、濃厚な味わいになってとても美味しかった!
ちなみににごり酒は、日本唯一のお酒でも洋食に合いやすいことから、海外でとても人気のお酒なんですって! 日本酒ってすごい!
◆ワインとの飲み比べも
今回の試飲会では、白ワインもいただき、日本酒との飲み比べをしました。日本酒の後に白ワインを飲むと、とても酸っぱくてびっくり! 普段ワインを飲んでいるともちろん酸味を感じますが、日本酒と比べてみるとこんなに違うんだと改めて実感しました。こんなにもお酒によって、料理の味が変わるのか、と驚きがいっぱいの体験。
◆寅年ボトル・ラベルの商品も!
正月にぴったりの、2022年の干支「寅」がデザインされたラベルのお酒も登場しています!
カップ酒だとなんと164円~購入できます! 年始らしい、鮮やかなラベルで食卓に映えそう!
日本酒をこれまで飲んだことがない方、苦手意識があった方も、ぜひ2022年のお正月は日本酒で乾杯を。スパークリングやアルコール度数の低めのものなど、飲みやすいものもありますよ♡
オッジェンヌ 高峯寿美
2017年よりOggi読者モデル「オッジェンヌ」として活動。155cmと小柄ながらスタイルが良く見えるファッションを日々研究中。「シンプルで自分に合うファッションやコスメを多く取り入れる」が、目下の課題とか。職業はメーカー企業でマーケティングを担当。1990年生まれ。Instagramのアカウントはこちらから@hitaron_1120