閑静な住宅街ってどんなところ?
某不動産検索サイトにも、チェック項目として選択できる「閑静な住宅街」という条件。とても魅力的なワードに感じませんか? 確かにメリットもたくさんありますが、ひとり暮らしの女性が住むには意外なデメリットが存在するのです。
閑静な住宅街には、交通量の多い幹線道路に面しておらず、戸建てなど低い建物が多いです。そのため、歩いている人が少ないのも特徴的。公園や小中学校が近くにあることも多く、車通りが少ないので子育て世代にはとてもおすすめです。では、ひとり暮らしの女性にとってはどうなのか、不動産スタッフ個人の感覚からお話しさせてもらうと、正直あまりお勧めできない点もあるのです。
閑静な住宅街の夜道は怖いと感じるかも
実際に歩いてみるとよくわかりますが、閑静な住宅街は静かゆえ、夜道を女性一人で歩くのはちょっと怖いかもしれません。人通りや車通りが少なく、街頭もまばらで幹線道路沿いほど明るくはありません。
また、こういった住宅街は駅から離れていることも少なくありません。毎日の通勤で公共の交通機関を使う場合は、不便だと感じる可能性があるんです。そして、コンビニやスーパーなど、日用品を買うにも近くにお店がない場合が多いです。
「騒がしい街には住みたくない」、「治安の良い場所に住みたい」という理由で、閑静な住宅街を希望する方が少なくないですが、一概に「治安が良い」と言えない場合もあるので注意してくださいね。もし時間に余裕があれば、日が沈んだ後の様子も一度見ておくと良いと思いますよ。
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ライター フドウ サンコ
平日はとある上場企業の不動産会社に勤め、週末はウェブライターとしてマルチに活動する30代既婚女子。夫も同業者のため、夫婦で不動産に関する最新情報を交換しあうことも。