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LIFESTYLE

2021.03.17

同期の元雪組トップ娘役、咲妃みゆさんの熱演に感動! 元タカラジェンヌ・力丸莉帆の『GHOST』観劇レポ

Oggi専属読者モデル・オッジェンヌの力丸莉帆さんは、元タカラジェンヌ。宝塚歌劇団を離れた今でも観劇が大好きで、舞台から得られる「心を豊かにする」ことを伝えたいと考えています。今回は宝塚時代の同期である元雪組トップ娘役の咲妃みゆさんが出演する『GHOST』の観劇レポをお届けします。

生と死を超越した愛の形に涙が止まらない。『GHOST』は深く考えさせられる作品

Oggi専属読者モデル6期生の力丸莉帆です。2018年まで宝塚歌劇団の花組で、男役・桜舞しおん(おうま・しおん)として在籍していました。現在は不動産関連会社で勤務しながら、時間を見つけては趣味である観劇を楽しんでおります(宝塚の舞台に限らずいろんなミュージカルが大好きです!)。

3月5日に初日を迎えたミュージカル『GHOST』。映画の『ゴースト/ニューヨークの幻』をもとにした物語に、美しいメロディーをのせた愛のミュージカルです。今回も新型コロナの感染対策しっかりとして、観劇に行ってきました! ネタバレに注意しながら力丸的視点でレポートしたいと思います。マスクがびちょびちょになるほど、主演のゆうみ(※)のお芝居に涙しました。

※タカラヅカ時代の同期、咲妃みゆさんの愛称

ミュージカル『GHOST』開演

幕が開く前から、何かが起こりそう(物語が始まりそう)なニューヨークの生活音が流れ、想像がかき立てられます。最初は、サム(浦井健治さん)とモリー(ゆうみ)のただただ幸せなカップルの新生活。

観ているこちらが恥ずかしくなるほどラブラブな雰囲気で、浦井さんとゆうみのキスシーンに思わずドキドキニタニタしてしまいました。でも、女性としてはあんな甘い恋人関係は憧れるなぁ。

モリーがサムに、「結婚」という確信的なワードを告げると戸惑うサム。ただ「愛してる」と言ってほしいモリーの気持ちは、女性なら誰しも共感するのではないでしょうか。

そんな中、突然すぎるサムの死。サムの死を受け入れることの出来ない深い悲しみの中、モリー役のゆうみが歌う曲が本当に心に染みて…(涙)。モリーとともに悲しみでいっぱいになり、サムの死に呆然としている間に物語はどんどん進んでいきます。

ゴーストとなったサムの、モリーに気づいてもらえない切なさやじれったさも痛いほど胸に刺さります。

悲しいシーンが続く中、森 公美子さん演じる霊媒師オダ・メイの登場。オダ・メイの場面になると空気が一気に明るくなります。思わずクスリとしてしまう愉快な場面は楽しい時間でした。

パワフルな歌声に加え、コミカルで目が離せないお芝居は、モリクミさんにしかできないことで、もう「素晴らしい!」のひと言に尽きます。オダ・メイ自身が物語全体のスパイスになっていて、絶対に観てほしいところのひとつです。

1幕のラストではなんとサムの親友であるカール(水田航生さん)の裏切りが発覚し、「えー! どうなるの!?」とハラハラしながら休憩へ。

2幕では、ゴーストになったサムがオダ・メイの力を借りて、自分の死の真相を突き止めていきます。死んでもなお自分が愛するモリーを守り抜こうとする意志や、姿が見えなくてもモリーに自分の存在を、声を、愛を届けるシーンが本当に温かくて切なくて…。

サムが、ふたりのキーワードとなっている「Ditto」という言葉を伝えるとモリーはゴーストであるサムの存在を信じ、「愛してる」と口にします。そのときに私の感情のタンクは崩壊し、涙が溢れかえりました。

個人的には、「その言葉、生きてるうちに早く言ってよ!!」とも思うのですが、そんなことを言ったら悲哀のストーリーは生まれませんよね。映画でも有名な、モリーがろくろを回すシーン。ここで流れる『アンチェインド・メロディ』が切なくて、愛に溢れていて、もう本当に涙なしでは観ることができません。

ちなみに…、今私は『アンチェインド・メロディ』を聴いてモリーに感情移入しながら、このレポートを書いています(笑)。

サムを演じられた浦井さんの繊細なお芝居や歌は、きっと浦井さんご自身の人間性にフィットしているのでしょう。物語がさらにグッと締まって、引き込まれます。裏切り者のカールを演じられた水田航生さんは長身でとってもカッコよくて、私はなかなか憎めず大変でしたが(笑)、ワルモノっぷりがわかる迫力あるお芝居をされていました。

そして、わが愛する同期のゆうみが演じるモリーは、とっても芯の強い女性。深い悲しみから一歩踏み出していく姿は、まさに現代を生き抜く自立した女性像で、同世代としてとても共感を覚えました。宝塚在団中から定評があった彼女の細やかな演技は健在で、丁寧な役作りが手に取るようにわかり、ますますゆうみのお芝居が大好きになりました!

ゆうみが前回のインタビューで話してくれた、この物語を通しての生と死への想いに深く考えさせられます。今だからこそ、大切な人が突然いなくなる辛さをリアルに感じて、サムとモリーの気持ちが胸に刺さります。

ちょっと違うかもしれないけど…、私はゴーストになったサムがいちばん悲しいではないかと思うのです。愛する人がすぐ近くにいるのに、触れたくても触れられない。今までは当たり前だったことが当たり前じゃなくなることが、今の私たちの生活とリンクしているような気がしました。

私は舞台や映画などの物語に影響されやすいタイプです(笑)。人は突然死んだとき、やり残したことがあったらGHOSTのようにこの世をさまよってしまうのかなと思うと、間違っていてもいいから今をがむしゃらに進むしかないと思いました。一瞬一瞬を大切に、人生に後悔がないように懸命に生きようと心に決めました(なんて大袈裟な!笑)。

『GHOST』は、3月23日まで東京で、その後、愛知・大阪と続きます。心のデトックスができるミュージカル『GHOST』をみなさんもぜひ体感してください!

それでは次回のインタビューや観劇レポもお楽しみに。そして私自身が出演する『エリザベート・スペシャル・ガラ・コンサート』のお稽古を頑張ります!

撮影/桜井隆幸 文/力丸莉帆(オッジェンヌ) 構成/淡路裕子

ミュージカル『GHOST』公演情報

【Story】

温厚で誠実な銀行員のサム(浦井健治)は、芸術家である最愛の恋人モリー(咲妃みゆ/桜井玲香)と幸せな日々を送っていた。ある夜、外出先から家路を辿る道中にモリーは「あなたと結婚したい」と打ち明ける。これまで避けていた突然の結婚の話題に戸惑いを隠せないサム。「愛してる?」と問いかけてもいつも曖昧にしか答えてくれないサムに、モリーは「なぜきちんと言葉にして伝えてくれないの?」と、不安な気持ちをぶつける。その時、暗がりから一人の暴漢が襲いかかり、サムと揉み合いになる。動転し狼狽するモリーの悲鳴が響き渡るなか、一発の銃声が夜の路地を引き裂いた。男を追走するも取り逃してしまったサムがモリーの元へ戻ると、そこには彼の名前を呼び続け縋り泣くモリーと、血だまりに沈む自分の姿があった。

【Information】

〈東京公演〉
日程:2021年3月5日(金)~3月23日(火)
会場:日比谷シアタークリエ
チケット:¥12,500(全席指定・税込)

脚本・歌詞:ブルース・ジョエル・ルービン
音楽・歌詞:デイヴ・スチュワート&グレン・バラード
演出:ダレン・ヤップ
出演:浦井健治、咲妃みゆ/桜井玲香(Wキャスト)、水田航生、森公美子

■全国ツアー

〈愛知公演〉
日程:2021年4月4日(日)
会場:愛知県芸術劇場大ホール
お問合わせ:キョードー東海 052-972-7466

〈大阪公演〉
日程:2021年4月9日(金)〜4月11日(日)
会場:新歌舞伎座
お問合わせ:新歌舞伎座 06-7730-2121 平日11:00~16:00

※公演詳細に関しましては、各地HP、または、お問い合わせ先にてご確認ください。

▶︎公式サイト

オッジェンヌ 力丸莉帆

福岡県出身。9年間宝塚歌劇団に所属していたという華やかな経歴の持ち主で、退団後は不動産関連会社で主に広報を担当。いちばんの趣味は舞台鑑賞!

インスタグラムはこちら:@riho.r0911


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