アラサーOL【婚活のリアル#173】私の頬も桜色
こんにちは、アラサー受付嬢つかさです♪ 上京して今年で6年目。これまで出会った男性を振り返りながら、婚活のあれこれをお届けしているこのブログ。この前は、「誕生日プレゼントで女子力アップ」をお届けしました。まだ読んでない方はこちらからどうぞ♡
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清々しい日が続いているにもかかわらず、相変わらずのマスク生活で新鮮な空気を吸えない。マスクって自分の飛沫を飛ばさないように予防するものの、やっぱり煩わしいことには変わりない。それにずっと顔が熱いしね。
街中や職場、カフェで雰囲気良さげな男性は見かけるけど、みんなマスク姿だから口や鼻の情報がないのはメンズハンターとして残念(いつからそんなハンターになったんだw)。
ある日私の勤める受付に同年代くらいの男性社員がやってきた。彼は気軽に私に声をかけてくれた。
「お疲れ様です。このビル複雑でいつも迷うんですよね。受付さんも最初は迷いましたか?」
そんな彼は所々関西イントネーションだったので、彼の質問を無視して「あれっ、関西出身の方ですか?」と私は質問返しした。
「えっ、バレましたか? 標準語で喋ってるつもりなんですけどわかるもんなんですねぇ」
関西人とわかったからか彼は先ほどよりもしっかり関西イントネーションで返答した。私も兵庫出身の関西人ということを話すと彼は色々と教えてくれた。
大阪出身の彼は都内大学に進学しこの会社に就職したそう。どうやら私のいる丸の内のビルではなく都内の別の自社ビルで働いているとのことだった。歳は私のひとつ上。
ニコニコッと話す彼は目元までしっかりクシャッとなっていたので、マスクをつけていても好感の持てる男性だった。
彼はどうやらこのビルで先輩と待ち合わせをしているみたい。
「あっそうだ! これ自分で食べようと思ってさっき買ったんですけどプレゼントします」
そういう彼は和菓子の寛永堂の小さな紙袋を渡してくれた。
「ありがとうございます♪ ってこれなんですか?」そういう私に「お好きだったらいいんですが」と答える彼。
そうこうしていると彼の先輩が受付にやってきた。
「昼から受付さんにナンパか?(笑)」
いじられる彼を見送りながら私は寛永堂の紙袋を握りしめていた。
給湯室で中を見てみるとそこには桜餅がひとつ、可愛く箱詰めされていた。私の頬が桜餅のようにピンク色になるのがわかった。
「あっ! あの彼一体誰なんだろう。。」
名前を聞かなかったことに後悔しながらも桜餅を頬張ったのでした。
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つかさ
昭和最後の生まれで、現在33歳。東京・丸の内にある会社にて受付勤務。素敵なお嫁さんになるべく、2015年関西から上京し、絶賛婚活中でございます♪