連 恭子さんってどんな人?
今回ご紹介するのは、京都・祇園の路地裏にひっそりと佇み、絶品の鶏白湯スープが自慢のラーメン店「麺処むらじ」店主・連恭子(むらじきょうこ)さん。
お店のコンセプトは〝女性が喜ぶラーメン〟。濃厚ながら後味さっぱりのスープは、美容を気にする人でも罪悪感なく飲み干せる。築100年の町家を改装した店内もまた、カフェのような内装で、女性が1人でも入りやすい雰囲気を作り出している。
2015年、47歳でこの徹底的に女性客を意識した「麺処むらじ」を開店すると、たちまち京都の女性を虜にし、行列のできる人気店になった。
ーー「麺処むらじ」店主になった理由とは…?
京都で寿司屋を営む両親のもとに生まれた彼女は22歳で結婚し、専業主婦として2人の子どもを育てた。
その後子育てが落ち着いた31歳のとき、友達に誘われて飲食業界で働き始め、カフェの立ち上げなどに携わった。
そして「高級店が並ぶ祇園でもラーメンだったら気軽に若い人も来ていただける」という思いで、研究に研究を重ねてお店をオープン。
連 恭子さんの「7つのルール」
さて、そんな彼女が「いつもしている7つのこと」=「セブンルール」とは…?
■1. ラーメンは鶏を丸ごと使う
彼女が目指したのは、罪悪感なく最後の一滴まで飲み干せる一杯。鶏を丸ごと使うことで、コラーゲンたっぷりの濃厚ながら重たくないラーメンを生み出した。
■2. 花をイメージして盛り付ける
お客さんにより満足してもらうために、盛り付けにもこだわる彼女。盛り付ける際は、器を1つの花瓶に見立て、華道をするようなイメージで。
■3. 家事は義理の両親に任せる
プライベートでは、夫と娘、そして義理の両親と暮らしている彼女。料理から洗濯まで、家事はすべて義理の両親に任せているため、仕事に専念できているという。
■4. 店員の茶髪・ピアス・ネイルはすべてOK
「麺処むらじ」では、お店で働くスタッフの髪色などは基本的に自由。個性があったほうがお客さんにも覚えてもらえるし、そのままお店のカラーになるという考えから。
■5. お客さんの回転率は気にしない
単価が安いラーメン店では、通常、お客さんの回転率が命。しかし彼女は、回転率は気にせずお客さんとの世間話を楽しむ。ラーメンの味だけでなく、この気さくなおしゃべりも人気の秘密。
■6. 新作は家族に試食してもらう
新作は、義理の両親や娘など、世代の異なる家族に試食してもらうのが定番。ストレートな意見を聞き、試行錯誤しながらアイデアを詰めていくのだそう。
■7. ピンチのときは守るより攻める
コロナ禍にも関わらず、昨年12月に新たにつけそば専門店をオープンさせた彼女。このタイミングであえて出店に踏み切ったのは、厳しい状況のときこそ守るより攻めていきたいというポリシーから。
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次回の「7ルール」の放送は、4月6日(火)よる11時00分~。主人公は、料理愛好家・平野レミさんを姑にもち、食育インストラクターとして活動する和田明日香さん。
和田家に嫁いで11年。「キャベツ」と「レタス」の違いもわからなかった料理経験ゼロからスタートし、猛勉強を重ねて姑が太鼓判を押すほどの腕前に。3人の子どもを育てながら、“料理が苦手な人”、“料理をする時間がない人”の味方としてレシピを届ける彼女の7つのルールとは…?
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