【目次】
・「万人受け」の意味・類語・使い方とは?
・「万人受け」する人や顔とは?
・「万人受け」する人になる方法とは?
・最後に
「万人受け」の意味・類語・使い方とは?
「あの作品は、万人受けしそうだよね」などと使われているのを、聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。漢字を見ると、なんとなく意味が推測できそうですが、今回は、「万人受け」の意味を改めて解説したうえで、「万人受け」する人の特徴や、近づくための方法も紹介します。
「万人受け」の読み方と意味
「万人受け」は、<ばんにんうけ>と読みます。「まんにんうけ」ではないので注意が必要です。
「万人受け」を、「万人」と「受け」に分けて意味を考えると、「万人」は、「多くの人」「すべての人」という意味です。「受け」は、「あの人はお年寄りに受けがいい」という使われ方があるように、「承認、評判」「受け入れること」「受け取られ方」という意味があります。
したがって「万人受け」とは、「多くの人に受け入れられていること」という意味です。
「万人受け」の類語
「万人受け」は、先ほども説明したように、多くの人に受け入れられている物や、人に対して使われる言葉です。したがって、類語も、「多くの人に支持される」という意味を持つ言葉になります。
例えば、「大衆迎合的(たいしゅうげいごうてき)」という言葉が類語に当たります。「大衆」が「多くの人」という意味で、「迎合的」が「受け入れられる」という意味。「大衆迎合的」の後に、「な」という送り仮名をつけて、形容詞的に使うことが可能です。また、大衆に受け入れられるという考え方を、「ポピュリズム」と表現します。
「万人受け」の対義語
一方で、「万人受け」の対義語には、どのような言葉が考えられるでしょうか。皆さんはすぐに思いつきますか? 意味としては、「一部の人にのみ受け入れられる」が妥当だと考えられます。
例えば、「マニア受け」という言葉が対義語に当たります。「ある特定の分野について、知識の深い人たちから支持を得ている物や人」に対して使われますよ。また、難しい言葉を使わなくても、「一部に受けが良い」や「一部に受ける」という表現もあり、日常会話で使いやすい表現です。
「万人受け」の使い方
「万人受け」のあとに「する」という言葉を付けることで、「万人受けする」という動詞として使うことが出来ます。人に対して使うこともありますが、どちらかというと物、特に漫画や小説など、作品に対して使われることが多いです。
例えば、「彼女の作品は、年齢関係なく楽しむことができ、万人受けしやすいだろうな」や、「万人受けする作品を作るために、様々な世代の分析をすることが必要だ」などと使います。
「万人受け」する人や顔とは?
今までは、物に対する「万人受け」の使い方を見てきました。続いて、人について考えてみましょう。
「万人受け」する人の特徴
「万人受け」する人の特徴として考えられるのは、聞き上手な人です。聞き手にまわるよりも、話すことの方が好きな人は多いもの。自分の話を楽しそうに聞いてくれたり、共感してくれたりしたら嬉しいですよね。
「万人受け」する顔の特徴
では、顔にも「万人受け」というのはあるのでしょうか。一般的に「万人受け」する顔とは、端正な顔立ちというより、目や鼻、口など顔を構成するパーツのバランスが、丁度良く整っている顔を、「万人受け」する顔と表現します。
「万人受け」する人になる方法とは?
「万人受け」するということは、みんなから好かれるということです。好かれるのは嬉しいですよね。世界中の人に好かれるのは無理でも、なるべくたくさんの人と良好な関係を築けるように、「万人受け」する方法を紹介します!
1:人に対して関心を持つ
「万人受け」する人の特徴で解説した通り、「聞き上手」な人は「万人受け」しやすいです。「聞き上手」になるためには、人に対して関心を持つことが大切なポイントになります。話し相手に関心がないと、話を聞いていても楽しくありません。楽しくないという気持ちは、相手にも伝わってしまいます。
2:謙虚な姿勢でいる
「謙虚」も「万人受け」する上で大切なポイントです。横柄な態度でいたり、周りを気にせずにグイグイと自分の話をしてしまったりすると、どうしても相手はあなたに対して気を使ってしまいます。謙虚な気持ちで、思いやりを持って相手との関係を築いていくことが、「万人受け」する秘訣です。
3:落ち着いた態度を心がける
落ち着いた態度と謙虚でいることをセットで心にしまっておくと、「万人受け」する人に一歩近づけます。取り乱したり、心に余裕がなかったりする状態では、謙虚でいることも落ち着いた態度でいることも難しいです。落ち着いた態度は、相手に居心地の良い空間を提供することができます。
最後に
今回は、「万人受け」という言葉の意味と、「万人受け」する人の特徴や、「万人受け」する人になる方法を紹介しました。誰にでも好かれるというのはとても難しいですが、何より大切なのは、自分を偽らず、真心で相手と向き合うことです。そのことを忘れず、楽しみながら、人との大切な関係が築けたら良いですね。
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