籠田淳子さんってどんな人?
今回の主人公は、福岡県北九州市にある建設会社「ゼムケンサービス」代表・籠田淳子さん。
建設業界で働く女性技術者の割合はわずか4.5%。男性が多数を占めるなか、彼女が代表を務める「ゼムケンサービス」は社員8人中7人が女性。男社会である業界を逆手にとり、“女性ならではの視点”を武器に日々挑戦を続けている。
また、視覚・聴覚・嗅覚など“五感を生かす独自の設計手法”で他の会社との差別化を図り、建設業界に新たな風を吹き込んでいるのだ。
ーー「ゼムケンサービス」代表取締役になった理由とは…?
幼い頃から大工である父親の背中を見てきた彼女は、自然と建設業界を目指すように。
業界の女性に対する厳しさをよく知る父から「女が建設へ行っても電話番かお茶くみしかないんだぞ」と、反対を受けるが、大学卒業後は設計事務所に就職。
男社会といわれる建設の世界を目の当たりにしながらも、当時女性ではほとんどいなかった“一級建築士試験”に26歳で合格。建築士としてのキャリアを築いた。
籠田淳子さんの「7つのルール」
さて、そんな彼女が「いつもしている7つのこと」=「セブンルール」とは…?
■1. 現場では常にペアで仕事をする
女性スタッフにとって働きやすい環境をつくるため、どんな依頼でもペアで配置するのがルール。子育てや介護と無理なく両立できるようにするため。
■2. “匂い”をデザインに取り入れる
デザインする際、料理や人の気配などの匂いも考慮するのが彼女流。視覚情報以外でも、心地いいと感じる空間作りに注力。
■3. 月に1回社員に食事を作る
月に一度、社員に食事を作ってみんなで食べるのが定番。社員は家族同然なので、食べている姿でそのときの調子もわかるという。
■4. 何か思いついたら松尾さんに電話する
会社唯一の男性メンバーで、2年前に社長に就任したのが松尾さん。そんな彼のことを信頼していて、何か思いついたらすぐに連絡。
■5. 休日は着物を着る
日々仕事に追われ、休日は月に1度ほどだという彼女。そんな休みの日は、着物を着てリフレッシュしている。
■6. 叱るときは、驚かせるくらいのエネルギーで
スタッフを叱るときに大切にしているのが、相手がハッとするくらいのエネルギーで叱ること。自分と戦って成長していくための必要なステップと考えている。
■7. 建設女子を増やす
建設業界で働く女性を増やすための活動も行う彼女。誰もが自分がやってみたいと思う仕事に就き、働き続けられるような世の中にするのが夢。
* * *
「7ルール」は、カンテレドーガで無料配信中!
次回の放送は、10月12日(火)よる11時00分〜。話題のCMやミュージックビデオなどの振り付けを手掛けるダンサー・振付師yurinasia(ユリナジア)さんをピックアップ!
2年前から始めたSNSへの“ダンスレッスン動画”の投稿が話題を呼び一躍有名に。独創的なダンスで、業界内外で注目を集めている彼女の7つのルールとは…?
Oggi.jpでは、番組を振り返りながら働く女性たちへのヒントを見つけていきます! ぜひチェックしてみてくださいね♡