アラサーOL【婚活のリアル#91】雨の日の歯医者さん
こんにちは、アラサー受付嬢つかさです♪ 上京して今年で6年目。これまで出会った男性を振り返りながら、婚活のあれこれをお届けしているこのブログ。この前は、「危険アラーム発動… 彼を突き動かしたのは私のメガネ姿」をお届けしました。まだ読んでない方はこちらからどうぞ♡
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苦手な夏が終わると大好きな季節がやってくる。2019年も秋に突入した。
前回の記事でメガネでイメチェンしたことについてお話ししたけど、秋になると色々やってみたくなるもの。おいしい食べ物を探したり、行った事のない美術展に行ったり。新しい本のジャンルを開拓したくなる。
色々行動する前にまずは歯の定期検診だ。タイプの男性に突然会ってもいいように、歯をキレイにしておかなくちゃね。私はそれまで渋谷の歯医者に通っていたが、より自宅に近いところで新たなデンタルクリニックに通おうと決めた。
と言っても、東京ではコンビニの数より歯科医院が多い！ と言われるほど飽和状態の歯医者さん。実際に私の最寄りの駅周辺でもコンビニの件数より歯医者さんの方がヒットする。院内の写真しかり、口コミしかり、たくさんの情報があふれている。
数の少ないコンビニの方は行きたいところがパッと決まるのに、歯医者はなかなか決められないのが世の常かしら。
結局私は先生の雰囲気で決めることにした(笑)。もちろんタイプの男の先生のところね！ 好きなタイプの先生に診てもらうなんて絶対に嫌という人もいると思うけど。
でも私の場合、タイプの先生から「しっかり歯磨きしないといけませんよ」と言われるなら「はぁ～い♪」と素直になれそうなの。というわけで、私は近所の歯医者から、私のどタイプの体格のよい男らしい先生のクリニックにした。
院内はとても清潔で、お姉さんたちもとても親切。そのうえ先生もワイルドさと優しさをブレンドしたみたいな性格で、患者数や雰囲気で良いクリニックだと感じた。残念なのは先生が既婚者だったことくらいね…。
普段、歯医者ではプライベートのことなんて話さない私でも、その先生だと少しずつ口から出てしまう。通うごとにお互いどんな人間なのかがわかってくる。そう“お見合い”みたいな感じ。
そんなお見合いを何度か重ねた日、突然降ってきた雨に私は困っていた。すると、忙しいのにもかかわらず、先生がわざわざ待合い室まで来て傘を貸してくれたのだ。
私に気があるのか、それとも患者を逃したくないからか、それとも人間性？
後日、私は傘の返却と一緒に“いつも診てくれてありがとうございます”の意をしたためて手紙を一枚傘に巻きつけた。私の字の書体は小さいころから独特で、良く言って行書。悪く言えば30代前半にしては、懐かしさを感じさせる字体なのだ。
その上傘に巻いた手紙は縦書き用だった為、私の字体と相まって、かしこまったようなお礼状となってしまった。
けれど、先生は傘を私に貸したことさえ覚えていなかった。傘に限らず、先生の人間性なのだろうと思った。
後日、診察ブースで先生を待っていると、「この前のお手紙ちゃんとスキャンしていつでも見れるようにしたんですよ」と先生。
なんのことかと思ったら、私のレントゲンや治療進行表などと一緒に私のそのお礼状をデータに保存して、診察チェアから見れるTVモニターに映してくれたのだ。
歯の治療なのに…？ そんなことよりハグしてあげたいわーー♡
この歯医者さんは間違いなく行ってよかったと思えるクリニックで、先生の気遣いに心打たれた瞬間。先生が既婚者だとわかっていても惹かれてしまう自分がいる。恋心って自分で冷静にコントロールできないから困っちゃうのよね。こんなこと書いていると、また先生に会いたくなっちゃったわ♡
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つかさ
昭和最後の生まれで、現在32歳。東京・丸の内にある会社にて受付勤務。素敵なお嫁さんになるべく、2015年関西から上京し、絶賛婚活中でございます♪
