猛暑で電気代が気になる今年の夏に! “エアコン節約術”4選!
適切な能力値の商品や、カビ対策機能の付いた商品を選ぶことは快適な生活を送るのに重要。その上で、猛暑の今年は「電気代」が気になる方も多いのではないでしょうか。
延長保証制度の設計・運営を行うテックマークジャパン株式会社の総合家電エンジニア・本多宏行(ほんだ ひろゆき)さんが、今年の夏におすすめの“エアコン節約術”をご紹介!
1. あなたのお家は大丈夫? 室外機周りに○○はNG!
ベランダや庭に設置した室外機の周辺に植木を置いていませんか? マンションの通路側に設置された室外機の前に傘をぶら下げたり、自転車、三輪車、ベビーカー等を置いてたりしていませんか?
室外機は周辺の大気を吸い込んで熱交換を行うため、周辺にモノを置くと障害となり熱交換率が下がって効率が悪くなります。それにより、電気代もかさんでしまうため、周辺にモノは置かないように気をつけましょう。
また、夏場に日差しが直接室外機当たる場合には、影で覆うように工夫するのも節約につながります。遮熱フードを利用するなど、日傘を差すイメージで影を作ってあげると◎
2. 扇風機よりもサーキュレーターの方が効果大! 28度でも快適にすごすコツ!
冷房を使用すると空気の密度が増し、重くなって足元にたまるようになります。その状態で部屋を快適に保つためには、温度や風量を頻繁に切り替える必要があり、結果的に電気代の無駄遣いになるのです。
エアコンの動作を一定に保つことで節電が可能ですので、サーキュレーターを活用し冷たい空気を循環させましょう。「扇風機でも良い?」という声が聞こえてきそうですが、エアコンの空気循環に向いているのはサーキュレーターです。
送風範囲が比較的近距離であり、人に対して涼しい風を起こす扇風機に対し、サーキュレーターは強い風を遠くまで送ることができ、エアコンの涼しい風をより効率的に隅々まで行き渡らせることができます。
3. お掃除ロボ付きでも定期的なフィルター掃除を!
最近は、フィルターを自動で掃除する機能が搭載されているエアコンが大半なため、ほとんど掃除をしていない方も多いのではないでしょうか。実は定期的なフィルターのお掃除で、電気代を下げることができるのです。
フィルター自動掃除機能が搭載されたエアコンであっても、フル稼働する時期であれば2週間に1回を目安に掃除機でほこりを吸い取ったり、水洗い可能なタイプであれば取扱説明書を読んで水洗いしたりしましょう。
フィルターを外すとき、その奥に装着されている熱交換器も確認してみましょう。3年以上フィルターを掃除していない場合は、熱交換器に汚れが溜まっていることも考えられます。カビや異臭の原因にもなりますのでメーカーサービスに内部掃除を依頼しましょう。
4. 電力会社の切り替えで年間1万円節約も
2016年4月に開始された電力自由化により電力供給事業者が増え、各社お得な料金プランを提示しています。住んでいる地域や電力使用量によって削減できる金額は異なりますが、年間1万円節約することもできると言われています。
しかし、一人暮らしやオール電化世帯の場合には切り替えることで割高になることもありますので、Webで各社の料金プランを比較してみることをお勧めします。
情報提供/テックマークジャパン株式会社
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教えてくださったのは… テックマークジャパン株式会社 本多宏行(ほんだ・ひろゆき)さん
1999年テックマーク入社。大手自動車ディーラーでのメカニック経験を活かし、自動車から家電、PC、ガス製品を含む住宅設備機器に至るまで、幅広く修理精査業務を手がける。家電製品の専門知識が必要となる「総合家電エンジニア」資格を取得。現在、延長保証の対象製品の修理精査業務を行いながら、故障を未然に防ぐための正しい家電の使い方などを分かりやすく解説するなどの活動も展開している。