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2021.11.06

芸術の秋! サントリーホールのクラシックコンサートに行ってみました

世界的にも有名なコンサートホール「サントリーホール」では、気軽に行けるオルガンコンサートから本格的なオーケストラコンサートまで、多彩なプログラムが充実。まずはその入門編として、Oggi専属読者モデル=オッジェンヌの2名がオルガンコンサートに訪れました。

©サントリーホール

「サントリーホール」は訪れるだけで非日常を味わえる特別な空間!

▲左/オッジェンヌ 力丸莉帆さん(不動産関連会社勤務・31歳)、右/オッジェンヌ 高峯寿美さん(メーカー勤務・30歳)
※衣装はすべて本人私物です。

サントリーといえば「水と生きる」というメッセージでも有名な大手酒類・飲料メーカー。サントリーが創業以来、特に大切にしているのが「商品やサービスの提供だけでなく、社会にも貢献できる企業でありたい」という想いと、絶え間ないチャレンジ精神。

これらを体現するべく1986年に開設されたのがサントリーホールです。

サントリーホールの初代館長は、サントリーの2代目社長も務めた佐治敬三氏。高度経済成長期を迎えた日本で、「物質的な豊かさの次は、心の豊かさが求められるようになる」と考え、サントリー美術館やサントリー音楽財団(現・サントリー芸術財団)を設立するなど、文化活動での社会貢献をスタート。

ご本人もクラシック音楽に造詣が深く、「クラシック音楽を本当の意味で日本人の生活文化として根付かせたい」という強い願いから誕生したのがサントリーホールです。

サントリーホールには、これまでに国内外の著名人が数多く訪れ、小澤征爾氏など世界的なアーティストも演奏。年間約550公演のクラシックコンサートが開催され、2021年9月には、累計の来場者数が2,000万人を突破しました。

サントリーホールは今や、アメリカのカーネギーホールやドイツのベルリン・フィルハーモニー、オーストリアのウィーン楽友協会など、100年以上の歴史を持つ世界に名だたるコンサートホールと肩を並べるようにして、世界的に評価されています。

館内にはラグジュアリーなシャンデリア、美しいステンドグラスなど、ただそこにいるだけでもアート欲がかき立てられる素敵な美術品や装飾が随所に施されているサントリーホール。

小ホールの壁面にはこのホールを象徴するブルーローズが飾られ、大ホールの入り口には初代館長の佐治敬三氏のプレートや、サントリーホールの設立にさまざまなアドバイスをくれた、かの有名な指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤン氏のメッセージとサインなども見ることができます。

まずは気軽なオルガンのコンサートを体験!

©サントリーホール

サントリーホールが目指すのは、「世界一美しい響き」。かつて、コンサートホールの設計は「シューボックス型」という、舞台があってその向かい側に客席が配置されるというものが一般的でしたが、サントリーホールの大ホールは日本初の「ヴィンヤード(葡萄畑)型」を採用。

ワインを作る葡萄畑がすべての葡萄にしっかり日光が当たるように作られるのと同じように、「ヴィンヤード型」のコンサートホールは客席が舞台を取り囲むように配置され、すべての音が観客ひとりひとりに響き渡るよう設計されています。

サントリーホールにおけるヴィンヤードスタイルの成功がきっかけとなり、日本だけでなく世界でもこのスタイルがスタンダードになりつつあるようです。

そして、オルガンも見逃せないポイントのひとつ。「音楽は、演奏家と聴衆が一体となって創り、共に歓び楽しむもの」そして「オルガンのないコンサートホールは家具のない家のようなもの」。ホール開設にあたり、これらのカラヤン氏からのアドバイスをもとに、楽器の王様=オルガンが設置されました。

オルガンコンサートは月に一度、お昼どきの30分間に開催される、サントリーホールオリジナルの人気プログラム。無料で開催されているから、会社のお昼休みにリフレッシュするため気軽に訪れる人も多いそう。

ドレスコードも特になく、クラシック=敷居が高いと躊躇する必要もなし。12月10日(金)にはライブ配信も予定しているので、ぜひ体験してみて!

●今回体験したのはこれ!

「サントリーホール オルガン プロムナード コンサート」

入場無料/全席指定/事前申込制
※曲目や出演者プロフィール、配信に関する詳しい情報はサントリーホールのホームページをご覧ください。
※お申し込みは事前にメンバーズ・クラブ登録(入会金・年会費無料)が必要です。
※お申し込みは各公演の2週間前を目安に開始します。

●オッジェンヌの感想は…?

■力丸さん

「実はサントリーホール自体、今回初めて知りました。外のオフィス街からは想像がつかないくらい、重厚感のあるゴージャスな館内にびっくり。また随所にサントリーならではのトリビアが施されていてワクワクしました!

サントリーがここまで音楽事業に力を入れてることも知らなかったのですが、『物質的な豊かさの次には心の豊かさが求められる』という初代館長さんの言葉を教えていただき、今の時代にもとてもふさわしいと感動しました。

私自身、芸術に定期的に触れ合うことを大事にしているので、これからもっと音楽業界やエンタメ業界が再び盛り上がり、みんなの心がもっと豊かになればいいなぁと思います。オルガンの演奏も想像以上に体に響く音。ダイナミックな演奏に感激しました!」

■高峯さん

「クラシックコンサートというと敷居が高く感じてしまい行きづらい印象を持っていましたが、毎月1回ランチタイムに30分間の無料オルガンコンサートがあるなど、サントリーホールで気軽にクラシック音楽に触れられることを知り、とても身近に感じることができました。

日常の中で、非日常的なクラシック音楽の世界にフラッと行くことができるなんて近くのオフィスの方がうらやましいです! 随所に見られる芸術作品も、空間のラグジュアリーさをプラスしてくれて、気軽ながらも特別な気持ちになれる素敵な場所だと思います」

次回はもっと本格的なクラシックコンサートを体験したい! …その前に、サントリーホール 越野さんにいろいろ聞いてみました

▲左/サントリーホール広報部長 越野多門さん

Q. どんな服装で行けばいい?

A. ドレスコードは特にありません。お好きなファッションでお越しください!

「お昼休みのオルガンコンサートの場合は、オフィスカジュアルに足元はスニーカーなどでお越しいただく方も多数いらっしゃいます。ただ、サントリーホールは訪れるだけでも気分が上がる華やかな空間。例えば仕事帰りにコンサートにお越しいただく際は、オフィスカジュアルにプラスαでおしゃれなアイテムを投入するというのもおすすめです。

また、このコロナ禍でお呼ばれ用の服を着る機会が減っている方も多いと思いますが、クリスマスコンサートは思い切り華やかなファッションを楽しむのにもぴったり。お正月のコンサートには晴れ着でお越しいただく方もおられます。楽しみ方は人それぞれ。自分なりのおしゃれを楽しんでいただく場としてもご活用いただけるとうれしいです」

Q. オルガンコンサート以外に、どんなオリジナルのコンサートが開催されていますか?

A. 大ホールと小ホールを合わせて、年間約100公演のオリジナルコンサートを開催しています!

「サントリーホールでは、お貸しする形での公演が約8割。残りの約2割はオリジナルプログラムの主催公演を開催しています。内容にもかなりこだわっていて、クリスマスには毎年、ふたつの異なるコンサートを開催していますし、年末年始も華やかで楽しめるプログラムが目白押し。

特に、「サントリーホールのクリスマス 2021」という公演では親しみやすい楽曲を選んだり、人気声優の方をナビゲーターに起用してわかりやすい解説をしていただくなどの工夫もしているので、クラシック音楽の初心者の方でもお楽しみいただけると思います」

Q. 平日の夜のクラシックコンサートの開催時間は?

A. 通常、19時開演・21時終了というものが多いです!

「コロナ前は19時の開演に間に合わないとおっしゃるお客様もおられましたが、最近では働き方や時間の使い方が変化し、仕事帰りにお越しいただく方がとても増えています。夜のコンサートも、その後に食事やお酒を楽しみながら余韻に浸ることができるので本当におすすめ。Oggi世代のみなさまにも、ぜひ足繁く通っていただけたらと願っています」

Q. 大ホールでのクラシックコンサート、どの席で聴くのがおすすめ?

A. どの席でも極上の「響き」と「音」をお楽しみいただけます!

「サントリーホールは、ステージを取り囲むように客席が配置されている『ヴィンヤードスタイル』を採用しています。どの席にも音や響きが均等に行き渡りますので、こちらからのおすすめは特にありません。

ただ、コンサートは視覚的な要素も重要なので、全体を見渡したいなら後ろの席がいいかもしれませんし、指揮者の顔や演奏者の所作を見たい場合はオルガンの真下の席がいいかもしれません。

逆に、お越しいただく度ごとに異なる席で聴くようにして、自分なりのお気に入りを見つけるというのも楽しみ方のひとつです」

Q. おひとりさまでも大丈夫ですか?

A. もちろんです!

「コンサートのナビゲーターや演奏者のファンの方がおひとりでいらっしゃることも多々ありますので、まったく気にする必要はありません。カップルやお友達同士、ご家族など、みなさまひとりひとりがご自由に、楽しみやすい人数でお越しください」

Q. ホール内で困ったことや、わからないことがあったらどうすればいい?

A. ホスピタリティあふれるレセプショニストが丁寧にご対応します!

「サントリーホールでは、日本で初めて『レセプショニスト』を配置したことでも知られています。レセプショニスト全員が、教育がきちんと行き届いた接客のプロフェッショナル。何かお困りの際は、ぜひお近くのレセプショニストにお声がけください。

またサントリーホールでは、コロナ禍における『感染防止対策』と『安全・安心な公演開催』の両立を目指す対策も万全。レセプショニストはマスクとフェイスガードを身につけてご対応しています。エントランスでは声を出してお客様を誘導するのをなるべく控え、ピクトグラムのボードを持ってご案内するなどの工夫もしています。

ちなみに、コンサート終了時の規制退場や、出演者同士のステージ上のディスタンスをとるなど、万全の感染防止対策をとっておりますので、ぜひ安心してお越しください」

Q. クラシックコンサート中のNG事項ってありますか?

A. 観劇をする際とほぼ同じです!

「クラシックコンサートならではという点においては、観劇などと比べると拍手をする機会がたくさんあるということ。このコロナ禍で掛け声をご遠慮いただいている分、拍手で感動を表現することがスタンダードになってきました。

少しだけ気をつけていただきたいのが、拍手のタイミング。楽曲が終了したと思っても実はまだ終わっていない場合もあるので、初心者の方は、周りの方に合わせて拍手をし始めた方がいいかもしれません」

Q. 近々、おすすめのクラシックコンサートはありますか?

A. 12月25日(土)開催の「サントリーホールのクリスマス 2021」です!

「『くるみ割り人形』など、どこかで聴いたことのある楽曲も多数演奏されますし、ナビゲーターの方にわかりやすく説明していただけるので、あまり難しく考える必要はありません。クラシック音楽初心者の方にも、詳しい方にもみなさまに楽しんでいただけるような内容です。楽曲に関するトークや解説をもとに、ストーリーや場面を頭で思い浮かべながらお楽しみいただけます。

コンサートは13時30分開演。所要時間は約2時間程度。始まる前にランチをしてからお越しいただくことができ、日が暮れる前には終わるので、夜に別の予定があっても大丈夫です。

オンライン配信もしているので、ホームパーティをしながらコンサートをお楽しみいただくのもおすすめ。今まではオンライン配信は実施していませんでしたが、このコロナ禍で設備を揃えて新たに挑戦を始めました。遠方にお住まいだったり、チケットが取れなくてサントリーホールにお越しいただけなかったという方にもご覧いただけるようになったことで、喜びの声がたくさん届いています」

サントリーホールのクリスマスコンサートにぜひ訪れて!

©サントリーホール

▲昨年の公演より。

昨年も大好評だったサントリーホールのクリスマスコンサートが、パワーアップして今年も開催決定! 指揮者に大友直人氏、ナビゲーターに森川智之氏、オーケストラは新日本フィルハーモニー交響楽団を迎え、「音」で伝えるアーティストたちが響かせる、音楽と声のマリアージュ。

親しみやすい楽曲&トークで曲に込められた物語を思い浮かべながら、背伸びをしないで楽しめる、特別なコンサートです。

©Rowland Kirishima

指揮:大友直人
クールなスマートさと熱い情熱を併せ持つ、日本の音楽界をリードし続けるトップ指揮者。

▲ナビゲーター:森川智之
トム・クルーズの吹き替えから「野原ひろし」役まで、多彩なキャラクターに魂を吹き込む声優界の“帝王”。

©堀田力丸

▲昨年の公演より。

新日本フィルハーモニー交響楽団
2022年に創立50周年。クラシックや映画音楽など、常に新しい音楽性を探求する、日本を代表するオーケストラ。

●詳細はこちら!

サントリーホールのクリスマス 2021」(有料オンライン配信あり)

【チケット料金】
S席:¥6,000、A席:¥5,000、B席:¥4,000

【有料オンライン(ライブ&リピート)配信】
視聴券:¥2,000
※リピート配信視聴期間:2021年12月26日(日)13:30〜12月31日(金)23:00

【さらにクリスマスを楽しむ特別企画「あなたの思い出ショートショート」募集!】

「思い出のクリスマスに流れている音楽」をテーマに、400字程度のショートショートを募集します。採用された作品は、コンサートの中で森川智之さんの朗読で紹介されます! 詳しい情報はリンクからサントリーホールのホームページをCHECK!

協力/サントリーホール
電話:0570-55-0017

撮影/深山徳幸 構成/内田淳子


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