最近、色々な所に素敵なワインバーが増えたような気がします。カジュアルなタイプのお店もオーセンティックなタイプのお店も選択肢が広がり、それに伴って飲みに行く時にワインバーを選ぶ機会も増えました。
今回は、ちょっと他のお店とは違う素敵なワインバーを職場のおじさんから教えていただいたのでご紹介します。
すべてが美味しい!! 居心地の良い元老舗ハンコ屋のワインバー
先日、2軒目に飲みに行くお店を探していた時に職場のおじさんから「ちょっと面白いお店があるんだよ。」と、他のお店とはひと味違うワインバーを教えていただきました。
お店の名前は「ワインバー杉浦印房」。八丁堀駅から徒歩約5分の場所にあります。
お酒を愛するご夫婦が始めた「ワインバー杉浦印房」。店名は、元々創業1871年の老舗印房であったお店の屋号を残していらっしゃるとのこと。代々受け継がれてきたものを大切に残していらっしゃるとても素敵なお店です。
店内にはL字のカウンター席とテーブル席があります。天井が高く開放感があり、インテリアもすっきりとしていながらも温かみがありお洒落で居心地の良い空間です。
▲まずはクラフトビール。
「田沢湖ビール(アルト)」。秋田県のビールです。クラフトビールが大好きでワインバーとわかっていても、つい注文してしまいました。初めて飲んだのですが、口当たりが滑らかで程よい苦みがあって美味しい。1杯目のお酒と一緒に、ビーツと大根のマリネを出してくださりました。
メニューを見てどれも食べてみたくて迷った結果、最初は小皿料理をおまかせで盛り合わせていただきました。(写真はメニューの1部)
▲上から時計回りに、安納芋のムース、鶏せせりと軟骨のアーリオオーリオ、いんげん豆とえんどう豆のブルーチーズあえ、半熟タマゴと自家製マヨネーズ。
全部ちゃんと美味しい。どの料理も素材の味を生かした上品な味わいで、ワインによく合います。
ワインは、お願いするとおすすめのワインをソムリエの奥様が持ってきてくださります。厨房の上を見上げると種類豊富なワインが並んでいます。
▲最初は日本の白ワイン。「アルガーノ ボシケ」。
ほどよい酸味があってすっきりしていてとても美味しい。
▲じゃがいもと2種類のチーズのとろとろグラタン。
この日に頂いたものの中で1番感動したメニュー。香りだけでもワインが飲めるのではないかと思うほど良い香りで濃厚なチーズに感動。思わずご主人に「これ、美味しいです!」と話しかけてしまった私に、優しいご主人が厳選したチーズを使っていらっしゃることを教えてくださりました。
▲アルザス地方料理シュークルート 豚バラ肉と自家製ソーセージの煮込み。
優しい味の煮込み。かかっている胡椒が良いアクセントになっていて、お肉やソーセージの旨みが全体に染み込んでいて美味しい。
▲赤ワインも数種類いただきました。
▲和牛ボロネーゼとマッシュポテトのオーブン焼き。
赤ワインに合います! 今まで食べてきたボロネーゼの中で1番上品で美味しいと思った一品。
ハンコも作れるワンバーってすごい!
そして、このお店は美味しいお酒とお料理だけではなく、はんこのメニューもあります。楽しくお酒を飲みながらオーダーメイドのはんこを注文できるのです。
飲みながらメニューを見ていた職場のおじさんが、「きみが目標達成できたらここで好きなはんこを作ってあげます!」と一言。
その瞬間、そういう素敵な使い方ができるお店だという事に気付きました。私も、友人や後輩、親戚などの人生の門出や節目(新社会人になるとか結婚するとか…)に、素敵なお店で美味しいワインと料理を楽しみながらオーダーメイドのはんこをプレゼントしようと思います。
この時期は、ホワイトデーのプレゼントにもいいかもしれません。
お店の一角にはんこの素材が綺麗にディスプレイされています。
実はこのお店、初めて訪れた時は2軒目のお店だったのでワイン2杯と小皿料理を2品のみしかオーダーしませんでした。その際にいただいたワインやお料理の美味しさ、素敵なお店の雰囲気に感動して、「ちゃんと1軒目から行って、色々と飲んで食べてみよう!」と思い、間を開けずに再訪したお店です。
1人でもゆっくりと楽しめる素敵なお店なので、仕事帰りに女性一人でさくっとワインを飲んで帰りたい時にもおすすめです。
Oggi.jp’s 小山香織
年金関係の職場で働く30代OL。女子大を卒業し、大学院生時代から美容関係の会社を経営した後、現在の職場に転職。女性ばかりの環境に暫くいたことにより、働く男性(おじさん)達の素敵な価値観に関心を寄せる日々。最近の趣味は、おじさん達の影響もあって楽しく飲むこと、食べること、ゴルフ、競馬。そして、女性らしさを忘れないためのホットヨガ。
今までおじさん達から教えていただいた社会を上手く生きる方法を綴ります。2018年4月からoggi.jpにてブログを執筆する“Oggi.jp’s(オッジ ジェイピーズ)”としての活動を開始。