アラサーOL【婚活のリアル#32】初めて愛した男・ひろくん5
こんにちは、アラサー受付嬢つかさです♪ 上京して今年で5年目。これまで出会った男性を振り返りながら、婚活のあれこれをお届けしているこのブログ。前回は、社内でひと目惚れした男性との社員とのお話をお届けしました。まだ読んでない方はこちらからどうぞ♡
>>【婚活上京物語】これまでの記事
◆転職を考え始めた、2018年春
私は徐々に前職のテレビ局での仕事に限界を感じていた。ほぼ定時にはあがれていたけれど、たまに深夜近くまで残っての残業や、番組イベントの催事も多かった。その上、日中の番組から新人の教育・上からの指示のおかげで、完全に板挟み女と化していたのだ。
転職について、不倫相手のひろくんに相談してみた。
私「仕事な、変えようか迷ってるねん」
その言葉にひろくんは少し悩んだ。
ひろくん「上京してすぐお世話になったところやろ。まだ30で若いし。そこでもっと上目指して稼ぐとかは考えられん?」
私「冷たいなー」
ひろくん「俺は嫁にもらってやられへん。養ってあげれないし、今は俺も忙しいから一緒にがんばろうや!」
嘘をついて「いつか一緒になろう」と言う無責任な人よりいいか、とそのときは思いました。でも求人見るくらい良いよねーと転職サイトを読み漁った。
テレビ局は精神面もきついけど、とにかく体力が必要だった。こんな重いの持つの!? と疑いたくなる物まで運んだ。もっと個人との関わりが多い接客がしたい、そう思っていた。
そこで目についたのは、高級車専用のディーラーのお姉さん。お給料もよく、何より接客研修が客室乗務員並みに厳しいと有名だった某国産車のハイクラスカーブランド。しかも都内に新店を構えるそうだ。お仕事内容はお客さんをアテンドしつつ、営業さんにバトンタッチするお仕事。そのためブランドや車の深い知識はもちろん、ふさわしい接客を行うための研修を一週間受けなければならなかった。
私は厳しいところはそれほど苦ではなく、むしろそこまで徹底されてる研修がある会社は尊敬する。わたしは小さい頃CAさんになりたかったですし(笑)
ひろくんにここを受ける! と言うと、「そこまでつかさが考えてるんやったら受けてみよ!」と応援してくれた。職場の先輩にも相談し、さっそく履歴書を送ってみる。すると、翌日には面接においでとのこと。電話越しで、私の履歴書が求めていた人材に近いとおっしゃってくれた。
◆面接当日
ひろくんはその春から部署が変わり、国内の出張が多い部へ異動。私の面接当日が出張から帰ってくる日だったため、私は面接終了後、羽田空港へ彼を迎えに行くことにしていた。
午前、面接は実店舗でおこなわれた。まだ少し肌寒い季節。店舗前で、綺麗でかわいいお姉さんが寒そうな制服姿で立っていた。寒さを感じさせないまっすぐ凛と立っている感じ。
お姉さん「〇〇つかささんですか?」
私「あっはい。〇〇と申します。お寒いのにお外で待っていてくださったのですか!?」
お姉さん「ええ。大丈夫ですよ♪ それではご案内いたします。」
感じがよく、とてもスマートだった。
高級車が駐められている駐車スペースを通って、オフィス事務所に入った。すごく綺麗。
さすが金かかってますなぁ〜、と感心していると、アンケートとお茶が。美人さんに履歴書を渡すと、呼びに来るまで待っててと言う。お茶を飲みながら、アンケートを答えた。
お姉さんが「お待たせいたしました。こちらへどうぞ」とすぐ隣の部屋の扉を案内された。この部屋で面接らしい。
私「(コンコンコン)失礼いたします」
そこには3人も面接官が。マネージャー風のおじさま、接客嬢たちをまとめるお局さん、イケイケ販売員風お兄ちゃんの3人。
2人くらいと想定していたので、ちょっと緊張。初めは志望動機や接客経験、入社後の流れを説明する、よくある面接。面接は一緒に働きたいと思わせる事が重要だと思っているので、いかに面接官の気持ち汲んで発言することが重要だと思った。
ひと通り聞かれたところで、趣味や今の職場の話になった。お局さんから「今の職場はどんなお仕事ですか?」と質問がきた。彼女の薬指に結婚指輪が見えたので、
私「子供番組を週に何度かお手伝いしておりまして、とっても賑やかですよ」
お局さん「えーーうちの子が大好きで。出演なんて難しいって聞くし、それにお洋服の指定まであるのかしら?」
とお姉さんにヒットしてホッとしました(笑)
そんなこんなで1時間半も話続けたので、ぐったりの私。後半は落ちても、こんな楽しい面接初めてだったから、ええかと淡い期待を残しつつ、ひろくんを迎えに羽田空港に行くのでした。
◆不倫相手・ひろくんを迎えに羽田空港へ
国内線到着で待っていると、きたきた♪ くたくたになったクマさん、あっいや、ひろくんが(●′ω`●)。ヨレヨレになりながら私に抱きついてきた。
空港のこんなに大勢の人がいる中でハグ。久しぶりの再会をよろこんでもおかしくないよね。といっても一週間くらいしか経ってないないけど(笑)
そのあと面接の様子を彼に話した。この面接に受かると、最後は関東エリアの役員面接が待っていた。
私「どうかなぁ。みんな楽しそうにしてくれたし、受かったかな」とひろくんに話すと、
ひろくん「落ちたな。確かに面接官の3人も堅苦しい面接の時間は、楽しく過ごせたかもしれへん。けどな落とそうと思う人に対してこそ関係ない話する」
私「…(チーン)」
ひろくん「仕事に関する説明や質疑応答は30分くらいやったってことは、大部分が雑談。こりゃ落ちたね、つかさ。おつかれさん」
冷静に羽田空港の伊藤園カフェで、抹茶ソフトを食べながら分析されたのでした。
その後大変ご丁寧にわざわざお電話で「今回はご縁がなかった」と連絡が来ましたがな…。
でも私はこれで就活に本腰を入れようと思ったのでした!
※不倫彼氏ひろくんが絡んでいるものの、今回はほぼ転職ブログでしたね。。失礼いたしました!
>>【婚活上京物語】これまでの記事
TOP画像/(c)Shutterstock.com
つかさ
昭和最後の生まれで、現在31歳。東京・丸の内にある会社にて受付勤務。素敵なお嫁さんになるべく、2015年関西から上京し、絶賛婚活中でございます♪