向上線がある手相ならあなたは努力型？ その意味と見方を占い師が教えます

【目次】
・向上線とは？
・向上線の位置をチェック！
・向上線が長い！ 人差し指まで伸びている人
・向上線で結婚運がわかる!?
・開運線と向上線の違い

向上線とは？

向上線というのは読んで字のごとく、目標達成のために大変な努力ができる「向上心にあふれた人に出ている線」です。別名を「努力線」とも言います。この線が出ている人は、本当に努力を惜しまない、努力が楽しい、努力するために生まれてきたの、という方が多いです。常にステップアップを求め、自らにKPI（Key Performance Indicators, 重要業績評価指標）を課し、どこまでいっても満足を知らぬ人という感じでしょうか。いますよね。

向上線の位置をチェック！

向上線は、生命線上から人差し指の方に向かって、斜めに上っていく線です。後ほど解説しますが、向上線と似ている線に開運線やリーダー線があります。この2本は大変紛らわしいのですが、2本ともいい線なのでもし間違って鑑定していても、大勢に影響はありません。安心安全です。

向上線が長い！ 人差し指まで伸びている人

向上線の長さは、努力目標のスケールの大きさやそれに費やす努力量、自身の思い入れなどの現れです。長い向上線というのは、物凄い努力ができる人である、今現在それだけ大きな努力をしているということを意味するんですね。

これまで占いをした中で、向上線がなんだかんだと手のひらをはみ出し、人差し指領域に到達してしまっているお客様がいたのですが、まさに努力が服を着て歩いているような人でした。

週に5日、欠かさず筋トレをしているという筋骨隆々な殿方で、私は手相の線よりも腕に浮き出た血管を目で追ってしまっていましたが。何はともあれ、人差し指の付け根までも伸びているような長い向上線を持つ人は、努力家の中の努力家という感じですね。

向上線で結婚運がわかる!?

ネットには向上線のアレコレで結婚運がわかる、というような記事もあるのですが、そうですね、努力目標を「結婚」に設定すれば、それに向かってどれだけ努力できる人か、はたまた、現在努力が足りているのか・不足しているのかなどは、鑑定可能です。

ちなみに、結婚も離婚もしたことがない私のところにも、結構な頻度で婚活・リコ活の相談が来るのですが、それは相談先が間違っているかもしれず… もちろん善処していますが、ぜひ本気の婚活の際は占いもいいのですが結婚相談所、リコ活は弁護士さんのような専門家へのご相談をおすすめします。

開運線と向上線の違い

■開運線とは？

開運線は、生命線上から中指に向かって伸びる線です。向上線は人差し指に向かって伸びる線でしたので、向かう指が違うのですね。開運線は、起点の位置によって、努力が実を結ぶ年がわかるとされています。また、独立・結婚・入社・昇進・その他諸々、嬉しいことが起こる年もわかってしまうという。

これには「流年法」という見方を用います。何歳の時に前述のような素敵な出来事が起こるか鑑定できちゃうんですね。残念ながら、私の流派では流年法を取り入れていないため、これ以上の解説は控えますが、気になった方は流年法を調べてみてください。

■リーダー線とは？

また、向上線とそっくりな線には「リーダー線」と呼ばれるものも存在します。リーダー線は、向上線同様、生命線から人差し指に向かって伸びる線ですが、向上線よりももっと手のひらの側面の方に向かって伸びる線です。意志の強い人に現れると言われています。

別名を「希望線」とも言います。リーダー線は、周囲を明るく引っ張っていくタイプのリーダーさんによく出ています。がしかし、恐怖政治で人を動かすオラオラ系のリーダーに出ているのも見たことがあります。その人自身の気の持ちようなのですね（御本人は仲間を明るく引っ張っているつもり）。

■向上線と開運線とリーダー線の見分け方

おさらいになりますが、3本とも運命線を起点として上昇する線であるのは一緒ですが、向かっている方向が違います。

・リーダー線：人差し指（手のひらの側面に近い部分）
・向上線；人差し指
・開運線：中指

このように分類はできるのですが、すると、「人差し指と中指とののちょうど真ん中に伸びている線は向上線と開運線、どちらなのでしょうか？」と、疑問に思われる方も出てきそうですね。それは占い時にお客様から感じる「気」のようなもので判定します。占い師の勘と経験というやつですね（というか、気分）。

自分はまだ努力が足りない！ という方はぜひ、手のひらに長めの向上線を書き足してみてくださいね。

監修：いけのり

人相学・手相などを使った相手の性格・深層心理の状態を明らかにする心理学寄りの占いをメインとし、明るく楽しい未来を呼び込むお手伝いをしている占い師。ITベンチャー企業に勤めていた際に電車の窓ガラスに映り込んだ自分の顔が、疲弊し過ぎて死神のようになっていて怖かったことから人相学の勉強を開始。これまでに1万人近くを鑑定している。開運のために「薄ら笑い」を熱く提唱中。