健康でいるためには、“からだ”に関する正しい知識が必須!
「人生100年時代」と叫ばれる昨今、元気で長生きをするためにも健康への関心はますます高まるばかり。一方、テレビやインターネットなどには健康に関するさまざまな情報があふれており、その真偽を含めた有用性を判断するのが難しいのも事実……。
これらの情報に流されず、有効に活用し、自分自身が健康であるためには、まず人間の“からだ”についてできるだけ正しい知識をもつことが大切!
そこで、書籍『眠れなくなるほど面白い 図解 人体の不思議』の中から、人間の“からだ”について理解を深めるのに役立つ話を紹介! 計4回にわたってお届けします。
伸縮自在の胃は、最大約15倍にも膨らむ!?
胃は、送られてきた食べものを一時的に貯え、お粥のようにどろどろに消化して少しずつ小腸に送る、非常に膨張性に富んだ臓器。
成人の場合、空腹で何も入っていないときの容量は約100ミリリットルで、野球のボールくらいの大きさ。一方、満腹時には大きく膨らみ、最大で1.5リットル程度の食べものをため込むことができ、詰め込めばそれ以上に膨張するといわれています。
胃は、胸部と腹部の境にある横隔膜より下方の左寄りのところに位置しまが、横隔膜の直下にあるのは肝臓だけなので、残りのスペースを使い、自由自在に伸縮することができるのです。
通常、満腹になると脳の視床下部にある満腹中枢が、「もう十分」という信号を出して食べるのをストップさせます。
しかし「甘いものは別腹」という言葉があるように、人間は、好きなものを目の前にすると、「食べたい」という気持ちのほうが上回ります。
そして「オレキシン」という脳内ホルモンが分泌され、胃の筋肉を緩ませ、たとえ満腹でも胃の中に新たな食べ物が入るスペースをつくるのです。
腹7分目が長生きのもとといわれる昨今、やはり食べ過ぎには十分に注意が必要。まだ食べられると思っても、少しもの足りないくらいでやめておくのがベターです!
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不思議なことだらけ、でもだからこそ興味をそそられる人間の“からだ”。もっと理解を深めたい方は、ぜひ書籍でチェックしてみて!
『眠れなくなるほど面白い 図解 人体の不思議』
著者:荻野剛志/日本文芸社
「頭のよさは脳の大きさと関係ない?」「別腹は本当にある?」「恋愛は3か月で冷める?」「薄毛も肥満も遺伝のせい?」ーー科学が発達した現在でも「人体」は多くの謎と不思議に包まれ、最も身近で興味深く関心の高いテーマです。本書では、最新データや研究にも触れながら、人体のナゾとフシギを解き明かします。実際に役立つ知識と情報満載の1冊!
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