化粧水は、何を使うかよりも「どう使うか」
「化粧水、何使ってるの?」これも、肌が綺麗だな、と思う人によくしがちな質問だと思います。私も友人に聞いてもらえる事が多くなりました。スキンケアの基本中の基本アイテムなので、それこそ無限にある企業の無限にあるブランドから、それも毎シーズン、さまざまなものが発売されているので選択肢も無限。一体どれを使うのが一番良いのか、一番迷うアイテムなんじゃないかな…と思います。
私も化粧水ジプシーでした。化粧水をつけよう! となるのがおそらく小学生の高学年くらいの、思春期ニキビなど気になりだしたとき。そんな20年程前から考えると、安いものから高いものまで、一体何種類試したのだろう…と思います。
特に、肌にすごく悩んでいた頃は、藁にもすがる思いで効果なものも色々試しました。でも、今は1本3,000円の化粧水に落ち着いています。ビタミンCが高濃度で処方されていて、それ以外は結構シンプル、な化粧水です。
これがすごく良い! なのでおすすめ! というよりは、正直化粧水って、どう使うか、だと思うので、今日はそれを書きたいと思いました。
◆毎晩しっかりとローションパック
よく手でパシャパシャっと顔の表面だけにつけて、ちょっと手のひらで抑えて、ハイ終わり! という方もいらっしゃるのではないでしょうか。これが良い悪いは別として、せっかく使うのなら、効果を十分に発揮させるやり方をやってみませんか。
私は、毎晩ローションパックをしています。肌にしっかりと浸透させて、表面の細胞を水でひたひたにしてふっくらさせる→その後の美容液が肌の奥まで届くように、というイメージでやっています。例えば、植木鉢を想像してみてください。乾燥してカサカサの土には肥料が染み込まないけれど、よい具合に水分・湿り気のあるふっくらした土だったら内部まで養分を届けられますよね。そんなイメージです。
◆ローションパックのために必要な「裂けるコットン」
ローションパックに必要なものは横が縫い止まっていない「裂けるコットン」。これを水で全部濡らし、少し絞って、化粧水をつけ、化粧水の染み込んだコットン、にします。それを薄く剥がして、肌に貼っていきます。長年この裂けるタイプのコットンを使ってきた私のおススメはこの2つ。
横が縫い止まっていない大きめなコットンってあまりないので、大きさもちょうど良いこちらをリピートしています。
これを、1回につき2枚利用。1枚を3分割に剥がして、合計6枚の薄いコットンにして、肌に貼り付けて約10分放置します。
コットンを割いて10分置く、なんて悠長な感じがしますが、夜だけ実行(朝はまた別の時短スキンケア方法があるのでまた紹介します…!)お風呂上がりにやるのでひんやりして気持ちが良いです。
しかもこのローションパック、コットンを水で湿らせてから化粧水をつけるので、コスパが◎。高い化粧水をお使いの方にぜひトライしてもらいです。
ローションパックについては、大好きな美容家の一人、佐伯チズさんの著書で学びました。お金をかける話ではなく、それぞれのアイテムをどう使うか、丁寧にスキンケアしましょう、というお話が多いので、とても参考になります。
最後に今使っている化粧水をご紹介。「トゥヴェール」の「薬用ホワイトニングローション」です。
ビタミンC誘導体が高濃度で配合が認められている化粧品は日本で6~7社のものくらいだそう。その中でも、トゥヴェールは、ビタミンCのパウダー(化粧水の成分として、自分で他のものに混ぜて使うなど)を売っているメーカーです。変なものが色々入っていない、原液や成分を買って、肌に優しい化粧水を…! と思っていましたが、作るのは正直面倒ですし、防腐剤が無いと逆に腐ってしまうのも心配…と思って、既成の化粧水を使ってみたらすごく良かったので、リピートしています。
とはいえ絶対これじゃなきゃ! という頑なさではなく、もともと化粧品が大好きなので、口コミで人気の高性能な化粧水があったら、使ってみたり、と相変わらず色々な化粧水にチャレンジしています。
大切なのは、しっかりと肌に浸透させる事。ローションパックするためのコットンは、かなりの枚数入りでも数百円で買えます。それさえあれば、今日から手持ちの化粧水で始められますよ^^
(※筆者注:掲載している画像は筆者の私物です。文中の効果は、筆者の個人的な感想です。)
オッジェンヌ 大枝千鶴
2015年からOggi読者モデル「オッジェンヌ」として活動。営業職という仕事柄、通勤服は好感度が最重要事項。最先端のIT企業で働きながらも歌舞伎と着物が大好きという古風な33歳。一級きもの講師。Instagramアカウントはこちら:chizuruoeda