普段やりがちな冷凍・解凍間違いあるある
食材を長期保存するうえでとても便利な冷凍保存。でも、自己流で冷凍・解凍をしていませんか?
・買ってきたパックのまま冷凍
・賞味期限直前に冷凍
・常温での解凍
西川さんによると、特にこれらの行為は、鮮度を保つ、おいしく食べる観点で間違い。
それでは、正しい冷凍・解凍保存のポイントとは…?
正しい冷凍と解凍のポイント
【冷凍】
一度冷凍庫に入れたらいつまでも保存ができると思ったら大間違い。冷凍保存後は、基本的に一ヶ月以内を目安に使い切るのがベスト。
Point1.鮮度のよい状態で冷凍する
食材が傷みそうになったら冷凍しようとする人も多いと思いますが、それはNG。特に野菜・お肉・魚のような生鮮品は、時間とともに味がどんどん落ちます。買ってきた日もしくはその翌日に使わない場合、できるだけ早めに冷凍しましょう!
Point2.空気に触れないようにする
買ってきたパックのまま冷凍すると、食材が空気に触れ、乾いて味が落ちてしまいます。そのため、食材はラップで包んで保存袋に入れ、空気を抜いて冷凍室へ入れましょう。
Point3.薄く平にして冷凍する
冷凍するうえで大切なことは、できるだけ早く凍結させること。そのために、一回で使い切れる量に小分けして冷凍しましょう。均一に凍結ができて、解凍時間の短縮にもつながります。
【解凍】
Point4.氷水か冷蔵庫で食材を均一に解凍する
常温や電子レンジで解凍をすると、表面だけが解凍され、食材を均一に解凍できない可能性があります。このような解凍ムラは、細菌が繁殖する原因になることも…。正しい解凍方法は、氷水解凍と冷蔵庫での解凍の2つ。
・氷水解凍のやり方
大きめのボールにたっぷりの氷と水を入れて、冷凍した食材を保存袋に入れたまま沈めます。低い温度で早く解凍できるので、うまみ成分の流出を少なく抑えることが可能。
・冷蔵庫での解凍のやり方
食材を使う日の前日や出勤前に冷蔵庫に入れておきます。低温でゆっくりムラなく解凍できます。
【冷凍の裏技】
あらかじめお肉に下味をつけて冷凍すると、調理時間が短縮するだけでなく、調味液でお肉の表面がコーティングされるので乾燥を防ぐことができます。なお、糖分には保水作用があるので、みりんや砂糖、はちみつなどを調味液に加えると、調理したときにお肉がパサつかず、しっとり仕上がります。
情報提供元/旭化成ホームプロダクツ株式会社
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