3位:鬼灯の冷徹
3位は、2011年に週刊漫画誌で連載をスタートし、2020年1月に最終回を迎えた『鬼灯の冷徹』でした。
広大な地獄を舞台に、閻魔(えんま)大王の第一補佐官として、どんなトラブルでも解決する冷徹&ドSな鬼神・鬼灯(ほおずき)の活躍を描いた作品です。無表情でクールな鬼灯と、そんな彼の行動に振り回される周囲のキャラクターの悲喜こもごもが、コミカルに描かれています。
作者の江口夏実さんは、本作で連載デビュー。2014年から2018年にかけて、2度にわたってアニメ化もされたほどの人気作品です。
2位:ハイキュー!!
2012年から2020年7月までの8年半にわたって、週刊少年漫画雑誌で連載されていたスポーツ漫画『ハイキュー!!』が2位です。
宮城県にある高校のバレーボール(=排球)部を舞台にした本作は、小柄ながらも抜群のセンスと身体能力を持つ少年・日向翔陽が、天才セッター・影山飛雄をはじめとするチームの仲間たちと共に成長していく姿を描いた作品です。
主人公の日向やチームメート、ライバル校の選手などの丁寧な人物描写と、思わず息をのむダイナミックな試合の描写も人気の理由。名作が多いスポーツ漫画のジャンルにおいても「屈指の完成度」と言われています。本作をアニメ化した作品『ハイキュー!! TO THE TOP』も放送されています。
1位:鬼滅の刃
1位は「やはり!」という結果。2020年5月18日発売の週刊少年漫画雑誌で、多くのファンに惜しまれつつ4年3ヶ月の連載を終えた『鬼滅の刃』が選ばれました。
家族を鬼に殺された炭売りの少年・竈門炭治郎(かまど たんじろう)が、唯一生き残ったものの鬼と化してしまった妹・禰豆子(ねずこ)を人間に戻すため、鬼狩りの組織「鬼殺隊」に入隊して過酷な戦いを繰り広げる物語です。主人公・炭治郎をはじめ、仲間の我妻善逸や嘴平伊之助など魅力的なキャラクターが多数登場するだけでなく、ストーリー展開も非常にドラマチック。
12月4日に発売された単行本は、最終23巻の初版発行部数が395万部、1巻からの累計発行部数が1億2,000万部(電子版含む)を超え、さらに10月16日に封切られた劇場アニメは公開45日目にして日本歴代2位の興行収入275億円を突破するなど(11月29日現在)爆発的なブームになっています。
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漫画ファンのみならず、多くの人を虜にする名作と呼ばれる作品は、一度は読んでおいて損はないのでは。年末年始の長期休暇には、こんな作品を“一気読み”する過ごし方もいいかもしれませんね。
【今年連載が終了して一番残念だった漫画ランキング】
調査方法:gooランキング編集部にてテーマと設問を設定し、gooランキングの投票サービスにてアンケートを行いその結果を集計したものです。
投票数合計:1,057票
調査期間:2020年11月13日~2020年11月27日
構成/並木まき
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