唐澤 千帆さんってどんな人?
今回ご紹介するのは、コロナ禍の昨年11月に東京・三軒茶屋に「帆帆魯肉飯(ファンファン・ルーローハン)」を開店した唐澤千帆(からさわちほ)さん。
ルーローハンとは、醤油をベースに台湾料理の代表的なスパイス・八角で豚肉を甘辛く煮込み、白ご飯にかけた台湾の国民食。友人に誘われ旅行した台湾で心奪われた彼女は、メニューがルーローハン一択の専門店をオープン。
中国語から勉強しレシピを学んだ本場の味に、「クセになる美味しさ」「他で食べるより美味しい」と、お客さんの評判も上々だ。
ーー「帆帆魯肉飯」店主になった理由とは…?
元々会社員で料理人経験のなかった彼女は、休日にカフェを間借り営業して、ルーローハンの店をスタート。その味が評判を呼び、行列のできる人気店となった。
3年で間借り先は4店舗に増えたが、会社員との両立が難しくなり、「両親に言えないまま会社を辞めて専業になってしまった」という。
ところが、その半年後に1回目の緊急事態宣言が発出され、間借り先がすべてなくなり収入がゼロに。先が見えないなか廃業を考えたこともあったが、「頑張れると思ったし諦めたくなかった」という彼女は、お金を借りて自らの店を持つ決心をした。
唐澤 千帆さんの「7つのルール」
さて、そんな彼女が「いつもしている7つのこと」=「セブンルール」とは…?
■1. 豚肉は干しエビと一緒に炒める
本場の味を出すため、豚肉は干しエビと一緒に炒めるのがポイント。このひと工夫で台湾らしいおいしい味になるのだとか。
■2. 「いらっしゃいませ」ではなく「こんにちは」と言う
お客さんには、「いらっしゃいませ」ではなく「こんにちは」と挨拶する。心の距離を縮めるための彼女なりのこだわり。
■3. 自転車に乗るときはヘルメットをかぶる
自転車に乗るときは、決まってヘルメットをかぶるという彼女。台湾の人に倣って始めた習慣。
■4. 夕食は夫婦別々のゲームをしながら食べる
夕食は、夫婦それぞれが好きなゲームをしながら食べるのが定番。一緒にいる時間が長くなるにつれ、お互いの好きなものを尊重できるようになったそう。
■5. レジ袋は2枚目から無料
テイクアウトでは、レジ袋を2枚目から無料にしている。温かいものと冷たいものを買ってくれたお客さんへの心遣い。
■6. 床掃除のときは台湾のロックを歌う
定休日も仕込みなどで忙しい彼女。仕込み後は、一番好きな台湾のロックを歌いながら、気合を入れて床掃除をする。
■7. ルーローハンだけ作り続ける
ルーローハンが当たり前のように日本の食卓に並ぶ日を夢見る彼女。その魅力をもっと多くの人に知ってもらうために、ルーローハンだけを作り続ける。
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次回の「7ルール」の放送は、3月23日(火)よる11時00分~。ホームレスの人々の自立を支援する「認定NPO法人Homedoor」理事長の川口加奈さん。
高校生のときに描いた「夢の施設」を原点に、コロナ禍で急増するホームレス問題と向き合い続ける彼女の7つのルールとは…?
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