西山美華さんってどんな人?
今回ご紹介するのは、京都市北区の古い町屋が並ぶ一角にある、全国でも数少ない野山に咲く花の専門店「花屋みたて」店主・西山美華さん。
一般的な生花店ではハウス栽培された花を扱うのに対し、「花屋みたて」では野や山に咲く野生の花だけを取り扱う。
毎月、彼女が選んだ花が届く宅配サービスのファンは全国に広がり、店を訪れるお客さんも、新たな「花との出合い」に喜びを隠せない。
ーー花屋みたての店主になった理由は…?
広島出身の彼女は、物心がついた頃から花が大好きだった。野山に咲く花を食べてしまうほどで「あらゆる花を食べて、病院に駆け込んだこともあった」と、当時を振り返る。
大阪の大学を卒業後、憧れだった大手の生花店に就職。ところが、「花で人を感動させたいのに自分が感動できなくなった」と感じるように。そして8年前、30歳の節目に山野草の専門店「花屋みたて」を夫とともにオープンした。
西山美華さんの「7つのルール」
さて、そんな彼女が「いつもしている7つのこと」=「セブンルール」とは…?
■1. 花束はつくらない
彼女のお店では、花びらしか目立たない花束のオーダーは受け付けていない。葉や茎、根も含めた1本1本の花を主役にさせてあげたいという思いから。
■2. 仕入れる花はお任せで送ってもらう
花は、山を保有している人などから仕入れているが、どんな花を送ってもらうかはお任せ。季節ごとのリアルな状態をお客さんと共有したいという。
■3. 料理は毎日、親子で作る
プライベートでは、息子を育てる彼女。「自分で作り出せないものはない」ということを教えるため、料理は毎日、親子で作るのがお決まり。
■4. 花は花瓶に生けない
花を生ける際、花瓶は使わず、骨董品店などでその花に合う器を探し出す。出合うはずのないもの同士が出合ったときこそ、世界で一つだけのものが生まれる。
■5. 年に1度、お客さんの庭を見に行く
お客さんから庭づくりの依頼を受けることもあるという彼女。年に一度は、その自分がつくった庭のメンテナンスに出向いているそう。
■6. 自宅の花は30秒で生ける
毎朝、庭に咲く花を生けるのが彼女の日課。その際、摘んできた葉っぱを並べたりなど、時間をかけずに身近な花を楽しむ。
■7. 「いただきます」の気持ちで花を摘む
花を摘むときは、「いただきます」と花に伝えるのがポリシー。自然の中で育った野花に敬意を込めて、お客さんに思いを届け続ける。
* * *
次回の「7ルール」の放送は、6月22日(火)よる11時00分〜。主人公は、東京・世田谷区の池ノ上駅近くで、開店前から行列ができるパン屋さん「étéco bread」を営む梶原夏子さん。
「誰かの力になれるパンを作りたい」と願い、新たな味を模索し続ける彼女の7つのルールとは…。
Oggi.jpでは、番組を振り返りながら働く女性たちへのヒントを見つけていきます! ぜひチェックしてみてくださいね♡