スタイリストの金子綾です。
新しく始めさせていただくこの連載では、
普段なかなか、誌面やインスタでは掘り下げることのない、私の中のちょっとしたこだわりや、アイテムに対する想い、今気になるもの、を私の言葉で紹介させていただければと思っています。
クローゼットにハットはたくさんあるのに、
なんだかどれもしっくり来ない・・・。
ちょっと前までは、単調なコーディネートに
中折れ帽やストローハットを被れば着こなしが完成したけれど、
今年は何かが違う・・・。
その理由はきっと、生活スタイルと、流行、季節もあいまって
コーディネートがどんどんカジュアルに、ジェンダーレスになっているから。
そんな時、リースの合間に寄ったWhim Gazetteでセレクトされてたカンカン帽が
気になって被ってみたところ、これがとてもしっくりきた。
カンカン帽はガーリーで若い子のイメージがあったけど、色や形に気をつければ
大人もイケる!と判明。
私の中で、Tシャツ×デニム、タンクトップ×チノパンをただのカジュアルで終わらせない、
マストアイテムに昇格♡
小さな面積だけど、自分の中では女らしさを保つ重要な要素の一つです。
スタイリスト
金子 綾
1979年生まれ。大学卒業後、女性誌のエディター見習いからスタイリストの道へ。現在はOggi を中心にさまざまな女性誌で活躍するほか、ブランドとのコラボ商品開発などにも携わる。程よくエッジが効きつつもリアルなアイテムを選ぶ審美眼に注目が集まっている。スタイルブック『a nuance』(小学館)が発売中。Instagram:@ayaaa0707