村本理恵子さんってどんな人?
今回ご紹介するのは、累計50万ダウンロードを突破したいま話題のシェアアプリ「アリススタイル」を手掛ける、ピーステックラボ 代表取締役社長・村本理恵子さん。
〝貸し手〟のメーカーや個人と〝借りたい人〟をつなぐ「物のシェアリングサービス」で、最新家電から生活必需品、美容機器、アウトドア用品まで、あらゆる物がスマホ1台でレンタルできる。
日常生活のさまざまな物を「使う時だけお金を払えばいいサービスがあれば、物を持たない新たな生活ができる」と5年前に起業し、「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2021」を受賞した。
ーーピーステックラボの代表取締役社長になった理由とは…?
東京・渋谷区で生まれ、決して裕福とはいえないシングルマザーの家庭で育った彼女は、苦学の末に東京大学に進学。
卒業後は、大手通信会社に入社し、大学教授、ベンチャー企業設立から上場を経て、50代でエイベックスに入社。動画配信サービス「BeeTV(現在のdTV)」を立ち上げ、プロジェクトリーダーを務めた。
誰もが羨むキャリアを重ね、60歳を超えた彼女だが、「まだあと1つ新しいことができるんじゃないか」と思い、60代で新ビジネスの起業に踏み切った。
村本理恵子さんの「7つのルール」
さて、そんな彼女が「いつもしている7つのこと」=「セブンルール」とは…?
■1. 倉庫内の物はサイズ別で管理
倉庫で保管しているレンタル品は、省スペース化のためにサイズ別で管理。どこに何があるのかは端末でわかるようにして仕分けする手間を省き、人件費と保管費用を削減。
■2. 2週に1度、アプリをアップデートする
アプリは2週に1度、アップデートするのがルール。ユーザーが面倒に感じている部分をデータで分析し、継続的に改善していくのが彼女のスタイル。
■3. 週2回、ジャイロトニックに通う
彼女が仕事の合間に訪れているのが、専用機器で全身のストレッチを行うジャイロトニック。自分の身体と向き合いリセットする貴重な時間。
■4. 同居人と洋服をシェアする
プライベートでは、同世代4人とシェアハウスで暮らす彼女。ルームメイトと洋服やバッグ、小物などを共有することで、自分では選ばないファッションを楽しむ。
■5. 夕飯は365日外食
献立を考える時間が面倒だという彼女の夕飯は、決まって外食。シェアサービスを立ち上げてから物を買わなくなった代わりに、時間を買っている。
■6. 美容院でお客さんの会話を盗み聞きする
あらゆる物を、買わなくてもシェアできる世の中にしたいという彼女。美容院では、お客さんの会話を盗み聞きして、取り扱うレンタル品の参考にしているという。
■7. リタイアは考えない
66歳のいまもなお、新規事業の拡大に手を緩めない彼女。そんな彼女を突き動かすのは、物もろくに買えなかった幼少期、貸しピアノに救われた体験。お金持ちだけが物を手にできる世の中から、シェアリングが当たり前の世の中になるまで、リタイアは考えないという。
* * *
次回の「7ルール」の放送は、6月1日(火)よる11時00分~。主人公は、三浦半島の漁師町・三崎で、地元の人や観光客をとりこにする朝めし「あるべ」店主・菊地未来(みく)さん。
「食」と「住」で愛すべき地元の再生に力を注ぐ彼女の7つのルールとは…?
Oggi.jpでは、番組を振り返りながら働く女性たちへのヒントを見つけていきます! ぜひチェックしてみてくださいね♡