訪日ゲストを連れて行きたい温泉宿
年々増加する海外からの訪日観光客。でもいざ、「おすすめの日本旅館を教えて(What is your recommended Japanese Onsen Ryokan?)」って外国人ゲストに聞かれたら、自信を持っておすすめできる日本旅館を知っていますか?
そこで、自身も帰国子女で海外に友人が多いこともあり、お茶やお着物などの趣味を通じて日本文化を伝えているという音楽関連会社に勤務する沢瀉美緒さんに、外国人ゲストが喜ぶ要素を備えたホテルを教えてもらいました。
みんながHAPPY&ENJOY!
「ABBA RESORTS IZU – 坐漁荘」が外国人ゲスト受けする理由
音楽関連会社に勤務する沢瀉美緒さんがオススメするのは、伊豆・伊東 浮山温泉にある「ABBA RESORTS IZU – 坐漁荘」。
客室やサービス、温泉などの魅力は前記事でたっぷり教えてもらいましたが、今回はアクティビティと食事について教えてもらいました。
日本古来の香文化を知る「香り袋つくり体験」
平安時代にはお香を衣装に焚きしめて、香りを身にまとうことを楽しんでいたというほど、日本には古くから香りを愛でる文化があります。そんな香り文化の一端に触れられるとして、日本人客だけでなく外国人ゲストにも喜ばれているというアクティビティが「香り袋つくり体験」。
▲白檀、桂皮、丁子、山奈、甘松、龍脳といった香原料9種類を自分好みに調合。
▲木製の匙を使って調香します。
「最後にちりめんの袋に入れて、飾り紐で結べば完成! 香りは6か月〜最大1年ほど持続するので、クローゼットや靴箱などに置いて自宅で楽しめます。お土産にもぴったり。香りにまつわるトリビアや香りの効果についても説明してもらえるので、私たち日本人でも知らなかったこともあったりと、なかなか興味深いんです」(沢瀉美緒さん)
日本茶の個性を盛り込んだ世界観にWow!「ティーペアリング」
伊豆のある静岡県はご存知のとおり、お茶で有名な地。そこで、日本茶という素材を使った新しい食体験を、とスタートしたのが日本茶×フレンチの「ティーペアリング」。
山本晋平シェフが提案する「素材の味を活かしながら“足し算”をして、新たな価値を創ること」を体現したひと皿ごとに、日本茶がサーブされます。
「たとえば天城の鹿には、抹茶になる前の茶葉を使った日本茶が。不思議と磯の香りがして、日本茶の奥深さに感心しきりでした」(沢瀉美緒さん)
BARもKARAOKEもあるから、夜も楽しい♪
▲バー「宵待」の奥には、カラオケルームが2室。
SNS映えバッチリの和スポットもたくさん
▲本館玄関前
▲本館中庭
▲大浴場への通路
▲日本刀がディスプレイされているギャラリー「義の心」
▲ロビーには囲炉裏も。
1泊2日で和のおもてなしを体感してもらえる宿
「ABBA RESORTS IZU – 坐漁荘が外国人ゲストにおすすめの理由は、和と洋が見事なバランスで共存しているところ。部屋だって畳だけれどベッドだったり、食事も夜はフレンチで朝は和朝食、といった具合なので、とても居心地がいいはず。おもてなしも、もちろんジャパンクオリティ。すぐはだけてしまう浴衣も実は上下でセパレートされているタイプなので、初めて着る方でも安心です。大浴場の作法などに不慣れな外国人であれば、貸切露天風呂や露天風呂付きヴィラを利用すればOK。また、日本文化を体験できるアクティビティも充実しているので、おすすめです」(沢瀉美緒さん)
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【伊豆・伊東 浮山温泉「ABBA RESORTS IZU – 坐漁荘」(アバリゾートイズ ザギョソウ)】
静岡県伊東市八幡野1741
TEL:0557-53-1170
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