人材関連会社勤務 W子さん(29歳)の場合
W子さんDATA
職歴:メーカー勤務ののち、人材紹介を行う現在の会社に転職して3年目。フリーライターを組織する副業も同時進行中。
手取り給与:会社給与約30万円・副業約20万円
住まい:神奈川県でシェアハウス住まい
預金総額
普通預金:約27万円
積立保険:約200万円
TOTAL:約227万円
W子さんの通帳は、こんな感じ!
1|クレジットカード支払い
三井住友カードは旅行代や携帯代、服・美容代。エムアイカードは伊勢丹でのブランド小物代に。エポスカードは…(覚えてない)。さらに交通費用のビューカードの計4枚を使い分け。
2|副業収入
ライター業務、プロモーション業務などを複数社から請け負ったり、読者モデルなどで月20万円程度の副業収入。本業に残業が少ないのでできるけれど、仕事量としてはそろそろ満杯…。
3|給与口座から移動
本業の会社給与は別口座に振り込まれるので、そこから必要なぶんをこの口座に移動。どちらの口座も、給料日前にはゼロになるまで使い切る。月3万円の積立保険が貯金代わり。
旅をしながら、「30までに結婚」の願いをかける
「毎月の旅行が最大の生きがい。安く旅して、旅先で記事を書いて副業にして、こんな生活が気に入ってます。今月はJR乗り放題の『北海道&東日本パス』10,850円を買って7日間の列車の旅へ。先月は誕生祝いを兼ねて、スペインのアンダルシアに行って多めに出費したので、今月は抑えめにしました」
出社は週2〜3日、残りは自宅や旅先からリモートワークするスタイルにも慣れて、今後1年の目標も見えてきた。「30歳までに絶対に結婚する! 婚活を頑張りながら結婚資金を貯めたいけれど、かといって出費をセーブしたら、入るものも入らなくなってしまいそうで…」
「入るもの」はお金だけでなく、運や結婚相手やその後の仕事。お金を循環させることが、幸せへの王道。そう思うからこそ、仕事も頑張れるというものだ。
西山美紀さんが指南! マネーセンスを磨くアドバイス
貯蓄は「今の我慢」ではなく「未来への投資」
旅行がお好きなんですね。好きなことが明確だと出費にメリハリがつき、同じお金を使うとしても幸福度はアップ。収入の柱が2本あるのもお見事です!
保険は中途解約をすると元本割れの可能性大なので、いざというときに使えるお金を増やしたいところ。毎月の貯蓄の目安は手取りの1割以上。今は保険で月3万円を貯蓄中で、あと2万円以上を自動積立定期預金で貯めてみては? お金を貯めてから残りを使うことで「出費をセーブしなきゃ」という意識も不要に。
ちなみに結婚資金は2人で約400万円が目安。結婚資金用口座(ネット銀行なら金利が高め)をつくり、200万円を目指しても。貯蓄は「今の我慢」ではなく「未来への投資」。そう考えれば大きなお金が貯まるようになり、今後のチャレンジの幅も広がると思います!
2019年Oggi11月号「お金に困らない女になる!」より
文/南 ゆかり、西山美紀 デザイン/マミアナグラフィックス 構成/宮田典子(HATSU)
再構成/Oggi.jp編集部
TOP画像/(c)Shutterstock.com
西山美紀(にしやま・みき)
コラムニスト・ファイナンシャルプランナ Profileー。All About貯蓄ガイド担当。著書に『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎リンケージ)。
南 ゆかり(みなみ・ゆかり)
フリーエディター・ライター。
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