アラサーOL【婚活のリアル#92】不倫がはじまる? カズキPART1
こんにちは、アラサー受付嬢つかさです♪ 上京して今年で6年目。これまで出会った男性を振り返りながら、婚活のあれこれをお届けしているこのブログ。この前は、「雨の日の歯医者さん」をお届けしました。まだ読んでない方はこちらからどうぞ♡
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2019年夏、梅雨明けが遅かったせいか、猛暑と呼ばれる日が例年に比べ少なく感じた。
季節はもう秋。私は秋になるといろいろと出掛けたくなる。と言っても友達の少ない私は結局1人で行動することが多く、この日も1人で日本橋に来ていた。
目的は芋けんぴを買うこと。私の秋と言えば「芋けんぴ」だ♡
秋と言わず年中けんぴってる私ですが、芋けんぴは高知県の「芋屋金次郎」が大好き。金次郎は東京でも有名で現在は日本橋のコレド室町2に出店している。毎回大きな缶に入った750gのものを買っていたが、この日はお上品に個別包装された芋けんぴを購入。
地下鉄へ向かうものの、家に帰るまでなんて待てない! 足は銀座線に向かい、右手は芋けんぴに伸びる。ウキウキで4本目の芋けんぴを手にしたところ、「突然すみません」と背後から男性に声を掛けられた。
男「えっ、それって芋けんぴですか?(笑)」
恥ずかしーー!!
タイトスカートにハイヒールというオフィススタイルのコーディネートとは裏腹に、しっかり甘い匂いを周囲に漂わせ歩きながら芋けんぴ喰らう31の独身女…! ハタから見たら不自然だったかもしれない(笑)
絶対お年頃の女につけこんだ勧誘だわ… と後ろを振り返ると、私のタイプの熊お兄さんがそこにいた。
男「思わず声をかけてしまったんですが、少しだけいいですか?」
慌てて芋けんぴをバッグに押し込む。
男「この辺りでお勤めですか? 僕はこういう者で」
渡されたのは保険会社に勤務する彼の名刺だった。
彼はカズキという名前らしい。
カズキ「よかったら今度お食事してもらえませんか? 連絡待ってます」
見ず知らずの人間からの急な食事の誘いに驚きはあったが、とてもスマートで自信に満ちた彼の目は私の心を掴んだ。
私「はい。じゃあ、今夜ご連絡しますね。つかさといいます」
思わず私も自己紹介。特に変なキャッチにも感じられず、私は連絡する旨を言い残し電車に乗り込んだ。
けれど私は見逃さなかった。彼の左薬指に光る指輪を。
彼は既婚者なのだろうか?
ふと、思い出すのは既婚者の元彼ひろくんとのこと。もうあんな思いはしたくない… そんな気持ちとは裏腹に新しい出会いに対する好奇心は膨らんでいくのであった。
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つかさ
昭和最後の生まれで、現在32歳。東京・丸の内にある会社にて受付勤務。素敵なお嫁さんになるべく、2015年関西から上京し、絶賛婚活中でございます♪