100年以上の歴史【東京ステーションホテル】
最近流行りの、都内や近郊でのホテルステイ!
私もヌン活(アフタヌーンティー活動)で良さげなホテルを見つけては、お得なプランを探して宿泊するというのをちょこちょこやっております。
今回は東京駅丸の内駅舎の中にあるスモールラグジュアリーホテル「東京ステーションホテル」にお邪魔してきました! 「東京ステーションホテル」は、1915年開業。国の重要文化財である駅舎の中にホテルがあり、生きている文化遺産を体験出来るとっても珍しいホテルなんです。
ラグジュアリーホテルの客室ってどんな感じなんだろう? って気になりますよね。なかなか見ることの出来ないスイートルームや、東京駅舎のドームに面しているドームサイドの部屋、メゾネットタイプの部屋などをたっぷり見せていただきました!
優雅なデザインにうっとり♡ ホテルの中を覗き見
まずはロビーから! コンパクトながらも天井が高くて開放感があります。冬になると暖炉には火が灯るそう。
ロビーの床には駅舎のドームにもあしらわれているクレマチスの花が! 花言葉は「旅人の喜び」。駅舎内のホテルにピッタリの花言葉です。
ホテル内の内装は、すべて特注でイギリスのインテリアデザイン会社「リッチモンド・インターナショナル」が手がけており、モダンなヨーロピアンクラシックにまとめられています。
◆客室廊下
駅舎に沿って客室が作られているので廊下がとっても長い! 写真の客室廊下の長さはなんと80m! 途中、右に曲がるとさらにまた80mの廊下が続きます。
長い廊下を楽しんでもらえるようにと、客室廊下には100点以上の絵画、写真、図面などが飾られています。創業当時の「東京ステーションホテル」の絵画や写真、よく宿泊されていた作家の松本清張さんがホテル内で考えたと言われている「点と線」の小説など見応え抜群!
◆アンバサダースイート
まず最初に見せていただいたのは、4階にあるアンバサダースイート。
紫と白を基調とした広々としたシックな室内はまるでヨーロッパのホテルのよう。ひとつひとつの家具がかわいくて気分はプリンセス♡
独立したドレッサーも嬉しい! まるで自分だけの空間のになったような贅沢気分でヘアメイクを整えることができます。
気になるバスルームには、2ボウルの洗面台が。広々と使えていいですね!
アメニティはブルガリ♡ ブルガリのハンドクリームやリップバームまでついています。
◆メゾネットタイプ
続いては、親子や結婚式を挙げるカップルに人気のメゾネットタイプのお部屋です。
階が分かれているから、ベッドのある上の階ではゆっくり休んで、下の階で夜更かしなんていうのもアリ!
高さのあるベッドヘッドが個性的。
モダンな照明もヨーロピアンな内装に馴染んでいます。
結婚式を挙げるカップルに人気の理由は、結婚式の準備をする時に新郎と新婦がそれぞれ支度が出来ることと、階段でのドラマチックな撮影も好評なんだとか♡
◆ドームサイドスーペリアツイン
続いては2部屋しかないドームサイドスーペリアツインです。約4mの高い天井と駅舎のドームレリーフが部屋の中から見れちゃう開放感のあるお部屋。
壁紙やシャンデリアが上品かわいくて、どっぷり姫気分に浸れます♡
長さと深さのあるバスタブは肩まで浸かれるゆったりサイズ。
ホテルオリジナルのアメニティには切符をモチーフにしたデザインも!
駅舎内って駅のアナウンスや電車の音、丸の内を走る車の音は気にならないの? と思っていたのですが、そこには秘密が! 2重ガラスの窓がふたつある構造になっていて外からの音が部屋には入りにくい仕組みなんです。私も朝までぐっすり眠れました。
◆宿泊者限定アーカイブバルコニー
宿泊した人しか入れない南北廊下にあるアーカイブバルコニー。こちらでは、東京駅を行き交う人を眼下に、ドームレリーフが最も近い位置で見ることが出来るんです。
南ドームには1915年に建てられた時のオリジナルレリーフが使用されていたり、ドームレリーフのモチーフには鷲や鳳凰、干支、秀吉の兜のキーストーンなど和を感じさせるものが多くあり大正時代の和洋ミックスを近くで見ることが出来ちゃいます。どこに何があるかなど詳しく解説されているので、行った時に実物と見比べながら読むと◎
朝食は豪華な専用ラウンジで朝から贅沢気分♡
そして見逃せないのが、宿泊者専用のゲストラウンジでいただける贅沢な朝食! 広々とした静かな席でゆったりとした時間が流れているので落ち着いて朝食がいただけます。
一品一品丁寧に手作りされた和から洋のお料理の数には感動です。器はお料理に合わせてそれぞれ違うデザインで、小さめのポーションなので、色々な味が楽しめるのも嬉しい♪
ウニの入った海鮮いなりも! 目の前で焼いてくれるトリュフ入りのオムレツや一口サイズのスムージなどもあり、朝からリッチな気分です。朝食は朝6時半〜11時まで(料理の補充は10時半まで)利用可能なのでその日の予定に合わせてゆっくりと過ごすことができます。
宿泊なしでも楽しめるエリアも要チェック!
「東京ステーションホテル」には宿泊しなくても楽しめる、知る人ぞ知る通なエリアも!
◆TORAYA TOKYO
2階の「TORAYA TOKYO」には喫茶スペースの他に、虎屋ブランドの商品を購入することが出来るショップが併設されています。
おなじみの羊羹だけでなく、最中やあんペースト、パリ店限定の生菓子や御殿場にある「とらや工房」限定のどら焼きまで(日曜日は入荷なし。日によって商品が異なります)。オリジナルのBOXもあるのでお土産や手土産に悩んだらここに駆け込めば間違いなしの充実のラインナップ!
◆カメリア
そして同じく2階にあるバー&カフェ「カメリア」は、ホスピタリティ溢れるスタッフの皆さんが迎えてくれます。バーテンダーの方に相談しながらオーダーするドリンクも美味。
写真はホテルの名物バーテンダーの杉本さんが、赤煉瓦の色をモチーフに考案された「東京駅」と、旬のりんごの甘酸っぱさと小豆のやわらかな風味を合わせたスイーツ風カクテル「りんごと小豆のカクテルソルベ」(このカクテルは10月末までで終了。11月1日からは、クリスマスカラーを意識した、ベリーやキウイ、桃を使ったシーズナルカクテルも提供されています)。
カクテルはお酒が強い人から弱い人まで好みにあわせて対応してくれますよ♡
そして面白いメニューを発見! メインディッシュがお代わりし放題のその名も「OKAWARI」。メインディッシュは季節に応じて変わりますが、私が伺った時はメインがエビフライ。エビフライが食べ放題って贅沢♡ とオーダーしてみました(10月16日からは、メインディッシュは若鶏のスパイシーローストとなっています)。
オードブルの盛り合わせ、手作りエビフライと三種のタルタルソース(プレーン、カレー、豆乳)、3種類から選べるデザート、コーヒーのラインアップです。
揚げたてプリプリのエビフライはついついお代わりしたくなる魔力が。最初に5本注文し、あまりの美味しさに追加で2本お願いしてお腹もパンパンです!
カメリアではバーテンダーの方が作ってくださったカクテル&モクテルをテイクアウトできるサービスも! お部屋に持って帰ってゆっくりカクテルを飲むもよし、モクテルを散歩しながら飲むもよしと楽しみ方は様々です。
行くたびに新しい魅力が発見できる「東京ステーションホテル」は、プリンセス気分を味わえる贅沢空間が詰まっていました! 一人で優雅にホテルステイをしたり、友達とお泊り女子会をしたりと幅広く楽しめます。まだ足を踏み入れたことがなかったら勿体ない! 東京駅に来たらまずはティータイムからでもぜひ一度♡
手土産姉ちゃん 大雄寺幹子
女性誌の制作に15年以上携わり、常に情報のシャワーを浴び続けるデザイナー。
職業柄見た目も重要だけど、味が一番大切。「手土産はコミュニケーション」を信条としている。学生時代にデパート地下のお菓子売り場でアルバイトをしたのをきっかけにデパ地下の魅力に取りつかれる。
以来、20年以上最低でも週に3回以上(多いときは週5日)はデパ地下に通うマニア。今までに手土産、お土産、自分へのご褒美に費やした総額は高級外車が買えるほど。(現在も金額は日々更新中!)
365日手土産、お土産、お取り寄せ、自分へのご褒美情報を仕入れ、デザイナーとしての仕事の他、手土産の相談を受ける日々。手土産は貰うのもあげるのも大好きで365日、何かしら甘いものを食べるスイーツマニアでもある。