【目次】
・髪の毛がサラサラになるためにできること
・【ごわごわ髪の原因】ついついしているNG習慣
・【さらさら髪のテク1】効果的なトリートメントのやり方
・【さらさら髪のテク2】ドライヤーの使い方
・【さらさら髪のテク3】基本のブラッシング
・【さらさら髪のテク4】おすすめのホームケア4つ
・最後に
髪の毛がサラサラになるためにできること
髪が硬い・うねって絡まる・ハリコシがない。元気がなかったり扱いにくくなっていく髪。使用するヘアケアアイテムに注目しがちですが、髪がごわついてしまう原因は何なのでしょうか? いま改善できることから確認していきましょう。
〈POINT〉
・摩擦など髪へのダメージを防ぐ
・日常でしているクセや習慣を改める
・ホームケアアイテムもチェックしてみる
【ごわごわ髪の原因】ついついしているNG習慣
ヘアケアしてるのになかなか髪がさらさらにならないのは、原因をつくってしまっているからかも? 原因を防いで、ヘアケアの効果を高めましょう。
【1】アミノ酸不足
私たちの髪は、約80~85%がたんぱく質でできていると言われています。このたんぱく質の主成分がアミノ酸。アミノ酸が失われると、さまざまな髪の不調につながることも。
■アミノ酸不足がまねく髪状態
・パサつき
・指通りが悪い
・髪が切れやすい
・うねりやすい
■アミノ酸不足になる主な原因
・紫外線
・パーマ
・ヘアカラー など
その他、日常での何気ない行動によってアミノ酸が流出することも。次の「チェックリスト」で確認してみましょう。
【2】日常でのNG行動
誰もが行う何気ない日常動作でも、アミノ酸は少しずつ失われています。特にアミノ酸が流出しやすいNG行動をチェックしてみましょう。
〈チェックリスト〉
1. 1日に2回以上シャンプーする
シャンプーによる摩擦がアミノ酸流出の原因に。
2. タオルの摩擦
シャンプー後、ゴシゴシと力を入れてタオルドライしている。
3. 髪をいじるクセがある
この行為も髪の摩擦につながるため、注意が必要。
4. 髪が濡れたまま寝る
濡れた髪はとてもデリケート。摩擦によるダメージが起きやすい状態に。
5. 睡眠時の寝返りが多いor寝相が悪い
寝返り時の摩擦が気になる人は、ナイトキャップの使用がおすすめ。
8割以上が髪に不満… 解決の選択肢には「サプリシャンプー」?
【さらさら髪のテク1】効果的なトリートメントのやり方
髪がごわついたり、元気がなくなってきたり。髪質の変化を感じ始めたら髪の補修も忘れずに。日々のケアで美髪効果を高めましょう。
■トリートメントを正しく行っていますか?
教えてくれたのは… 齋藤美紀さん
[「SINCERELY」スタイリスト。美容室版ミシュランガイド「KAMI CHARISMA 2021」トリートメント&スパ部門受賞]
【STEP1】トリートメントの量
シャンプー後、トリートメントを適量とります。ミディアムヘアなら3プッシュほど。
【STEP2】トリートメントは毛先から
傷みやすい毛先→髪全体にトリートメントを塗布したら、目の粗いコームでなじませます。
【STEP3】トリートメントを揉みこむ
根元あたりから毛先に向かって、ギュッギュッと毛束をにぎりながら揉みこみます。5往復ほど繰り返したら、洗い流しましょう。
【さらさら髪のテク2】ドライヤーの使い方
紫外線が気になる夏も、空気が乾燥する冬も。さらさら髪をキープするためには、オールシーズンケアすることが大切です。摩擦を防ぐドライヤーの使い方を確認しましょう。
■日々ダメージを受けている髪をケアしていますか?
教えてくれたのは… 原田直美さん
[「grico」店長。ヘアメイクアップアーティスト。韓国大使館公式メイク講師]
【STEP1】頭部をタオルドライ
タオルで頭部を包み、指の腹で頭皮を揉むようにしながら水分を拭き取ります。
【STEP2】髪の中間~毛先をタオルドライ
髪の中間~毛先をタオルで挟み、軽くたたくようにして水分を拭き取ります。
【STEP3】ヘアオイルでダメージ予防
ヘアオイルを手のひらに伸ばしてから、髪全体になじませます。
【STEP4】髪の根元~中間にドライヤーをあてる
ドライヤーの強風で髪の根元~中間部分を乾かします。
【STEP5】上方向からドライヤーをあてる
頭上からドライヤーを強風で乾かします。
【STEP6】仕上げ
ブラシで毛流れを整えて完了!
【まとめ】ドライヤー時のポイント3つ
1. タオルドライは髪を包み込むようにしてやさしく
2. ドライヤーは根元→中間→全体の順で
3. ブラッシングで毛流れを整えて仕上げる
【さらさら髪のテク3】基本のブラッシング
美髪ケアとして、ブラッシングもかなり重要。髪のからまりをほぐすだけでない、嬉しい美容ポイントとは? シンプルながら、健やかな髪の土壌となる「頭皮」もケアできます。
健やかな髪に導くブラッシング術
(写真:左)いきなりとかすと切れ毛の原因に。もつれやすい毛先からやさしくほぐしていきます。
(写真:右)襟足→頭頂部、顔まわり→頭頂部方向に、根元からとかします。最後に、ブラシが頭皮に軽くあたるくらいの感覚で、根元から毛先へとかして完了!
■ブラッシングで美髪以外の効果にも期待
ブラシを通すことで、頭皮から分泌された自らの皮脂が毛先まで行き渡ってツヤ髪に。頭皮が適度に刺激されるので、血行がよくなったりむくみが解消されたりする効果も期待できます。
おすすめのブラシは天然毛。頭皮や髪へのダメージを抑え、ツヤやかな質感に。
【さらさら髪のテク4】ホームケアで美髪に
「サロン帰りのサラサラ髪がずっと続いたらいいのに」という女性の切実な願いを叶えてくれる、ホームケアシリーズ。自宅でケアできてさらさら髪がキープできる嬉しいアイテムを紹介します。
【1】ブリーチによるスカスカな髪をケア
▲オージュア|リペアリティ シリーズ[美容室専売品]
毛髪内の失われたタンパク質にアプローチ。ごわごわ&スカスカな髪をやわらかく整えます。シャンプー・トリートメント・エッセンスのラインナップ。
〈レビュー〉
『「リペアリティ」は、ダメージをうけたブリーチヘアをケアするシリーズですが、その他のケミカルダメージやパサつき髪にもおすすめ。使い続けてみると、サラサラしっとり。なにより髪質が柔らかくうるおっているように感じます。うっとりするような優しい香りも◎』(エディター・川原莉奈さん)
【2】カラーリングによる傷んで扱いにくい髪をケア
▲(写真:左から)バイカルテ|リペアシャンプー/セラムトリートメント[美容室専売品]
毛髪補修成分シスチン配合。傷んだ髪・やせ細った髪を補修して、扱いやすい髪状態に。
〈レビュー〉
『ツヤツヤ&サラサラに自分でもびっくり! 特にサイドの短い部分の毛先や、レイヤー部分の毛先の指通りに感動しました。トリートメントの種類も、しっとりとサラサラの2種類があり、美容室で私は乾燥が気になるからとしっとりタイプを勧めていただいたのですが大正解。本当にこのトリートメント効果、すごい! と思いました(^^)』(Oggi読者モデル・大枝千鶴さん)
カラーリングを繰り返した髪もサラサラで自分史上一番扱いやすい髪に!
【3】野生植物の力で髪悩みをケア
▲(写真:左から)ワイルドハーブ|ヘアマスク シリーズ HD/CD/PD
髪状態・原因別に選べる3種のヘアマスク。HDは紫外線やアイロンなどの熱ダメージ用、CDはカラーやパーマなどの薬剤ダメージ用、PDは細毛やうねりなどのプロテインダメージ用。
蒸して深く浸透させ、さらさら髪に導くヘアマスクです。
〈レビュー〉
『「ヒートダメージ」を使用。いつもより指通りがはるかにいい! たった1回のヘアマスクでだいぶツヤが出て、サラサラに。悩みのタネだった髪の硬さが抑えられて柔らかくなりました。翌日もその効果は続き、朝は髪をさっと梳かしただけでなんとなくまとまり、なめらかな髪に』(エディター・川原莉奈さん)
【4】指通りが悪くパサついている髪をケア
▲PROMASTER COLOR CARE|スタイリッシュ シリーズ[美容室専売品]
指どおりのいいサラサラな髪に導く、シャンプー・トリートメント・ヘアマスク・アウトバストリートメントのラインナップ。
疑似キューティクル成分を配合。傷んだキューティクルを補修して整えます。
最後に
髪がごわついて絡んだりきしんだりする原因や、髪をサラサラに導くケアのやり方・おすすめのヘアケアシリーズを紹介しました。まずは髪の栄養が流出しないよう、髪にとって苦手なことを極力防ぐことから始めたいですね。自分の髪状態にぴったりなアイテムで、失った栄養補給を。丁寧にお手入れして美髪に導いていきましょう。