味噌に醤油に納豆、ぬか漬け、キムチ…日本の食卓には欠かせない「発酵食品」。最近では甘酒が美容に良いと注目されるなど、ブームが続いています。でも日本の各地域には知られざる発酵食品がたくさんあるんです! そんな日本47都道府県の発酵食品が一堂に展示されるという、摩訶不思議なイベント『Fermentation Tourism Nippon』が渋谷ヒカリエ8F、d47 MUSEUMにて4月26日〜7月8日まで開催されます。
「こんな発酵食品見たことない!」驚きに満ちたローカル食文化と出会えます
こちらが47都道府県それぞれの出展食品。キュレーターで発酵デザイナーの小倉ヒラクさんが全国を旅して収集した珠玉の発酵食品たちなのだとか。今回開催される展覧会では、これらがずらりと会場に並びます。
「八丁味噌」や「くさや」「奈良漬け」などはポピュラーですが、「明太子」や「くずもち」も発酵食品だと知っている人は少ないのでは? さらに「ごど」「あまぎゃあ」など、もはや聞いたことのないアイテムも…地元の人にはおなじみ、だけどもしかしたら地元の人でも知らないかもしれない、そんなローカル発酵食品と出会えるイベント、面白そう!
日本の各地に根付く食文化は驚きの連続!
例えばこちらは新潟県の「かんずり」の製造の様子。
まるで何かの儀式のよう…。ここは一体日本なのか? と感じてしまうこんな写真たちも、イベント会場で観賞できます。
展覧会では食品そのものだけでなく、その食品の背景にある地域の食文化や歴史を紹介。日本の食文化のディープさ、奥深さを知る貴重な展覧会となっています。
見るだけじゃなく、食べられる! 飲める! ワークショップや、毎週金曜は「角打ち」も
見るだけではなく、会場に展示された食品の多くはショップにて販売。手に入りづらいレアな発酵食品もお土産にできちゃいます! さらに、同フロアにあるd47食堂では、イベントとコラボレーションした定食を提供。こちらは4 /224(水)〜5/14(火)まで展開する「麹づくし定食」¥1,680。
さらに毎週金曜の夜は、こちらの食堂前にて日本酒の「角打ち」イベントも開催! 酒蔵さんによる解説が聞ける日もあるので、日本酒好きの方はぜひお立ち寄りを。
その他ワークショップやトークショーなど、期間中はイベントが目白押し。詳細はこちらからチェックを。
公式書籍も展覧会会場にて先行発売
全国の書店では5月下旬に発売予定の小倉ヒラクさんの著書で、展覧会公式書籍の『日本発酵紀行』も、会場ではいち早く販売。こちらは展示されているアイテムを含む、小倉さんの日本全国発酵の旅を書籍化したもの。なんと、予約申し込みが殺到し、校了を前に増版が決まったとか。ブレイクの予感!
会期は7月8日まで。イベント情報は随時更新中! 渋谷に行ったら立ち寄ってみよう
イベントの最新情報など、展覧会の詳細はこちらのホームページをチェック。2か月半と長期のイベントなので、展示にイベント、食堂にショップなど何度かぜひ立ち寄ってみて。
『Fermentation Tourism Nippon』supported by カルピス
会期:2019/4/26(金)~7/8(月) ※会期中無休/11:00~20:00 入場は閉館30分前まで
会場:d47 MUSEUM(ディ ヨンナナ ミュージアム) 東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ8階
電話:03-6427-2301/入場無料
主催:D&DEPARTMENT PROJECT
協賛:「カルピス」(アサヒ飲料株式会社)・株式会社環境ダイゼン・株式会社ビオック・株式会社糀屋三左衛門
協力:ALL YOURS