CA時代、一番厳しくチェックされていた身だしなみの1つが「口もと」。メイク、ネイル、髪型、靴の輝き、そしてスカートの丈に及ぶまで、毎回女子高のように身だしなみチェックがありました。そしてその中でも口紅をきちんと塗っているか、そして血色悪い色ではないか、は重要なポイントだったんです。
淡いかわいらしいピンクやオレンジ、ベージュ系の口紅を塗るとなんだか体調悪く見えてしまう昭和顔のわたし。。。なので、昔から口紅は基本赤! ただし、しっかりした色をつけると、何か飲んだ時に口紅がグラスにべったりつくことが気になるんですよね。さらに、色が落ちてしまった時の唇の寂しさったらない。
パウダールームに行くためにしょっちゅう席を立つのもなんだか失礼な感じがするし、お直ししたばっかりだときれいなグラスにまた色がついてしまい、大人のマナーとしてどうなのかしらとかも考えてしまいます。しかも周りの男性によると意外にリップマナーって見ているらしく、グラスやクロスについた口紅を見るとがっかりする。。。のだとか。
でもおいしいものを飲み食いしながら、いちいち唇のことなんて気にしてられないのがわたしたち女子の本音だったり(汗)。
そこでわたしが最近愛用するようになったのが、イヴ・サンローラン・ボーテ「タトワージュ クチュール」 。 グラスに色がつきにくく、色持ちも良くて、とっても軽いつけ心地♡
まるで絵具で絵を描いているような気持ちいいつけ心地
わたしが初めてこのタトワージュ クチュールを使ったときの感想、それは「気持ちいい」♡ この高濃度のインクにも似たピグメントで唇に絵をかくような感覚、それがツボ。使った人にはきっとわかって頂けると。。。
アプリケーターの先端にはこのようなアングルがつけられていて、これがまたとても塗りやすいんです。実はこのアングル、唇のカーブに沿うように緻密に計算されていて、誰でも思うように美しいリップラインが描けるんだそう!
唇のカーブって意外となぞるのが難しくって、よくはみ出たりラインが曲がっちゃっていたから、こういう気配りのあるデザインは本当に嬉しいですよね。ひと塗で鮮やかな発色。質感は落ち着いたしっかりマット。軽くティッシュで抑えるだけでグラスに色移りしにくい優れもの!
わたしが使っているのはきれいな発色 ルージュ タトワージュ(No.1)。全18色のカラーバリエーションだから、きっと自分にしっくりくるカラーが見つかるはず!
リップラインをより美しく描けるライナー
誰でもうまく描けるように緻密に計算されたアプリケーターとは言っても、わたしはどうしても色がはみ出てしまうのよ! と半ば諦めている方、大丈夫です。こちらの助っ人に甘えちゃいましょう。
タトワージュ クチュールで色を塗る前にこのリップライナーで唇のカーブを一周囲っておけば、はっきりとしたガイドラインが先にできているのでメインの色もはみ出ることもなくきちんと塗れ、リップが一層きれいに仕上がります♡
これさえあれば次のデートは真っ赤な唇でも、思い切り飲んだり食べたりできます! 男の人って、遠慮がちな女性より、楽しそうに喜んでいる女の人を見ているのが好きらしいですよ。惚れ直されちゃうかもしれません♡ ぜひ試してみてくださいね。
文・写真/有田千幸
初出:しごとなでしこ
有田 千幸
ニュージーランド オークランド大学卒。その後、台湾の航空会社でCAとして9年間乗務。現在は建築設計事務所のプレス。1983年生まれ。MISS WORLD JAPAN 2005 ファイナリスト。IG @chiyuki_arita