アラサーOL【婚活のリアル#24】初めて愛した男・ひろくん3
こんにちは、つかさです♪ 上京して今年で5年目。これまで出会った男性を振り返りながら、婚活のあれこれをお届けしているこのブログですが、前回は飲料メーカー勤務のバツイチ・タカとのお話をお届けしました。まだ読んでない方はこちらからどうぞ♡
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「ごめんな」
彼からの言葉は私には重かった。西武新宿駅の高架下を歩いていたが、彼は足を止め、私が泣き止むまで頭をなでたりさすったり、ハグをしてくれた。私は、涙や鼻水が止まらなかった。通行人にかかるか如くうめき声をあげながら、立ちすくみ…。
この先も一緒に同じ家に帰ったり、休日は二人でお料理をしたり、家族や友人に紹介して夫婦になったり。あぁ、無理なのね。こんな不毛な恋愛は何も生まないし、成長しない。
むしろ、どんどんお互いを傷つけ、彼の家族までをも知らず知らずの内に…。アラサーという立派な大人なのに、私は一体何してるのだろうか。
「もうこれで終わりにしようか?」
彼のひと言に私は首を横へ振った。もう何が本心か分からなかった。でもどっちも本心なんだと思う。
「ここまで好きになるとは思っていなかったし、そのうえ初めて相手から、自分と同じくらいの愛情を与えてもらえた。そんなひろくんと今別れるのは無理」
仕事と婚活の疲れから、ひろくんは私の支えだった。彼はそんな私の言葉に満足そうだった。
ごく限られた友人に話すと、
「バカじゃないの? 遊ばれてるに決まってるじゃん!」
「なにその男。ぜったい他にも女いるって!」
ごもっとも。でも、私はそれでも良いと思ったのだ。
彼には「浮気するなよ!」とか「好きな奴つくるなよ!」と言われても、私は「うん。もちろん」「ひろくんも浮気しちゃダメだぞ!」。
なんてほざいてたけど、内心は、よし! 婚活続行じゃ(`ω´)! と鼻息荒く、意気込んだ。
ひろくんとは甘い恋愛を楽しみつつ、パートナー探しを辞めない。私は不倫しても、婚活を辞めないと誓った。
辞めたら、何もかもが終わりだとわかっているから。
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つかさ
昭和最後の生まれで、現在31歳。東京・丸の内にある会社にて受付勤務。素敵なお嫁さんになるべく、2015年関西から上京し、絶賛婚活中でございます♪