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2018.09.24

私が映画『プーと大人になった僕』に夢中になった理由

なでしこリポーターズ柳沢佳澄の映画コラム。今回は『プーと大人になった僕』。

OLも夢中になった! 映画『プーと大人になった僕』の魅力とは…!?

こんにちは! なでしこリポーターズの柳沢佳澄です。

先日、9月14日に公開されました、映画『プーと大人になった僕』を観てきました。

映画『プーと大人になった僕』

誰もが知っているディズニーの人気キャラクター、“くまのプーさん”の実写映画なのですが、奥が深くて、なでしこ世代の私たちに響くコトバや癒しがぎゅっと詰まった、最高に幸せな映画なのです!!

ストーリーはというと…くまのプーさんたちと子供の頃遊んでいたクリストファー・ロビンが大人になってからのことを描いています。クリストファー・ロビンは社会人、そして夫、父親になっているところからスタートします。父親として家族を守るため、自分の大切なものを守るために仕事に取り組むのですが、家族との仲や絆がぎくしゃくしてしまいます。

仕事も家族ともうまくいかない状況に“What to do, what to do…(どうしたらいい…)”と悩んでいた彼の目の前に現れたのが、100エーカーの森から出でてきたかつての友達プー。

突然の出来事に驚きつつ、プーのお願いを聞き、再び100エーカーの森に戻るクリストファー。そこでプーと仲間たちに再会し、今まで忘れていた子供の頃の記憶や遊ぶこころ、何が一番大切なのか、それらをどう大切にすればいいのか、気づき始めます。そして起こるある出来事が、プーと仲間たち、そしてクリストファー・ロビンや家族を巻き込んだ大騒動へと…という物語。

■ここが好き1:プーの姿に癒される

まず、プーと仲間たちの姿が可愛くて癒されるのです。ディズニーのアニメーション映画でおなじみのプーは、クリストファー・ロビンのぬいぐるみ、ということで、実写版でももふもふは健在です。しかも単なるもふもふ、ではありません。大人になったクリストファー・ロビンが再会する彼らですから、年月が経っているもふもふなのです。すこし毛がよれてしまっていたり、汚れてしまっているように見えたり。そこがとても自然! 年月が経ち容姿に変化があっても、心や中身は変わっていない、ということが強調されていて、キャラクターの魅力が際立ち、愛おしさ満点!なのです。

■ここが好き2:クリストファー・ロビンの家族の姿に共感

また、クリストファー・ロビンやその家族にも共感ポイントがたくさん。クリストファー・ロビンは上司からの無理難題に頭を抱え、休日出勤し、家族との時間も取れなかったり、一人娘もお父さんであるクリストファー・ロビンに喜んでほしい、一緒に過ごしてほしいと思うけれど、うまく伝えられなかったり。それぞれの立場の気持ちが痛いほどわかります。私と同じ、しごとなでしこ世代の皆さんには共感してもらえるはず。私はどの立場のキャラクターの気持ちにも、“あぁわかる、その気持ち…”と何度もうなずいてしまいました。

■ここが好き3:純粋でまっすぐなプーのコトバ

そして一番のポイントは、プーがふと発するコトバたちなのです。クリストファー・ロビンは大人になり、仕事に追われ、大切なものを見失いがちな日々を過ごしていました。一方、純粋で、心が優しく、感じたこと、思ったことはまっすぐコトバに出すプーの、一言一言がクリストファー・ロビンに響きます。

「仕事が大事なんだよ」と話せば、「それは僕の赤い風船より、大切なもの?」と聞く。プーにとって、赤い風船は幸せになれる宝物であり、クリストファー・ロビンにとっての「風船」、つまり宝物は家族のはずなのですが、仕事が家族よりも大切なの?と改めて尋ねます。

また、100エーカーの森を離れる青年のクリストファー・ロビンは、プーにこう語りかけます。「これからは一緒にいられないんだ。離れてしまうけれど、プーのこと、忘れるわけないさ、忘れないでね?」と。実は大人になった彼はすっかり忘れてしまっていたのですが、プーは再会したとたん、「僕は毎日、ずっと君を想ってたよ」と話します。大切な人やものは、離れ離れになってもココロの中にいつもあるよ、というメッセージを、静かにそっと伝えるのです。

忙しくて、ふと考えたり、感じたりしたことに目を向ける時間がなかなかない昨今ですが、そんな今だからこそ響くコトバを、プーが静かに、丁寧に届けてくれます。プーが言うからこそ、ストンとココロに染みるのかもしれませんね。

映画『プーと大人になった僕』

■ここが好き4:字幕が秀逸

そんなコトバではもう一つ、注目なのが翻訳。プーは“おつむが小さい”から(と、映画の字幕でも多数でてくるのですが)、正しく言葉を言えないことがあります。例えば、探検のことは“トンケン”!。実は英語でも似たような言葉遊びをして、子供ことばをうまく表現していて、字幕でもその良さは健在! 随所にそういった言葉遊びをいかした字幕が観られます。

個人的にプーが発したコトバで一番好きになったフレーズはこちら。

『今日がまだ“明日”だったとき、“明日”は手が届かないように思っていたんだ。』

明日という未来はまだ手が届かないように感じても、少しずつでも、未来は着実に手の届くものになっていくんだ、という前向きなコトバ。少しずつでも、前を向いて、自分にとって大切なもの、自分にとっての“赤い風船”を大切にしながら、時間を大事に過ごしたいと思えるコトバです。

あなたの“プー”と“風船”に会いに行きませんか? 各劇場で絶賛上映中の“プーと大人になった僕”、ぜひ観てみてください!

初出:しごとなでしこ

柳沢佳澄 なでしこリポーターズ

趣味はミュージカル鑑賞、料理。ピラティス。紅茶好きが高じて「紅茶検定」初級を取得。その他、通訳案内士、アロマテラピー検定1級、食生活アドバイザー3級などの資格を持つ。


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