顔の中の線といえば「眉」と「アイライン」。実はこのふたつがキツい印象に見えるか否かのカギを握っているのです。毎日なんとなくメイクしてしまいがちなパーツだけれど、ちょっとしたアイテム選びや描き方しだいで洗練されたやわらかい顔に仕上げることは可能! 今回は「やわらかい眉」の作成プロセスをご紹介します♪
必ずできる!【やわらかい眉】の7STEP
【ふんわり毛並み眉】をつくりましょう
POINTは5つ!
✔︎ 角度はストレートぎみ
✔︎ 質感はのっぺりではなくふんわり
✔︎ 色は暗すぎない、まろやかブラウン
✔︎ 太さは時眉を生かしつつ、やや太めに
✔︎ 毛流れはキレイに整え、毛並みを強調する
全体はこんなバランスが◯
眉色が濃いとキツく見えるので、髪色より少し明るめが◎。また眉頭は目頭よりやや内側に、眉尻は口角と目尻の延長線上にくるのがベスト。
これだと眉が強すぎるので×!
使用アイテムはこの2つ!
【右】3色入りアイブロウパウダー
フィット感が高くてもちがよく、プチプラとは思えない機能性を備えた人気アイテム。3色を混ぜて自分の色をつくることができ、太&細ブラシ付きなのも魅力。〈カネボウ化粧品 ケイト デザイニングアイブロウ3D EX-4 ¥1,100(編集部調べ)〉
【左】透明の眉マスカラ
さらっと軽やかになじみ、美しい毛流れをロングキープ。〈RMK アイブロウジェル ¥2,500〉
【STEP 1】下のラインから描き、全体を水平ぎみに
眉山で急なカーブを描くシルエットはキツい印象に見えがちなので、水平(ストレート)ぎみの形が理想。また眉の下側に重心をおいて太さを出すことで、優しい印象に。細ブラシに中間色のパウダーを取り、スッスッと描き足して。
POINT:毛量が多い人は、最初にスクリューブラシで整えておくと◯!
最初に毛流れを整えると、毛の足りない描き足すべき部分が明確に。
おすすめスクリューブラシ
〈シャンティ チャスティ ソフトカーブアイラッシュブラシ ¥850〉
【STEP 2】すき間を埋める
上2色のパウダーを混ぜて細ブラシに取り、足りない部分を埋めていきます。そのまま眉尻まで描き足し、眉尻の先端はスッと細く。また眉頭1cmは最後に描くのでここでは空けておくのがポイント。
POINT:柄の長い本格ブラシを使うとさらに描きやすく!
おすすめの柄の長い本格ブラシ
眉尻などの繊細な部分も描きやすく、1本あるとずっと使える優れもの。〈ローラ メルシエ ブロウディファイナー ブラシ ¥3,000〉
【STPE 3】上のラインを整える
新たにパウダーは足さないのがポイント。ブラシに残ったもので上のラインをふんわり足し、輪郭を整えながら太さを出します。このときも眉頭1cmは空けておき、眉山まで自然に太さをプラスして。
【STPE 4】指で上のラインをぼかす
上のラインに「描いた感」が残っていると、顔から眉が浮いて見えるのでぼかしのひと手間を。指の腹を使って軽いタッチで眉頭から眉山までなで、自然に溶け込ませます。
POINT:眉が薄い人はさらにペンシルですき間を埋めて
おすすめアイブロウペンシル
ペンシルなのにのっぺりせず、パウダーに近い仕上がり。〈メイベリン ファッションブロウ パウダーインペンシル BR-2 ¥1,000〉
【STEP 5】眉頭を明るめパウダーで描く
眉頭1cmは、描いたか描いていないかくらいのバランスで仕上げるのが、やわらかいナチュラル美眉をつくる秘訣。太いブラシにいちばん明るいカラーを取り、ふんわりとなじませて。
【STEP 6】透明の眉マスカラで眉頭を軽く立ち上げる
眉全体を横にとかすのではなく、眉頭は生えている方向に沿って上に向かって流すのが正解。ここがしっかり立ち上がっていることで、顔全体がイキイキとフレッシュな印象に。
POINT:とかす前に軽くティッシュオフして
【STEP 7】眉頭以降は毛流れに沿ってとかす
ブラシを強く押し当てないように気をつけながら、眉尻に向かってスーッと軽くとかします。ツヤを出し、パウダーで描いたふんわり眉に凜とした雰囲気をプラスしながら、もちのよさもアップ。
Oggi3月号「必ずできる! やわらかい線で描く『眉とアイライン』」より
撮影/菊地泰久(vale./人物)、金野圭介(静物) ヘア&メイク/中山友恵(Three PEACE) スタイリスト/兵藤千尋 モデル/泉 里香 デザイン/Permanent Yellow Orange 構成/安井千恵
再構成/Oggi.jp編集部