アラサーOL【婚活のリアル#145】あぁ〜食べたい。関西の味
こんにちは、アラサー受付嬢つかさです♪ 上京して今年で6年目。これまで出会った男性を振り返りながら、婚活のあれこれをお届けしているこのブログ。この前は、「独身OL、出会いと繰り返す失敗 後編」をお届けしました。まだ読んでない方はこちらからどうぞ♡
>>【婚活上京物語】これまでの記事
2020年もすっかり秋に。
本当ならば今頃、開催されるはずだったオリンピックの思い出に浸って、私もスポーツの一つでも始めていたかもしれない。
けれど、私にやってきた秋の欲求は体を動かすより“食”に大きく傾いた。
年に数度、必ず私の舌は粉もんを欲する。それもソースはベッタベタの「おたふくソース」。もしくは「どろソース(神戸で生まれたソース)」もいいな。
5年も一緒に住んでいる同居人のアラフォーゲイカップルのお兄さんは、そんな私の舌のサイクルを覚えているのかいないのか、私が粉もんを欲する時には「今日お好み焼きにしよっか!」なんてタイミングよく神の声を私に届けてくれる。
一生この家に住んでやろうかしら、と思うほどタイミングがばっちりだ。
「キャベツたっぷりでね!」というわたしの願望でどんと大きなキャベツをひと玉。それに簡単に美味しくお好み焼きを作れるSHOWAの魔法のお好み焼き粉。豚肉に干しエビも入れたらコクが出て美味しいかしら。そういえばおつまみで食べていたキスの骨せんべいも一緒に入れたらアクセントになっていいかも♪
関西出身の私。両親も生粋の関西人のはずなのに、なぜか母が作るお好み焼きはいつも“広島風”。いわゆる生地を先にクレープ状に焼き、そのあとで具材を置いて再び生地でサンドする。麺が入る時もあったっけ。
どちらにせよ美味しいのは変わりないけれど、子供の時はそれがお好み焼きだと思っていたのに外食でお好み焼きを食べるようになると、実家とは全く別の作り方で驚いた。
「うちで食べてるお好み焼きとちゃうね」そう言う私に母は、「うちのは広島風」と言った。
けれど大人になってこの「広島風」は使わないでおこうと思ったきっかけがあった。私が上京する前に女友達と合コンをした時のことだった。
相手の男性陣の中に広島出身の人がいて、ソースネタからお好み焼きに話題が派生した。
話の流れで「うちの家は関西なのに広島風だった」と言った私に、ややキレ気味に「風じゃなくてあれがお好み焼きじゃけん!!」と彼は言った。
関西流ではない作り方を関西人は○○風と言うことにえらくご立腹な様子だった。お好み焼きは広島人にとってもソウルフードなのだとわかった。
それ以来、私は明確に「広島お好み焼き」と『風』をつけずに話すようにしている。だって将来の旦那さんが広島人だったら叱られちゃいそうだしね。
そんなことをお兄さんと話していたら見事に焦げ上がった関西お好み焼きが完成した。
「これにソースをかければ食べられるよ」
こうして嫁に行くまでに「どちらの作り方もマスターできるようにする」と新たにリストに追加され、将来はその味を共有できる人と結婚したいなとしみじみ思うのでした。
>>【婚活上京物語】これまでの記事
TOP画像/(c)Shutterstock.com
つかさ
昭和最後の生まれで、現在32歳。東京・丸の内にある会社にて受付勤務。素敵なお嫁さんになるべく、2015年関西から上京し、絶賛婚活中でございます♪