岩城紀子さんってどんな人?
今回の主人公は、食品バイヤー代行業「Smile Circle」代表取締役・岩城紀子さん。
六本木ヒルズと兵庫県芦屋市に店を構える「グランドフードホール」には、韓国産のごまを使ったごま油や、クラシック音楽を聴かせて育てた牛の生乳だけを使ったヨーグルトなど、大手スーパーではなじみのない珍しい商品が数多く並ぶ。
このお店で取り扱う加工品・生鮮食品・調味料など約450種類の商品は、彼女を中心にバイヤーたちが全国を飛び回り発掘したよりすぐりの物ばかり。「作ることは得意でも、売ることが苦手な人たちのために、私たちを使ってもらいたい」という。
この職を選んだ理由とは――
幼い頃から食べることが大好きだった彼女。大学卒業後、アパレル関係などいくつかの会社に勤めたが“食”への強い思いから32歳で食品を扱う企業へ転職。
その後、バイヤー代行業の会社として自身が代表取締役を務める「Smile Circle」を立ち上げた。しかし一番におすすめしたい商品でも、メーカーの規模や賞味期限の短さなどから百貨店や大手通販サイトでは取り扱うことが難しい商品も。
そこで彼女は「一番おいしい、後世に残したい」と思った商品だけを集めた食のセレクトショップ「グランドフードホール」をオープン。
岩城紀子さんの「7つのルール」
さて、そんな彼女が「いつもしている7つのこと」=「セブンルール」とは…?
■1. 1ジャンル1商品
決まったメーカーや生産者を応援したいから、お店に並ぶのはどのジャンルでも選りすぐりの1商品だけ。その商品を気に入ったお客さんがずっと使い続けてくれることが彼女にとっての幸せ。
■2. 事前情報を入れずに試食
これまで数々の商品を選んできた試食会では、こだわりのルールが。それは、固定観念にとらわれないように、どこのメーカーのものかなどの事前情報は入れず、まっさらな状態で試食すること。
■3. 言い値で買う
彼女のお店に並ぶのは、小規模なメーカーが厳選した材料でつくったものばかり。そのため価格は高くなることが多いが、彼女が納得した商品は、言い値で買うのがポリシー。
■4. 保存料などを使った商品を置かない
お店で取り扱う商品はすべて、ごく一部の添加物しか使用していない。保存料などに頼らず一生懸命作っている人たちが、安心して作り続けられるようにしたいという。
■5. 休日は1日中キッチンに立つ
休みの日は、1日中キッチンに立っていることが多いという彼女。忙しい平日のために作り置きをしながら、メーカーや生産者から送られてくるサンプルの試食を行う。
■6. 美味しい食品は隅々まで食べる
爪昆布と呼ばれる昆布の根元の一番かたい部分など、使い道が限られてしまう食材を使って新たな商品開発にも挑む彼女。おいしい食品は隅々まで食べたいという思いから。
■7. 一生食べ続けたい味を守る
彼女曰く、いまは売るのが上手なメーカーの商品が売れる時代。だからこそ、生産者が一生懸命つくった、心の底からおいしいと思える商品を守り続けていきたいという。
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次回の放送は、11月16日(火)よる11時00分〜。予約殺到、片付けのプロ! タスカジ家政婦・seaさんをご紹介。片付けのストレスから人々を解放する彼女の7つのルールとは?
Oggi.jpでは、番組を振り返りながら働く女性たちへのヒントを見つけていきます! ぜひチェックしてみてくださいね♡