【横浜市】に行ったら食べるべし! 絶品カレー名店特集
毎日が何かの記念日というくらいに様々な記念日がありますが、カレー関係の記念日も多いんです。ちなみに6月2日は横浜カレー記念日。
1859年(安政6年)に横浜港が開港した時に同時にカレーも日本に入ってきたとの説に基づいて制定されたのだそうです。ちなみに同日は横浜港開港記念日でもあり、そこに乗っかって制定されたのでしょう。
しかし日米修好通商条約によって開港となったわけですから、はたしてアメリカから…と難しいことを考えるのはやめましょうか(笑)
何にせよ、カレーが美味しく食べることができればそれで良いではないですか\(^o^)/
横浜でカレー。あまりイメージが無いかもしれません。横須賀ならわかるけどという意見もあるでしょう。確かに横浜駅周辺となると有名店、人気店が多いというわけでもないのですが、横浜市というくくりであれば、絶品カレーを食べることができるお店は多いのです。
今回は横浜カレー記念日を祝しまして、横浜市のおすすめカレーのご紹介といきましょうか!
◆横浜のソウルフードカレー「杉田、戸部、他 バーグ」
横浜市民のソウルフードとも言えるB級グルメカレーといえばバーグです。杉田に本店を構え、戸部や伊勢佐木長者町の近くにも展開するお店です。
こちらの看板メニューはスタミナカレー。豚の生姜焼きと玉子が乗ったカレーなのですが、玉子を生卵か玉子焼きか選べるのが特徴です。
▲スタミナカレー(玉子焼き入り)
僕は圧倒的に「焼き」派。玉子焼きと言ってもほぼ目玉焼きなのですが、生だとカレーの味がぼやけてしまうので焼きをいつも頼みます。濃厚でスパイシーな昔ながらのカレーにボリューミーな豚肉のインパクト。最高の男飯ですが、隠れ女性ファンも結構いるんですよ。
◆じわじわと効いてくる薬膳感がたまらない美味しさ「戸塚 横浜ボンベイ」
日本においてカレーのお店の老舗というと確実に名前があがってくるデリー。こちらボンベイはそのデリーから派生したお店です。ボンベイにも色々とあるのですが、昔の柏ボンベイから暖簾分けされたのがこちら戸塚駅近くの横浜ボンベイです。
店名を冠した薬膳ボンベイカレーは食べるとじわじわと辛さと薬膳感が高まってきて、一口目より二口目、二口目より三口目の方が美味しくなっていくようなカレーで、食べ終わるのがもったいなくなる美味しさです。デリーにも他のボンベイにも行ったことがある方にも、一度は行ってみて欲しい名店です。
▲薬膳ボンベイ
◆好奇心からはじまることもある「白楽 サリサリカリー」
「一部の人に理解される」「好奇心からはじまることもある」「皿の上に母がいる」などのキャッチコピーで有名な独特の雰囲気とコアなファンを持つサリサリ。
メニューはカレーとサラダとチャイのセットのみ。座れば自動的に出てきます。パキスタンのパンジャブ地方のカレーを元にしたということですが、一般的なパキスタンカレーとは違います。
▲セット
油でしっかりと煮込んである手法は同じながら、パキスタン料理専門店で食べるカレーよりもドライで、骨付きチキンが繊維状になるまでしっかりと煮込まれたそのカレーは、まさに「一部の人に理解される」カレーでしょう。僕は大好きです。
◆古民家カフェで南インドスタイルの個性派ミールス「綱島 ポイントウェザー」
古民家を改造した実に雰囲気の良いカフェ、ポイントウェザー。時間がゆっくりと流れるような空間で、蔵書のセンスも抜群。ついつい長居してしまいたくなる素敵なお店です。ただでさえ素敵なのにカレーも美味しいとなったらもう、個人的にはここに住みたいくらいのレベル(笑)
南インドの定食ミールスの形式でありながら、日本人が作ったからこその優しさを感じる美味しさのカレーは、ほっこりする美味しさ。ひとつひとつは素朴ながら、混ぜて完成する味なのも良いです。またこちら、デザートやコーヒーも美味しいんですよ。本当に近所に欲しいお店ですね。
▲本日のカレー(フィッシュマラバール)
◆札幌の美味しさをそのまま関内で「関内 ラマイ」
最近は東京でもスープカレーのお店が増えてきて下北沢や八王子は激戦区となっていますが、数年前までは横浜エリアの方が美味しいお店が集まっていました。その中でも関内のラマイはかなり早い段階から関東進出してきたスープカレーの名店です。
▲ビーフ
アジアンテイスト溢れる店内の雰囲気も良く、肉と野菜とスープのバランスが良い絶品スープカレー。札幌を中心に北海道に何店舗も構える人気店なのですが、北海道のラマイで食べた時の印象と、関内のラマイの印象がそれほど差が無いというのは凄いことです。通し営業なのも嬉しいポイント。行列必至ですが並ぶ価値のある美味しさです。
◆中華街カレーも色々あるけどおすすめはここ「元町・中華街 牡丹園」
横浜中華街の老舗牡丹園。高級中華というよりは町中華に近いスタイル。平日ランチはリーズナブルにその味を楽しめるお店なのですが、平日ランチ限定メニューとしてカレーがあるんです。おすすめは牛バラカレーとミニワンタンのセット。
▲牛バラカレーとミニワンタン
まずワンタンのスープがとても美味しい。そしてそのスープでのばしたからこその美味しいカレーに牛バラの旨味も加わって美味しさの相乗効果が生まれています。
1000円でお釣りがくる町中華的な良心的価格設定でこの美味しさは素晴らしいですね。中華街には他にもカレーがいただけるお店がいくつかありますが、ここが僕のおすすめです。
◆タイ料理店密集地帯のディープ店「日ノ出町 J’s Store、J’s Cafe」
関内駅と黄金町駅の間くらいに位置するお店です。このエリアはタイ料理店、タイマッサージ店の密集地帯なのですが、その中でもJ’sStoreは24時間営業という驚きのスタイル。朝から晩まで本格的なタイ料理が食べることができるとんでもないお店なのです。
全く日本人向けにしていない現地そのままの味は、タイ料理好きにはたまらない美味しさのものばかり。お店の雰囲気も日本らしからぬ現地感ですが、微笑みの国ですから怖がることはありません。入ってみればとても楽しいですよ。
▲パネンムー
5月末には2号店のJ’s Cafeもすぐ近くにオープン。流行のタピオカミルクティーもタイスタイルで楽しめます。
他にもあの有名店やこの新店があるじゃないか! と思った方もいらっしゃることでしょう。僕もまだまだ紹介したいお店が沢山あるのですが、それはまたの機会にということにしましょう。
とにもかくにも6月2日は横浜カレー記念日。横浜エリアでカレーを食べるも良し。横浜が遠いという方は、都内のカレーイベントで食べるも良しですよ!
AKINO LEE カレーおじさん\(^o^)/
ヴォーカリスト、パフォーマーとして自身の活動の他、様々なアイドルの作詞作曲振付プロデュースを担当。ヴォイストレーナーとして後進の育成にも力を注いでいる。
音楽ライターとしても各種雑誌、ムック本などで執筆を担当。また、カレーおじさん\(^o^)/としても知られ、年間平均1000食以上のカレーを食べてきた経験と知識を活かしてTVや雑誌など各種メディアにおいてカレーについて語っている。
http://www.akinolee.tokyo/